おおさきだよりメルマガ183号(通算467）2017(平成 29)年1月号
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おおさきだより メルマガ 183号 （通算467）
２０１７（平成 29）年１月号
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*****＜今月のことば＞**************************************
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◇◇ いのちをも救う魔法の言葉 教会長 田中 元雄 ◇◇
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世界の人口は現在73億7千万人を超えているとのことです。そして、毎年7800万人、1日に20万人、1秒に2.47人ずつ増えているそうです。人口爆発は水や森林、食糧などの資源不足や枯渇、病院や学校の不足による生活の質の低下、地球温暖化による環境破壊等々を惹き起こし、人の生活が、太陽と地球からの恵みを、超えそうです。
戦争なんかしている場合ではありません。奪い合い、独り占めでなく、分かち合って、共に生きていく智恵を出さなくてはなりません。
人間も動物も植物も、全宇宙で唯一の、137億年の中の一瞬の生命です。今生きている、それだけで奇跡的なことです。
国連は2016年度版の「世界幸福度報告書」を発表しました。世界で「最も幸せな国」にはデンマークが輝き、２位はスイス、そしてアイスランド、ノルウェー、フィンランドと北欧諸国が続きました。内戦が続くシリアは157ヵ国中156位です。日本は53位。世界有数の経済大国なのに、人々は余り幸福とは感じていないようです。そして大切な生命を自ら葬る自殺者が多い。一昨年の自殺者の数は２万４千人強です。
物質的に豊かになっても、家族を始め社会における人間関係はバラバラとなり、心が枯れてしまって、多くの人が孤立し、生きる意味が分からなくなって、いっそ消えてしまった方が、と思いつめるようになっているのです。
少し前のことですが、テレビ番組で自殺をテーマに特集を組んでいました。その中に、自殺未遂を図ったけれど奇跡的に助かり、その後も鬱々とした日を送っていた人がたまたま出会った人にかけられたひと言で甦り、今では同じ悩みをもつ人のカウンセリングをしているＳさんという人のことを、再現ドラマやインタビューを交えて取り上げていました。
Ｓさんは、地方の物流会社で将来を嘱望される30代のエリート社員でした。営業を担当し、成績はつねにトップクラス。入社４年目に業界最大手の会社に出向を命ぜられました。２千人に1人という大抜擢でした。栄転を機に付き合っていた女性と結婚。まさに順風満帆の人生でした。
意気揚々と出社した新しい職場。待っていたのは想像を絶する激務でした。担当する取引先の数は30から一挙に10倍に増えました。Ｓさんは朝早くから夜遅くまで仕事に打ち込みました。しかし、やがて夜眠れなくなるなど、体に変調を来します。病院での診断はうつ病でした。医師からはしばらく休むように勧められましたが、迷惑はかけられないと働き続けました。症状は悪化の一途をたどります。結局３年後に会社をやめ、その間に離婚しました。
Ｓさんは言います。「離婚は大きかったですね。心に穴が開いて、将来が見えなくなって、希望がゼロになっちゃったんですよね。その頃から死ぬということを意識し始めました」
仕事をやめて半年たったある日、Ｓさんの足は近所のマンションの屋上に向かっていました。
「その時は、まったく躊躇しなかったですね。これで解放されるんだと」
Ｓさんは骨折など大ケガをしましたが、一命をとりとめます。その後もうつ病は一進一退をくり返していました。
そんなある日のこと、治療の帰りに乗った電車で、人生を変える大きなひと言に出合います。目の前におばあさんが立っていました。それに気づいてＳさんは席を譲ります。その女性は腰を下ろすとＳさんにこう言いました、「ありがとう」と。
「降りるまでの20分くらいの間、そのおばあちゃんが、私に対して、ずーっと満面の笑みで、『ありがとう』と何回も言ってくれたんですね。ほんとうに、あたり前のことばがすごく大きかった。こんな自分でも、ちょっとだけ人の役に立てたんだな、というふうに思えて…。存在価値ゼロだった自分に、ほんのわずかだけ、存在価値が感じられたし、まったくなかった将来への希望が、ほんの少しだけ芽生えたんですね」
絶望の淵からＳさんを救ったことば、それはすなおな感謝の気持ちを表したひと言でした。その後、Ｓさんは資格を取って、うつ病のカウンセラーをしています。自分でも何か人のためにできることがある、と生きる喜びをかみしめています。
「一回人生をあきらめたんですけどね、結果的に今生きてて良かったなあって、心から…」ここまで言ってＳさんは絶句します。そして目からあふれる涙を光らせながら、「生きてて良かった……。」
Ｓさんは、自分は一人ではない、いろいろな人とかかわり合って、支えつつ、支えられつつ、時には迷惑をかけて、一緒に生きていくことができたら、それが幸せなんだ、と実感しているといいます。人は一人で生きているのではない。人と共に、助け合い、支え合って生きているのです。人に喜んでもらえることが、私の喜びになります。「ありがとう」ということばは、それを実感し、確かめ合うキャッチボールにもなります。
「死にたい」という思いの背後には、「助かりたい」「生きたい」といういのちの叫びがあります。そばにいる人がそのサインに気づいて、傍らに寄り添ってくれたら、死なずにすむかもしれない。
激励、助言、説教ではなく、ただひたすら傾聴するだけで、どれほど人が助かることか。
お道の先輩の先生から教えられました。「取次者は、難儀な人の訴えを、『痛かろうなあ』『つらいだろうなあ』と思って聞いているようなことではお取次にならない。訴えてくる人の苦しみをわがこととして『痛い！』『つらい！』と共感し、その思いそのままに神様に向かわなければならない」と。
取次の場だけではありません。人の話でも、ことばを聞くのではなく、心を聴くことが求められているのです。心の耳をもって、相手の魂の叫びに耳を傾けること、これがいま求められているのです。
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＜１月のこよみ＞
1月1日(日・祝) 朝11時 元 日 祭
6日（金） 朝10時 初 祭
1月のお誕生日の方は玉串をお供えしていただきます。
7日(土) 朝10時 信徒会役員会
6日(金)〜2月3日(金) 寒 信 行 テーマ 「ありがとう」
11日(水) 昼2時46分 震災から6年10ヶ月目の祈り
15日（日） 朝10時 月 例 祭
引き続き 信 徒 会 総 会
引き続き 新 年 会
21日(土) 朝11時 研 修 部
26日(木) 朝10時 月 例 霊 祭
1月のみたま様ゆかりの方から玉串をお供えしていただきます。
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＜元日祭＞ １月１日（木） 午前１１時
新年の平和と幸せを祈ります。
＜初祭＞ １月６日（火） 午前１０時
新年初の月例祭です。
＜寒信行＞ 「ありがとう」がたくさん言えるように。
１月６日（金）〜２月３日（金）
［ご祈念］ 朝５時半・１０時・夕４時
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＜信徒会総会・新年会＞ （月例祭に続いて）
１月１５日（日）朝１０時 月例祭
● 料理一品持ち寄り。
● 景品多数のビンゴゲームあり。
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＜いわおフォーゲル隊 新春もちつき集会＞
２月１２日（日）10時〜
持ち物 ： エプロン、（持っている人は）隊服、ネッカチーフ
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＜2017年（平成29年）の主な教会行事＞
1月1日（祝） 元日祭
1月6日（金） 初祭
1月15日（日） 月例祭・信徒会総会・新年会
3月20日（祝） 春季霊祭
4月2日（日） 勧学祭、春まつり
4月16日（日） 天地金乃神大祭
6月30日（金） 上半期感謝祭
7月8日（土） 信心一泊研修会
〜9日（日）
9月3日（日） 第29回チャリティバザー
9月23日（祝） 秋季霊祭
9月29日(金) 教祖生誕祭
10月22日（日) 生神金光大神大祭
12月30日(土) 越年祭
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＜金光教の時間＞ ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分
ニッポン放送 日曜日 午前4時30分 制作・金光教放送センター
1月2日 「賜った命」 （金光教教務総長 西川 良典）
1月15日 はじめてのおつかい
シリーズ「信心ライブ」
1月22日 「分かってるけど」
1月29日 「当たり前に感謝」
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＜気功教室＞ 毎週木曜日 夜７〜８時 １回200円
練功十八法、三線放鬆功、十三勢太極気功他
毎週木曜日 夜7時〜8時
(1月5日はお休み) 1月12日、19日、26日
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金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越５丁目13-10
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