| 平和活動センターから、下記の案内がありました。 _______________________
米国のイラク攻撃に関わる緊急集会
KPAC・金光教平和活動センターでは、米国を中心にしたイラクへの武力行使に関わる緊急集会を開催することにいたしました。 このたびのイラク攻撃問題は、一昨年の9月11日に勃発した米国同時多発テロを契機に、にわかに緊張を高めた国際の平和に関する重大な問題であり、世界的な反戦、非戦運動が展開されている中での実力行使は、世界平和を根底から脅かす危機といわざるを得ません。 こうした中でKPACは、先に国際協力NGOとして、国内NGOのネットワークを通じて小泉首相及び米ブッシュ大統領宛の要請文「私たちはイラク攻撃ではなく平和的解決を求めます」の賛同・署名運動を行い、さらに独自の取り組みとして「子どもたちの非戦メッセージ」を、米国大統領宛送る運動を開始しました。 そして、教団では3月10日、教務総長名による「イラクへの米国の武力行使に反対する声明」が各報道機関当に発せられ、金光教としての態度が表明されました。 私たちは、このたびの問題を国際政治や国連など国際関係の問題としてだけではなく、一人ひとりの信仰の問題として受け止め、世界の現状を明らかにしながら、教祖・金光大神の教えに基づいた世界の平和と人類の助かりが実現されていくための、より実践的なあり方を求めていきたいと考えます。
〜米国のイラク攻撃に関わる緊急集会〜 テーマ @イラク攻撃に向かう世界の潮流−世界はどこに向かおうとしているのか− A私たちはこの問題をどのように受け止めるのか−金光教の信仰は何をもって反対するのか− B私たちが出来る行動とは何か
第1回 と き 3月29日午後6時30分〜7時30分 ところ 金光教本部教庁1階ホール コメンテーター 荒木美智雄氏(筑波大学名誉教授) 熊田 信道氏(御幸教会)
第2回 と き 4月3日午後3時〜4時 ところ 金光教本部教庁1階ホール コメンテーター 三宅美智雄氏(常磐台教会) 坂本 忠次氏(関西福祉大学教授)
第3回 と き 4月6日午後3時〜4時 ところ 金光教本部教庁1階ホール コメンテーター 田中 元雄氏(大崎教会) 嶋中まさ子氏(愛知川教会)
〜緊急アピール〜 武力によらない世界平和の実現に向けたあり方を求める署名を米国ブッシュ大統領に送ろう
当日は、下記声明文を発表し、参加者の皆様の署名をお願いします。また、この署名運動は、全教各教会宛に届けられ、4月末日までに郵送して頂くようお願いしています。
KPAC声明
KPACは、世界平和の実現に向けて武力行使による問題解決ではなく 平和的解決を求めます
米国のイラク攻撃に関する緊急集会 特定非営利活動法人 金光教平和活動センター
一昨年の9月11日、米国同時多発テロの勃発によって、その後の世界は再び武力による争いに巻き込まれました。そして、このたびイラクへの先制攻撃を主張する米国政府は、武力行使に反対する国際世論を退け、しかもそれまでは「抑止」力に位置づけられてきた核兵器を「使用可能」のオプションに引き上げてまで、武力による制圧と覆滅に向けて急激に傾斜しています。 世界は二度にわたる世界戦争の惨害から、将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳に関する信念を改めて確認したところに国際連合が生み出されました。その目的は国際の平和と安全を平和的手段によって実現することを原則にしているはずです。 しかしながら、現在の米国政府は、こうした国連のコンセプトから自ら逸脱し、唯一の超大国の孤立主義をもって、反米諸国に対する武力による威嚇と攻撃に向けた準備を整えていることに対しては深い憂慮を禁じ得ません。 私たちは、人道上の立場から、国家、民族、宗教などの違いを認め合い、国際間の対立などの危機に際しては、国連憲章の原則に立ち、対話による相互理解の促進と協調の上で問題が解決されることを強く望みます。
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