| 立教百五十年立教記念祭に参拝してきました。 すばらしく良いお天気で、富士山が美しい容姿をくっきりと見せていました。 観光のハイシーズンなのでしょうか、新幹線自由席は行きも帰りも立っている人がいました。
金光もものすごい人、人、人でした。 本部広前の4つの一般お届けには長蛇の列。列のうしろは回廊の方まで延び、みな立っています。どこが最後尾なのか判然としません。 かなりの時間が必要でした。 お広前でしばしご祈念をし、数カ所で所用を済ませました。どこも行列です。おまんじゅうやさん、神具屋さん、呉服屋さん、出版社。どこも大賑わい。
祭場に着いた時には午後1時を回っており、教務総長の教話が始まっていました。中へ入ろうとしましたが、どこも満員で、後ろで立っている人で一杯です。2,3ヶ所のドアを入ってあきらめ、2階に回りました。ところが、こちらはもっと多くて外まで人があふれています。 意を決して1階に降り、今度は通路を通ってかなり前の方まで行きました。そして、荷物を脇に置いている人のところで、「すみませんが中へ入れさせてもらえますか」とお願いしました。すると「どうぞ、どうぞ」とお互いに少しずつ詰めて席を空けてくれました。
そんなことで、総長のお話は後半しか聞いていませんが、教祖の次のようなみ教えを引用して、本当の信心をしようではないか、という教話だったと思います。
「みんな、おかげをくだされい、おかげをくだされいと言うが、いったいぜんたいおかげを知っておるのか。自分の思うとおりを聞いてくださるのがおかげとは限らぬぞ。死んでおかげの者もあり、命をつないでもろうておかげの者もある。いっさいがっさい、この世のことは神様のご支配じゃから、親神様のおかげに任すよりほかはない。 ご信心しておれば、その時は都合が悪いようでも、神様の仰せにそむかずにおると、後になってから、あれもおかげじゃった、これもおかげじゃったということがわかってくる。これがわかるくらいの信心をせねば、信心するかいがないぞ」
祭典は基本形に則って行われました。 参拝者代表玉串には、教師代表が教団会議長、信徒代表が全国信徒会会長、それにご霊地信徒代表、海外信徒代表、金光学園生徒代表が選ばれていました。
祭典の中でいつもと違うのは、教主金光様による立教神伝俸読です。これは立教記念祭のときのみに行われます。
吉備舞奉納は祭典前に行われました。 祭典後は金光学園音楽部コーラス部、吹奏楽部による奉祝奉納演奏でした。「サウンドボブミュージック」などのなじみのある曲が何曲か演奏されました。そして最後に、アフリカの飢餓を救え、と作曲され、世界中のトップミュージシャンが作詞作曲した「ウィー・アー・ザ・ワールド」と金光教の「神人の栄光」の2曲が歌われました。この2曲は全校生徒がこの2ヶ月ほどかけて練習してきたものだそうです。2階席の半分近くが学園の生徒で覆われていました。 感動的な演奏でした。終わって惜しみない拍手が贈られていました。
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