おおさきだよりメルマガ189号(通算473）2017(平成 29)年7月号
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おおさきだより メルマガ 189号 （通算473）
２０１７（平成 29）年7月号
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*****＜今月のことば＞**************************************
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◇◇ 広くて深い心のぬくもり 田中 さくら ◇◇
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「嫁姑問題」は、結婚すると女性にとって避けて通れない問題だなんて言われることもありますが、私は姑である繁美先生（ここでは母と言わせて頂きます）からは優しさ、温かさをたくさん頂くばかりでした。私を本当の家族として受け入れて下さり、「嫁と呼ばれて嫌じゃない？」と気遣って下さることすらありました。こんなに幸せな嫁はいない、と常々感じていました。
そそっかしくて大雑把で、掃除や整理が苦手な私であっても、母は叱るようなことはありませんでした。食器を割ってしまった時も「命あるものには必ず終わりがあるから･･･」と言ってけして私を咎めませんでした。草木や小鳥に優しく話しかけたり、食物の少しの部分も粗末にしないよう努めておられる姿から、「天地のいのちすべてを大切にする」という、天地の道理の中に生かされているものとしての生き方を教えて頂きました。
裁縫道具箱に、母の字で「いのちを全うするとは」と書かれた紙が入っていたことがありました。包装紙で封筒を作ったり、リボンはカンボジアの子供たちに文具を贈るラッピングに使えるからとキレイに保管したり、着なくなった服や不要な布切れは「捨て布巾」として掃除に使ってから捨てるなど、物のいのちを最大限に生かし、最後まで大切にするということを心がけていた母。病が進行する中、自身の命を見つめながら書いたのでしょうか。こうして母は、私にふるまいやその求め続ける姿勢で、大切なことを教えてくれました。
「人を祈る」「人に優しくする」ということもその一つでした。夜、暗くなったお広前に座り、じっと心中祈念をしている姿を初めて見た時、まだ教師になる前だった私は、神々しさと祈りの持つ強さを感じ、衝撃を受けました。
また、母の優しさは筋金入りでした。人に優しく接するということは大切なことですが、上っ面で優しく接して、内心で悪態をついていたり、後から悪い気持ちが出てきてしまうこともあると思います。母の優しさは、魂からの優しさというのでしょうか、表面の優しさだけでなく、広くて深い心を持っているからこその優しさでした。どんな時でも深い心で接して下さり、その度に相対する自分の心の狭さに気づかされ、恥ずかしくなることもありました。しかしそれで自分が嫌になるというよりは、とことん温かい気持ちにならせてもらえる、そんな優しさでした。そこには相手を責める気持ちが寸分もなく、ただただ相手を思いやり、根底に祈りがあったからだと思います。
「どんな時でも相手を祈り通していきましょう」―母から頂いた大切な教えです。
私は、最期の一週間が忘れられません。４月16日のご大祭の日、点滴をしながらお参りすることができた母。毎日熱が出て、食欲も落ちていたのに、その日は寝室でお直会を「美味しい」とキレイに頂くことができました。翌日、青年教師会の懇談会から帰って、私がああだったこうだったと話すのを、熱があって辛い中、わざわざテレビを消してウンウンと丁寧に聴いて下さいました。そして翌日の火曜日、昏睡状態に陥りました。酸素マスクの濃度を上げて、点滴を続行。すると、夕方には意識が戻りましたが、脳症を発症していて朦朧とし、家族のことはわかっていませんでした。真人先生が食事の介助をすると、一口食べるごとに美味しい美味しいと感動してくれました。家族が何かお世話をすると「ありがとうございます」と可愛らしくお礼を言っておられました。水曜日の夕方、一歳の息子がいつものように母の部屋に遊びに行くと、「かわいいね、はるくん、かわいいね」と言う母の声。「陽喜がわかるんですか!?」と問うと、母はコクリと頷き、目からはひとすじの涙が流れ落ちました。その日の夕飯は、母が楽しみにしていた今年初めての、たけのこご飯。何もかも美味しいと大変喜んでくれました。そしてその食卓で、「こうして段々とゆきますので･･･。皆さん今までお世話になりました。嫌がらずにお世話してくれてありがとう」と仰いました。私は受け止め難く、何とも言えない気持ちでした。その直後、無意識に私がアトピー性皮膚炎の腕をボリボリ掻いていたようです。それを見て「かわいそうねぇ、何とかならないかしらねぇ」と言って下さったのです。自身が昏睡から覚めたばかりで、しかもお別れをしようとしている時に、そうして私の心配をして下さる･･･こんなことって、できるでしょうか。母から頂いた多くの優しさは、今も私の心の中でぬくもりを持ち続けています。
母が亡くなってから、息子の陽喜は、何もない所を指して「ばぁば、ばぁば」と言うようになりました。その度に、あぁ、すぐそばにいて下さるんだな、と感じます。
母だったらどうするだろうか？お母さんなら怒らないな、なんて、及ばずながら母の影を追い求める私の心の中にも、母はずっと生きていてくれることと思います。
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＜７月のこよみ＞
6日(木) 朝10時 月 例 祭
7月のお誕生日の方は玉串をお供えしていただきます
教話 「私の頂いている金光大神の信心」本郷教会長 西村夏夫先生
9日（日）おおさきセミナー 「繁美先生から学んだこと・思い出」
11日(火) 昼2時46分 震災から6年4ヶ月目の祈り
15日(土) 朝10時 月 例 祭 （平和集会のため日程を変更しています）
16日(日)朝11時 東 京 平 和 集 会 （東京教会にて）
いわおフォーゲル隊は10時教会集合・出発です。
16日（日）〜31日（月）信 行 期 間 「人のことを祈る稽古」
20日(木) 朝10時 手作りの会
20日(木)〜21日(金) わさび会 富士登山
22日(土) 朝10時 役員会(8月度)
昼1時 わさび会 暑気払い （大人一人2千円・子ども無料）
ビアガーデンを開催します ぜひご参加ください☆
26日(水) 朝10時 月 例 霊 祭
7月のみたま様ゆかりの方から玉串をお供えしていただきます
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第34回金光教東京平和集会
「子どもの人権
―いま私たちが、子どもたちのためにできること―」
日時 ： ７月16日(日)11:00〜15:30
場所 ： 金光教館（秋葉原）/千鳥ケ淵戦没者墓苑
○学びのひろば（11:00〜）
「子どもたちが兵士となって戦う国」、「子どもたちに充分な教育環境が行き届かない国」、「豊かさの陰に子どもたちが埋もれてしまう国」それぞれの現実について、大人と子どもとが一緒に学び、自分たち一人ひとりにできることは何かを考えます。
○平和行進（13:30〜）
平和を願って、秋葉原より千鳥ケ淵戦没者墓苑に向けて行進します。暑さ対策と歩きやすい服装をご準備ください。
○戦争死者慰霊・平和祈願祭（15:00〜）
戦禍で命を落とされた方々に思いを寄せ、お悼み申し上げるとともに、霊様達の声なき声に耳を傾け、その思いを引き受け改まり、二度と同じ過ちを繰り返さないようお誓い申し上げ、世界真の平和実現を神様に祈ります。
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【第29回チャリティーバザー予告】
９月３日(日) 開催します！
（９月２日(土) 前日準備をします。）
力を合わせてお役に立たせていただきましょう ！
販売スタッフ、模擬店スタッフを募集しています。
また、月例祭後など、随時提供品の仕分けやチラシのポスティングを行います。
皆様のご協力をお願いいたします。
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【おおさきセミナー】
７月９日（日）10時〜17時（目黒雅叙園にて）
テーマ 「繁美先生との思い出、繁美先生から学んだこと」
9日(日)午前１０時教会出発。
車で往復します。
参加費 ： 3，500円
（食事・見学料等として。信徒会からの補助を含みます。）
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【秋の御本部団体参拝(生神金光大神大祭)】
9月30日（土）〜10月１日（日）
教祖様ゆかりのご霊地金光へ、
皆で参拝させていただきましょう！
・費用 ３万８千円程（交通費、宿泊費、食事代）
・申込み〆切 ７月２６日（水）
・宿泊：コンフォートホテル岡山
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＜金光教の時間＞ ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分
ニッポン放送 日曜日 午前4時30分 制作・金光教放送センター
シリーズ「教会の先生のお話」
7月２日 第４回 心のよりどころ
シリーズ「ご信者さんのおはなし」
7月９日 第1回 大晦日のお祭り
7月17日 第2回 広やかな世界へ
7月24日 第3回 いのちのバトン
7月31日 第1回 夢が持てる幸せ
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＜気功教室＞ 毎週木曜日 夜７〜８時 １回200円
練功十八法、三線放鬆功、十三勢太極気功他
毎週木曜日 夜7時〜8時
７月６日、1３日、２０日、２７日
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金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越５丁目13-10
TEL (03)3782-0049
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
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