おおさきだよりメルマガ65（通算349）2007（平成19）年3月号
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おおさきだより メルマガ ６５号 （通算349）
２００７（平成19）年３月号
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*****＜今月のことば＞*************************************************
田中花枝先生一年祭
先代親先生・田中花枝先生の一年祭を迎える。その存在感はいや増しに増す
ばかりである。
発症して一年以内の死亡率がきわめて高いといわれる悪性リンパ腫をかか
えて十年の命を頂いた。しかも死因は癌ではなく、心筋梗塞だった。ベテラン
医師であるホームドクターは、「私はこんなに見事に癌と共存共栄した例を見
たことがない」と語った。「共存」まではわかるが「共栄」とまで言うか、と
思ったが、まさに言い得て妙なり、と後で思った。
というのは、１９年前に骨粗鬆症による脊椎の圧迫骨折で激痛に長期間苛ま
れた時、初めは「この痛みをもって氏子の苦しみをわがことと受けとめて助か
りを願わせて頂こう」と思ったが、やがて「いつまでこの痛みは続くのです
か」恨みがましく思ったりもした。しかし、ついには、「この痛みと共におか
げを受けていこう」と心決めをする。そのように気づかせられる。これを悟り
と言ってもいいだろう。
私たちは難儀から脱却することをもっておかげと言うが、事柄としての難儀
をかかえたまま助かる、ということがある。事柄としてのおかげは、その後か
らのことになる。そこでは、すでに助かっているから、事柄は右でも左でも、
表でも裏でも、おかげの中での出来事になる。
先代の先生は、難儀と出合うと、「今がおかげの受け時」「ここから自分の
信心がどうなるか楽しみ」と難儀に背を向けず、神様に照準がピタリと合って
いたのである。
晩年、生涯を振り返って、
「戦争は苦しく、つらく、悲しい出来事でした。ああいうことは二度とあって
はならないし、平和を守っていかなくては、と強く思います。けれど、私自身
としては、ああいう困難があったおかげで、ずいぶん中身の濃い人生を送らせ
てもらったなあ、と思うんです。
初代のミチ先生は、東京空襲の話を聞いたとき、戦火をくぐり抜けるような
体験ができなかった、と残念がられたんです。それを聞いた私はものすごく腹
が立ったんですよ。『赤ん坊を背負って年寄りと一緒に線路の土手を滑り降り
て、なんてしていたら一瞬にして命を落としてしまうのに、何てことを言われ
るのだろう』と心の中で憤慨したんです。しかし、やはり初代は宗教者だった
んだなあと、今になったらよく分かります。難儀な体験をしてこそ人のことを
取り次げる、と思っておられたんだと思います」
と語っておられた。
難はみかげの世界である。
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金光新聞の記事より 1999年(平成11年）5月16日号
＜教祖を今に この師 この教え＞
「今、道を伝えさせて頂かないと」
「弱い立場にある人の身になって、お話を聞かせて頂いて、間違いないよう
に神様にお願いしながら、ご理解を」
田中教会長はつねづね、お取次のご用について在籍教師の方に、こう教えて
おられる。
樵埣(しょうすい)しきって参拝したサラリーマンに、「あなたは、下向いて
歩いてるんじゃないの」と声をかけ、苦しい胸の内をじっくりと聞く。病気で
悩む人には、「自分で病気を大事に抱えちやダメよ。それ以外は全部、おかげ
頂いてるじゃないの」と、難儀にとらわれている心を解きほぐす。
取材中に参拝された年輩の男性は、「おふくろさんに会う思い」という表現
で、田中先生の人柄を語った。その「おふくろさん」ぶりは、教会を訪れる人
に限らず、だれにでも、いつでも発揮される。
例えば、新幹線の中でも隣席の人に気安く声をかける。ある時、単身赴任の
つらさを語るビジネスマンの話に耳を傾けながら、「でも、単身赴任のおかげ
で、家族のありがたさが分かったわね」と一言。すると、その人は生き生きと
して、家族一人ひとりの素晴らしさを話し始めたという。「私もこの方といっ
しょに、幸せいっぱいの気持ちになって、終着駅に着きました」。
教祖百年祭時に刊行された『金光教教典』を手にした時，教祖様をお迎えで
きたような感動で、教典を抱きしめたい思いになられたとのこと。
「神様の仰せを一つ一つ、そのまま実行していかれた、私心のない教祖様の
お姿とお心に触れさせて頂いて、私は感激に震えが止まりませんでした」
三年前、先生が七十九歳の時、医師から「小腸悪性リンパ腫」と告知され、
手術を受けた。術後、一年ほどで亡くなる人が多いといわれる中、二週間で退
院し、その翌日から今日まで朝四時前に起き、五時半からのご祈念を欠かさず
に仕えるおかげを受けられている。
「年を取るにしたがって、神様のお働きを身近に感じるようになりました。
今、お道を伝えさせて頂かないと、私としての“いのちの時間”がなくなる、
というのが実感です」
大崎教会では現在、教会ご造営の計画が着々と進められている。先生は、神
様と霊（みたま）様を一体にしたご神前、履き物を脱がずに入れる広前にと、
新しい教会像を描かれている。
その、きらきらと瞬くまなざしをとおして、このお道を伝えずにはいられな
いという布教情念が、力強く伝わってきた。
取材・岩本徳雄(岡山県乙島教会）
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＜金光教の時間＞
ニッポン放送 毎週日曜日 午前４時３０分
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＜心の電話＞
03-3818-7977
＊電話で３分間のお話が聞けます。
＊毎週月曜日に内容が変わります。
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＜３月のこよみ＞
4日（日）昼１時半 月例祭
11日(日)朝9時 信徒総代会
11日(日)朝10時 いわおフォーゲル隊デコレーション集会
14日(水)朝10時ｰ昼3時 手作りの会
21日(祝)昼１時半 月例祭 並びに 春季霊祭
24日(土)昼1時半 ねっこの会
25日(日)朝8時半発 奥城参拝 (多磨霊園）
25日(日)昼１時半 田中花枝先生一年祭
4月1日(日)朝10時 勧学祭・ゲーム集会
4月1日(日)昼1時 信徒会役員会 (4月度）
4月1日(日)朝3時 わさび会花見
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＜春季霊祭 ３月21日（祝）午後１時半＞
わが家のご先祖のお祭です。家族勢参拝し、霊様のお好きだった物を供えて、
お礼の真を尽くしましょう。
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田中花枝真心道光輝姫 一年祭
３月25 日（日）午後１時半
午前中 奥城参拝
午前８時半 教会出発
午前10 時半 奥城参拝(多磨霊園）
＊奥城参拝希望者は、教会までお申し出下さい。（３月15日までに）
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＜勧学祭 ４月１日（日）午前10時＞
新年度を迎え、こどもたちが元気に、よく学びよく遊び、立派な人間にお育て
いただくようお願いするお祭です。祭典後、ゲーム集会をして、おいしいラン
チも一緒にいただきます。大人もこどもも、みな大集合！
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＜一泊研修会＞
今年の一泊研修会は、７月７日（土）〜８日（日）です。
場所は例年通り、「いこいの村あしがら」です。
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＜気功教室＞ 毎週木曜日 夜７〜８時 １回200円
3月1日、8日、15日、22日、29日
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＜金光教の時間＞
ニッポン放送 毎週日曜日 午前４時３０分
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＜こころの電話 03(3818)7977＞
心が優しく、温かくなり、元気になる話がテープで聞けます。
＊電話で３分以内のお話が聞けます。
＊毎週月曜日に内容が変わります。
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