| モロさん、 連休って、お広前も、ですか。 門前雀羅、いやスズメさえ来ません。(>_<)
>学院時代、三宅先生が授業で高橋正雄先生に食らいついて、丁々発止のやりとり >をしていたのが、とても面白かった、という話を聞いています。
私の父がある日、本部で正雄先生にお会いしたとき「あんたの息子は、いつもワシの顔を睨んどる」と言われたと申しておりました。 とても「丁丁発止」とは申せませんが、なんとか「へこまして」やりたいと思っていたことは確かでした。しかし、大横綱に幼稚園児がかかっていくようなもので、クシャミをしたら、どこかへすっ飛ばされるようなことで、まったく勝負になりませんでした。でも、今思うと正雄先生のすごさは、そんな若造にも姿勢だけは本気であったことです。いや、ひょっとしたら「本気らしく」と申したほうが正確だったかも知れません。 自分の誕生日に「何か書いてください」とお願いに行きましたら、「何を書くんなら‥」とおっしゃり、『何もあるのでない 何もないのでない その時その事 あいよかけよで』と揮毫していただきました。吉川英治の『やさしい むずかしい』の扁額と同様、私の部屋に掲げて、今もなお、睨んでいますが、ビクともしません。 信・行・学に秀でた、あのような巨人には、めったに出会うことはありませんね。
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