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■639 / inTopicNo.1)  インドのトイレ
  
□投稿者/ モロ @MAIL -(2002/10/12(Sat) 17:56:38)
     現在、金光教少年少女会連合本部の月刊誌『わかば』に「南風に吹かれて」という旅行随筆を執筆中です。今年1月から始めて10回になりました。
     ベイルート(上)(下)、ヨルダン、ガザ地区、イスラエル、聖地エルサレム、エジプト、インド(上)(中)(下)と書き進んで、あと2回、カンボジアを書く予定です。南北問題の南に焦点を当てつつ、旅行随筆風にしました。

     10月号が来たので、改めて読んだのですが、その中に「トイレだって、ブリキ缶一杯ほどの水をもって左手で尻を洗う。かれらがこぞって人工エネルギーをもっと使い、トイレットペーパーを使い始めたら、地球環境は直ちに破滅しかねない」と記述していました。
     インド最南端の聖地(ヒンドゥー教の聖地と書きましたが、教派にとらわれずインド人全体の聖地になっています)カニャークマリで朝3時にホテルからタクシーで2時間近く飛ばして日の出を迎えました。ここは、東にベンガル湾、西にアラビア海、そして南にインド洋と、三つの海が交わり、太陽が海から出て海に没するインド唯一の場所です。人々は一年中、ここで日の出を拝みます。

     荘厳なる日の出を拝んだ帰路、ヒンドゥー教寺院に立ち寄りました。上半身裸になって、布をまとい、額に白と赤の色の塗料を塗ってもらって参詣しましたが、その前に、その寺院の入り口近くにある有料便所に入りました。ブリキ板で囲った粗末な金隠しのない和式トイレがたくさんありました。団体参拝でもあれば、ずらりと人が並ぶのでしょう。お金を払うと、大きなコーヒー缶くらいの大きさのブリキ缶に針金で吊すようになっており、それに水が入っていました。用を足したあと、左手で尻を洗います。水を拭くものはないので、ハンカチを使いましたが、ふつうはそのままです。南方では水に濡れることは苦になりません。

     外国人向けホテルは別として、通常、トイレットペーパーは使っていない家が多いと思います。 (つづく)

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■640 / inTopicNo.2)  Re[1]: インドのトイレ
□投稿者/ モロ @MAIL -(2002/10/12(Sat) 18:14:26)
     思い返すに、私の子供時代、トイレは和式汲み取り式で、木の桶に汲み取りの人が一定期間毎に汲み取りに来ていました。それでも、年末になると、手が足りなかったのか、父の手伝いで汲み取りの手伝いをしました。汲み取って、庭の隅に埋めるのです。そこは当分立ち入り禁止です。足を踏み込めば大変なことになります。

     汲み取りをした後の便所は猛烈にくさいです。鼻をつままなければ入れないほどでした。そのころ、トイレの片隅に古新聞紙を切ったものを積んでおきます。それを、くしゃくしゃと丸めて、拭きやすくするのです。これでは、痔になってしまう、衛生上もよろしくない、と信者さんの意見を入れて昭和30年代に入った頃、ババ紙というのですか、一応ちり紙になりました。この頃には、バキュームカーがやってきて、さすがに自分で汲み取りはしなくなりました。

    東京品川区戸越辺りで下水道が完備したのは昭和50年に入ってからでした。父が昭和50年3月10日に自宅で亡くなりました。その頃、下水道工事を家の近所でやっていました。胃癌末期で入退院をくり返している頃、ずーっと工事をしていました。下水道が完備し、洋式と和式とが一つずつ出来たのですが、父には間に合いませんでした。とても残念に思ったものです。

     その頃からトイレットペーパーを使うようになりました。お米屋さんで買った芯まで巻いてあるペーパーとか、再生紙のものとか、ちょっと色のついたざらざらしたものを使うことが多かったです。ホテルなどで、赤ちゃんの肌のようにやわらかいトイレットペーパーを使うと、何だか申し訳ないような気になったものです。

     ところで、ふと思い出したことがあるのです。以前、テレビで、あなたはトイレ1回にトイレットペーパーをどのくらいの長さ使いますか、と質問していました。2〜3mくらいが多かったような気がしますが、中にはカラカラカラカラと巻き出して、団子のようにして1回拭い、そして、またカラカラを繰り返し、1回で3分の1巻きくらい使う人がいるのを見て仰天したことがあります。
     私は、ウォッシュレットを使っているので、20cmくらいのミシン目のを2枚使うだけです。インドのことを思いながら、ウォッシュレットを使うのだから、せめて水を拭うくらいに留めておこうと思っています。
     それにしても、トイレで、カラカラカラカラと巻き出す音をよく聞くけど、みんなは1回にどれくらい紙を使っているのかなあ。
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■651 / inTopicNo.3)  Re[2]: インドのトイレ
□投稿者/ モロ @MAIL -(2002/10/23(Wed) 14:25:52)
     トイレの紙で思い出すことがあります。もう15年ほど前になると思いますが、オーストラリアからアンニャ・ライトさんという若い白人が、熱帯雨林を守ろうというキャンペーンにやってきたことがあります。金光教東京センターでその方の公演を開催しました。その人はギターを片手に歌ったり、パントマイムをしたりして、熱帯雨林を守ってほしい、それを訴えるには日本人に直接訴えるのが一番良いと思った、ということを語りました。彼女はボルネオでしたか、半年ほど原住民と一緒に森の中で生活したといいます。ところが、その森が次々に破壊されます。破壊されるのは一日に東京ドーム800ヶ分とその頃ニュースステーションが報じていました。

     森の破壊は日本のODAのお金でなされます。ダムを造るために森林を破壊するのです。木は切り出されて輸出されます。その6割は日本向けだそうです。
    彼女は言いました。「日本の皆様、コンパネに熱帯林を使わないでください。コンパネは使い捨てです。安いからといって、そんなひどい使い方をしないでください。カラーボックスなど安い木工品を買わないでください。もし、買ったのなら、長いこと使ってください。なぜなら、これは現地の人の血と汗の結晶ですから。いのちの代償で作られたものですから」。

     以来、私は、ライフスタイルとして、環境の問題をもっと真剣に考えようと思うようになりました。ペーパータオルはなるべく使わないようにしています。トイレットペーパーの使い方一つにしても、気になるのです。
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