(現在 過去ログ13 を表示中)

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■83 / inTopicNo.1)  若山牧水がこよなく愛した「神露」
  
□投稿者/ モロ @MAIL 一般人(33回)-(2008/06/07(Sat) 07:15:22)
http://osaki.konko.jp
     若山牧水は酒を愛してやまなかった歌人であったということはよく知られているそうです。(私は知らなかったけど)
     その牧水が愛飲していたのが、岡山県金光町にある酒造元「神露(しんろ)」のお酒だそうです。最期に息を引き取る前に口にしたのも「神露」だという新聞記事を読んで、そうだったのか、と驚きを禁じ得ませんでした。
     この記事は、宮崎日日新聞の一ページ全面を使って報じていました。

     本日これより金光教本部の教団独立記念祭に参拝するため出発しますので、帰ってから続きを書きます。今日が首都圏布教120年御礼祈願祭。モロが講話をします。明日が教団独立記念祭。モロも教師になってから40年ということで受褒します。その後、学院生の同期会。そんなわけで帰京は9日です。その間、このひろばが荒らされていなければいいのだけれど。
引用返信/返信 削除キー/
■87 / inTopicNo.2)  Re[1]: 若山牧水がこよなく愛した「神露」
□投稿者/ モロ @MAIL 一般人(35回)-(2008/06/12(Thu) 23:22:07)
http://osaki.konko.jp
     2008年2月6日(水曜日)の宮崎日日新聞のP.11。
     「牧水にとって酒とは何だったのか」
     「神の域まで高め味わう」
     「『神露』を一口、そして旅立つ」などの見出しがついています。

     宮崎県にある若山牧水記念文学館館長の伊藤一彦氏が全紙面の半分ほどの分量を書いています。そこには、酒を詠んだ歌を何編か紹介し、キーワードは「さびし」だと言います。

      口にして うまきこの酒 こころには さびしみおもひ ゆふべゆふべ酌む

     牧水は「さびし」さをとことん味わおうとし、それゆえ旅にも出たし、歌も詠んだし、酒も飲んだ、という。しかし、そのさびしさは暗さやはかなさに向かわないところに南国の日向人としても特色があるという。

     伊藤館長は言う。

     瀕死の床でも牧水は酒を含んだ。日ごろ愛していた岡山の酒「神露」だった。「神」の字が酒の名に用いられているが、牧水にとって酒は文字通り、「神」だった。言い方を変えれば、「神」にまで高めた酒だったのである。
引用返信/返信 削除キー/
■89 / inTopicNo.3)  Re[2]: 若山牧水がこよなく愛した「神露」
□投稿者/ モロ @MAIL 一般人(36回)-(2008/06/13(Fri) 22:13:34)
http://osaki.konko.jp
     この紙面には、牧水の大きな写真が真ん中にありますが、他にコラムが2つあります。1つは、「『神露』を一口、そして旅立つ」とのタイトルのコラムで、「看取った看護婦 持田淳子 最期の様子克明に記す」とあります。

     看護婦の追悼文には、
    「『神露』これは先生の日頃から愛好しておられたお酒の名でございます。刻々に御容態重らせられる中にもこのお酒を召し上がるときにはにっこりとされ御病床にお座りになりました」
    「ほんとにコップ一杯のお酒をどれほど喜んで召し上がったことでしたろう。」
    「十七日の朝、お苦しみを訴えられたことのほとんどない先生の口からお苦しみが告げられ、そのなかでも離すことの出来ない『神露』を一口召し上がられて、やがてかすかなる呼吸のみとなり、(中略)永眠されたのでございます」

     このように神露をこよなく愛した牧水の臨終の様子が描かれています。
引用返信/返信 削除キー/
■91 / inTopicNo.4)  Re[3]: 若山牧水がこよなく愛した「神露」
□投稿者/ モロ @MAIL 一般人(37回)-(2008/06/16(Mon) 07:15:05)
http://osaki.konko.jp
     そして、もう一つのコラムは神露酒造社長・小田堅一郎氏が「親交深く こよなく愛飲」の見出しで書いています。神露酒造は、祖父が以前からあったものを買い取って明治42年に創業されたとありますから、元々のものはいつからか分かりませんが、この名で始められたのは金光教祖没後です。

     「当地金光は幕末に発祥した新しい神道宗教である金光教の本部があり、当時はすでに立教されてから五十年という時期でもありました。
     従って、『神露』という酒銘も創業当初に金光教祖直信である近藤藤守先生(大阪・難波教会初代教会長)からいただいたという経緯もあります。以来、教勢の発展と共に、全国の信奉者の間で金光教御神酒として広く知られてまいりました」

     と記して、その後に若山牧水との関係に触れています。当主の小田氏の祖母が創業者の妻で、その弟が牧水の友人だったようです。そんな関係から、東京の牧水のもとに送られ、牧水にとって、「酒」といえば「神露」のことであったということのようです。

     
引用返信/返信 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

過去ログには書き込み不可

Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク 検索 過去ログ

- Child Tree -