大崎教会
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おおさきだよりメルマガ 134(通算418)号 2012(平成24)年12月号
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      おおさきだより メルマガ 134号 (通算418)
        2012(平成 24)年12月号
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*****<今月のことば>***********************************************

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  ◇◇◇ おかげの中に生き  おかげの中に死んでいく◇◇◇
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 姉が急逝した。ほんとうに突然やってきた死だった。まだ実感がない。

 姉は21歳で松本教会のもとに嫁いだ。花の女学生の頃、読書が大好きで、通
学の帰路、いつも本を読みながら帰ってきた。家の前を通り過ぎて行ってしま
うので、「どこに行くの?」と呼びかけると慌てて戻って来た。博学で、聡明
で、頭の回転が速かった。珠算の暗算は達人の域にあった。記憶力も抜群。そ
うした智の人であったが、情の人でもあった。母を終生恋い慕っていた。あれ
ほどの母親思いの人を私は知らない。人を思う心も、とても篤かった。

 松本でレストランを営む青年は、休みなく働いている。店を閉めるのが真夜
中近く。月例祭や大祭の日は、店を閉めてから教会に参拝してくる。姉はいつ
もかれが参拝してくるのを待っていた。そしてそれからお結界で二時間も三時
間も話を聴き、道を説いた。深夜に帰って行くかれを玄関の外まで出、「オー
ライ、オーライ」と車のバックを取って、「よく参って来たわね。元気におか
げを頂きましょうね」と見送るのが常であった。姉が死んだ日の夜中、かれは
姉の枕元にかけつけ、大粒の涙を流して嗚咽していた。
 ご大祭の時には婦人部の先頭に立ってお直会の準備にかかる。澄んだよく通
る声でころころとよく笑い、皆を笑いの渦に巻き込んだ。姉のいるお広前はい
つも明るく、温かだった。

 私は姉の六つ下である。私が2、3歳のころ、時折、私を背負って小学校に通
ったという。わが家には、初代教会長の田中ミチ先生が死の病に伏せってお
り、次女は未就学児童、そして妹が生まれたばかりだった。弟を学校に連れて
行くのが親孝行だったのだ。黒板で問題を解く間、担任の先生は弟の面倒を見
てくれたという。
 こんなこともあった。神社の秋祭りに、町内会では神輿の前に太鼓の山車を
ひっぱる長い綱を子供たちと親が引いた。山車には太鼓たたきが乗っていた
が、すき間に4、5人の小さな子供が乗せられていた。1人の子が降りると別の
子が親に持ち上げられて空き席に置かれる。小学生の姉は幼い弟を乗せようと
一所懸命持ち上げるのだが、大人の母親が自分の子を素早く乗せてしまう。そ
れでもあきらめず弟を乗せてやろうと頑張るのだが、何度も負けてしまう。さ
んざんの苦労の末、その高見の位置に据えられたが、その姉の思いが忘れられ
ない。

 信州松本の寒さは厳しかった。生活は貧しく、建物は古くてすきま風だらけ
だった。寝室と廊下を隔てているのは障子だけだった。廊下の外側には雨戸が
あったが、それも敷居が摩耗して、やがて閉めることができなくなった。つま
り、氷点下十度より寒いときでも、障子を開ければ、そこは寒風吹きさらす外
だったのである。よくぞこんなところで生存できることよ、と驚いたものだ。
 自然環境と生活環境の厳しさの中で鍛え上げられ、根っからの信州人になっ
て、8年前に教会が新築された。松本に来てから45年目の神様からのご褒美だ
ったのかもしれない。夢のようなご造営成就に、「もったいない」を連発し
た。このお広前でいよいよ人の助かる御用に立たせて頂かねば、との誓願を堅
くしていた。

 質素な生活の中で獲得した生活術で、人生をエンジョイする術にも長けてい
た。旅をするのが好きだった。日ごろは倹約をして、旅には思い切ってパッと
出るのである。買い物上手でもあった。映画やドラマもレンタルでしっかり楽
しんだ。パソコンを駆使し、ネットで格安のお得情報をゲットする業は抜群だ
った。

 神様に向かう強くて真っ直ぐな心と、苦節の中に積み上げた人生経験と、博
学聡明な叡智と、包容力豊かな情愛と愛のムチとをもって、多くの人を導い
た。

 間もなく75歳という、惜しまれる人生を、さっと駆け抜けていった。
 まだまだ生きていてほしかった。なぜこんなにも早く、このような死を?そ
んな声が起きてきても不思議はない。
 しかしながら、教祖様が語られたように、「人間は、おかげの中に生まれ、
おかげの中で生活をし、おかげの中に死んでいくのである」ということなのだ
としみじみと思う。おかげの中に召されたのだ。

 肉体の死は、御霊の誕生である、とも教えられる。そう信じている。
 姉を失ったことは正直言ってさびしい。だが、私の中には、前にも増して躍
動する姉が生きている。
                       (田中元雄)

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<伊藤美恵子先生のご葬儀>

会場:金光教松本教会にて(本葬以外)
祭主・金光教大崎教会長・田中元雄師
諡号:伊藤美恵子可美愛慈之霊神

11月26日(月)午後7時から終祭
11月27日(火)午後0時15分 出棺式
       午後1時 出棺
       午後1時半 火葬の儀
       午後4時 帰家祭
11月29日(木)午後1時 告別式(本葬。松本法祥苑にて)

信徒会、及び有志の皆さまからの生花、そしてご会葬、お心遣い、
有り難うございました。

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<12月のこよみ>

1日(土)夜7時 わさび会
2日(日)夕4時 信 徒 会 役 員 会 (納会)
6日(木)朝10時 月例祭
教話「事実と真実」碑文谷教会長・園田正人先生
8日(土)〜9日(日) 布教功労者報徳祭
13日(木)朝10時 手作りの会
16日(日)朝10時 月 例 祭
16日(日)引き続き ねっこの会
16日(日)昼2時 いわお鍋集会
26日(水)朝10時  月例霊祭
30日(日)昼1時半 越年祭

平成25年1月
1日(祝)朝11時 元日祭

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☆ 越年祭 12月30日(日) 午後1時半
    今年うけたおかげに感謝の祈りを捧げます。

☆ 元日祭 1月1日(祝)  午前11時
    新しい年のことを祈願いたします。

☆ 初 祭 1月6日(日)  午前10時
    初の月例祭です。

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「御礼祈願お届け」 (越年祭)

○教会では、お届けされたものを綴ってご祈念帳として、日々ご祈念させて頂
きます。
○今年1年のことをお取次願う内容として、「御礼祈願お届け」を書いて、お
届けください。
○神様へ申し上げる気持ちそのままに、おかげを受けてきたお礼、至らざるこ
とへのお詫び、新しい年へのお 願いなどを書き記してください。
○1人1枚ずつ、あるいは、家族毎に書いてください。

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<気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時 1回200円
   練功十八法、五禽戯内家功他 
    12月6日、13日、20日、27日
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<金光教の時間> ニッポン放送 1242kHz  日曜日 午前4時30分

  <金光教放送センター 制作>
神様はどう思っているんだろう 12月2日
笑顔で  9日
いつでもどこでも神様といっしょ 16日
あの言葉がなかったら  23日
琵琶湖の湖畔から 30日

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金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10
TEL (03)3782-0049 
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
URL http://osaki.konko.jp
facebook http://www.facebook.com/groups/191145597651640/
e-mail: osaki@konko.jp
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