| 5月に入ってから東京は静かなものです。教会の周辺も閑散としています。車も余り通らないし、人もいつもよりずんと少ない。良い天気で、風がさやさやと心地いいです。花が微笑んで薫風に揺れています。
憲法記念日の朝日新聞の世論調査を見てびっくりしました。憲法第九条を変えた方が良いと考える人の割合が変えない方が良いという人の割合を、1ポイントだけですが、上回ったんですね。こんなことは今まで考えられないことでした。7割が変えない方が良いと考えていました。 小泉劇場やら何やら5年間もやっていると、15歳の若者が成人して、何かよく分からんけど、自分の国は自分で守るのは当たり前じゃないか、という論がすーっと通ってしまう。 憲法第九条があっても世界に冠たる軍隊をもって海外まで堂々といっちゃうんですから、憲法変えたら、何が歯止めになるんですかね。
戦争はすべて自衛のために、平和のために、と言って始められます。 アメリカだって、イラクだって、イスラエルだって、パレスチナだって、皆自衛のため、平和のため、と言って殺し合いをしています。
国際紛争解決の手段として武力を行使しない、という決意、武力をもたないという決意が辛うじて日本を戦争に巻き込まれることから守ってきたのです。人類が、こうしたいと願っている理想を具体的に体現しているのが日本の憲法なのに、これを放棄したら普通の国にはなれるけど、人殺しはしないという国ではなくなってしまいます。
昨日は風に頬を撫でられながら、梅の木の繁茂した枝を少し落としながら、のんびりと日を過ごしました。 葬儀、記念祭の残務もまだまだ残っています。今日は親先生の40日祭です。
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