| 金光教の教団がイラク戦争の即時終結を願って新しく声明を発表しました。 _________________
イラク戦争の即時終結を願って 金光教は、去る3月10日、イラクに対しての武力行使は、いかなる理由があろうとも、けっして容認できるものではないとの立場から、「イラクへの米国の武力行使に反対する声明」を表明いたしました。しかし、3月20日、米国・英国は、イラクへの戦闘を開始し、今や、多くの人々が犠牲となる悲惨な事態を招いています。 私たちは、このような惨事に対して、深い悲しみを覚えるものであり、犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表するとともに、一刻も早い終結を求めてやみません。 私たちは、世界の人々が天地の中に生かされる者同士として共存できていくよう、お互いの違いを認め、英知を出し合い、対話の努力を積み重ねていくことでしか、真の平和への道はないと確信します。 金光教は、教祖金光大神の教えに基づき、世界の平和と人類の幸せを強く願うものであり、戦争によって、尊い人命が奪われ、天地自然が破壊されていく悲惨な事態が繰り返されることのないよう祈りをこめ、戦争の即時終結と武力によらない平和的解決を望むものであります。
平成15年3月27日 金光教教務総長 鈴木 甫
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