おおさきだよりメルマガ161号(通算445）2015(平成 27)年3月号
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おおさきだより メルマガ 161号 （通算445）
２０１５（平成 27）年３月号
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*****＜今月のことば＞**************************************
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◇◇ 「今日も伝えるよ」 田中真人 ◇◇
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未曾有の大震災が起きてから四年が経とうとしている。生きたいという無念
さを残し、失われていった命が無数にある。その無念さは、私達では想像しき
れない。残された方達の苦しみも深い。決して忘れない、あの日のことを。そ
して今も苦しんでいる人達がいるということを。
2011年11月に、Ｎさんが、気仙沼にボランティアに来られた。この方は、32
年間、金光教沖縄遺骨収集活動に参加し続けておられる。Ｎさんの話を聞い
て、私も参加させて頂きたいと心が動かされた。東京学生寮の寮監からお誘い
を頂き、今年ついに遺骨収集に参加させて頂くことができた。
1945年4月1日、米軍は中部西海岸から沖縄本島に上陸する。北部を制圧して
から、南部へ３万の残存部隊を南部のほうに移して持久戦を続ける。南部には
20万の住民が避難していた。そこに撤退するということは避難者のいる地域を
戦場にするということ。悲惨な惨劇となった。
日本軍による組織的戦闘が終結するまで、米国による激しい空爆と一方的な
掃討戦が展開された。沖縄戦終焉の地となった摩文仁の丘に、平和記念公園が
作られた。
その平和記念公園の中に遺骨収集の本部が設置されていた。開会式の最後
に、那覇教会の林先生と、Ｎさんから次のような話があった。「先を急がず祈
りながら歩いてほしい。戦争で命を落とした人たちの亡骸を連れて帰らせてい
ただきたい。心を静め耳を澄ませば、悲しい魂の叫びが微かに聞こえるかもし
れない」「難儀な人を見て、可哀そうだなと思う心と、相手と仲良くする心が
あれば平和になる。心がけて頂きたい」とお話し下さった。
遺骨収集現場は年々自然状況が厳しく、困難を極める場所と言われており、
戦後70年経った今、果たして本当にご遺骨を連れて戻らせてもらえるような出
会いがあるのだろうか。総勢、120名ほどの方達とジャングルの中へ入ってい
く。とがった珊瑚岩の上を歩き、乗り越えていく。洞窟では四つん這いにな
り、這うようにして前に進んだ。戦時中、この中を、逃げ惑っていた人達がい
る。飛行機の通過する音を聞く度に、当時の人達がどのような気持であっただ
ろうと思い、胸が苦しくなった。
Ｎさんは遺骨収集の一週間前に一人現地に入り、事前調査をされているとの
ことだった。今では、彼はなくてはならない存在になっている。私は、彼の生
き方が、彼の行動が祈りの表れに感じ、目頭が熱くなった。
初日に完全一体のご遺骨と複数箇所からご遺骨と出会い、二日目にもご遺骨
と対面することとなった。ご遺骨は、長い年月をかけて岩の隙間や、斜面の下
に流れていく。無我夢中で祈りながら岩をどかし、土を掘った。この行為その
ものが鎮魂になると語ってくれたN氏の言葉が心に響いてきた。
ご遺骨を囲んで、みなで祖先賛詞を奉唱。そして白布に包む。「辛かったで
しょう、今、お連れして帰りますからね」―心の中で呟きながら･･･
見つかったご遺骨の大きさ、服や、靴の一部、ボタンから男性だったのか？
女性だったのか？軍人さん？それとも避難者？どのような人だったのかに思い
を寄せる。破裂した手榴弾と一緒にでてきたご遺骨もあった。最後に、自決し
たのだろうか。ご遺骨の表す悲しみをどのような言葉で表現したら良いか分か
らない。
遺骨収集を通じて戦争というものが近くに感じられることとなった。戦争の
恐ろしさと、今の平和の尊さを痛感した。
戦争を繰り返したくないと思うのならば、「戦争反対」と声を上げると共
に、戦争を知る事が必要だと感じる。戦争に関しては様々な意見があり、時に
対立するが、話し合いをタブー視しないでもっと学び合う必要があると感じ
る。私は、どれだけ向き合えているだろうか、この遺骨収集をきっかけに何か
が動き出したような気がしている。
遺骨収集の翌日に、平和学習の為にひめゆり平和祈念資料館をはじめ、アブ
ラチガマや、沖縄陸軍病院 南風原壕などに行かせて頂いた。平和ガイドの方
が説明してくれた。「壕に隠れている者に対し火炎放射器や毒ガス弾、ガソリ
ンを流し込んで火攻めにする。土砂で生き埋めにする。馬乗り戦法で壕内を灼
熱地獄に追いやり、中にいる避難民たちは地獄の苦しみを味わいながら亡くな
っていきました」
しばらく会話できないほどの衝撃を受けた。
神様は、そして無残にも亡くなられた御霊様たちは、今の世界をどのように
ご覧になっているだろうか。
ひめゆり記念館の出口付近で、ひめゆり学徒隊の生き残りの方が書かれた言
葉を目にした。
「『申し訳ない、生き残ってしまった』から『生かされた』へ。『今日も伝
えるよ』」
伝えることによって生きることができる。この言葉が迫力をもって迫ってく
る。私達は、過去と向き合い、学び反省し、伝えていくことで、はじめてこの
ような悲劇を阻止できる人間になれるのかもしれない。
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＜３月のこよみ＞
1日（日）朝10時 おおさきセミナー
「忠一先生のご信心を学び、信心を深めよう」
引き続き 信徒会役員会
6日（金）朝10時 月 例 祭
3月のお誕生日の方は玉串をお供えして頂きます
10日(火)朝11時 二代教会長田中忠一大人40年 墓前祭※
於 多磨霊園奥城 （9時半教会出発）
11日（水）昼2時46分 震災から４年目の祈り
12日（木）朝10時 手作りの会
16日（月）朝10時 月 例 祭
21日(土・祝)朝10時 春 季 霊 祭 並びに
二代教会長 田 中 忠 一 大 人 40 年 祭
29日(日)朝10時 信徒会役員会
※28日の奥城参拝は10日に変更となりました。
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おおさきセミナー
３月１日（日）朝10時〜12時
「忠一先生のご信心を学び、信心を深めよう」
忠一先生の面影、ご信心に触れ、生きる力を頂きましょう。ぜひご参加を！
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二代教会長 田中忠一大人40年 多磨霊園墓前祭
３月10日（火）午前11時
・午前９時半教会出発（車で向かいます）
・教会から車に同乗希望の方は事前にお申し込み下さい。
忠一先生のご命日に、多磨霊園の大崎教会奥城にて御霊様のお徳を讃え、御礼
申し上げるお祭りです。
お繰り合わせの上、皆で参拝させて頂きましょう。
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春季霊祭 並びに 二代教会長・田中忠一先生４０年祭
３月２１日（祝）午前１１時
縁のみたま様のお好きだった物をお供えください。
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来年は 大崎教会開教９０年祭
お礼と喜びにわき立つ記念祭を！
大崎教会開教９０年祭
平成２８年４月１７日（日）
三代教会長・田中花枝先生１０年祭
平成２８年３月２０日（祝）
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＜金光教の時間＞ ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分
ニッポン放送 日曜日 午前4時30分 制作・金光教放送センター
3月1日 「神様のつけた道」 （宮下 寿美)
3月8日 「あきらめないで」 （河合 久子)
3月15日 「誰もが持っている神様の心」（奥原 美紀子）
3月22日 「父の匂いの中で」 (平本 光司）
3月29日 「娘の真心」 (河井 真弓)
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＜気功教室＞ 毎週木曜日 夜７〜８時 １回200円
練功十八法、五禽戯内家功、十三勢太極気功他
3月5日、12日、19日、26日
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＜英語教室＞ 3月11日(水)、23日(月) 夜7時〜8時半 1回300円
『しゃべって体で覚える英語』♪
英会話をしたいけどチャンスがない方、勉強しているけど練習する場所がない
方、一緒に会話を楽しみましょう！
JOIN US！
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カンボジア支援活動 ２年目に突入
真人先生カンボジアへ
昨年３月よりスタートした小学校への給食提供・図書館支援プロジェクトが
二年目を迎えるにあたり、真人先生が3月１日より現地入りします。
今回は水道が整備されていない地域での「井戸掘りプロジェクト」も同時に
現地で行う予定です。
引き続き、一食一円募金へのご支援をお願いたします。
１食１円募金にご協力お願いいたします！
カンボジアの子供たちに 夢と希望を――
募金は教会の募金箱、またはこちら↓まで
郵便振替 00120-5-36675
（通信欄に「一食一円募金」と記載をお願いいたします）
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＜勧学祭・春まつり＞
４月５日（日）午前１０時〜午後２時
子どもたちが今日までお育ていただき、春から入学・進級できることへのお
礼を神様に申し上げ、新学年も元気に遊び、勉強できるようにお願いをするお
祭りです。
祭典は子どもたちがお仕えします。
祭典の後は楽しい春まつり！
ご家族そろってご参拝ください。
※新しく入園・入学する方は名前をお届け下さい。祭詞で名前を奏上し、記念
品を贈ります。
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金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越５丁目13-10
TEL (03)3782-0049
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
URL http://osaki.konko.jp
facebook http://www.facebook.com/osaki.konko
e-mail: osaki@konko.jp
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