| 国会でイラク特別措置法が成立しました。 政府与党は、なぜ、こんなにも自衛隊を海外に派兵したがっているのでしょうか。 カンボジアを始めとして、世界各地に自衛隊を派遣してきました。それでも、これまではPKO活動として、各国から受け入れられてきました。
しかし、今度のイラクは違います。 小泉首相は、一言もイラク国民のために派遣すると言ったのを聞いたことがありません。アメリカの支援のために行く、というのを否定したのを聞いたこともありません。
中東各国で、日本の評価はとても高いのです。アラブ人は日本人が大好きです。 日本は欧米と戦って負けた国です。原爆で痛みつけられた国です。日本はアラブに攻め入ったことは一度もなく、経済や文化の交流を深めてきた友好国です。
もし、これで、自衛隊が、軍服を着て、銃器をもって、アメリカ兵の支援にまわったら、これまで長い間かけて築いてきた友好関係は破壊されるでしょう。
それに、日本は、他国へ押し入って戦争することなどしないと決意した世界有数の平和国家です。それは、歴史に誇ることができるし、これからのお手本になる憲法をもった国になるはずです。
日本より遅れた他国のまねをして、普通の国になるのだ、という議論は浅ましいと思います。
日本人は、すさまじい戦争体験をもっています。その悲惨さを知っています。それを人類のために使って貢献しなくてどうするのですか。
日本は、軍隊ではなく、医療衛生インフラ整備などに貢献する平和部隊を他国へ派遣すべきなのです。
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