おおさきだよりメルマガ167号(通算451）2015(平成 27)年9月号
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
おおさきだより メルマガ 167号 （通算451）
２０１５（平成 27）年９月号
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
*****＜今月のことば＞**************************************
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇ 平 和 を 教会長 田中 元雄 ◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月26日に８月の月例霊祭をお仕えした。昭和20年8月6日に亡くな
って70年を迎えた霊様の名前が4人並んだ。広島で原爆死した方々である。
戦後70年の今年、戦争で亡くなった方々に思いを寄せ、改めて平和のかけが
えのなさを深く思い知ることとなった。戦争は、家族も生活も人生も命も町並
みも、根こそぎ破壊するものなのである。
片島せんというお道の先生は艱難辛苦の人生を歩む中から、神様のおことば
を聞くようになり、いろいろと試練を受けられた。あるとき、「世界を見せて
下され」と願うと、「見ぬでもよい」と言われた。強いて、「東京を見せて下
され」と願うと、空を飛んで俯瞰するが如く、品川、二重橋などが見えた。
時代は日露戦争の最中で、「戦争を見せて下され」と願ったが、「戦争はあ
われで見ていることができぬ」とお許しがなかった。戦争は、かくも残酷で愚
かな行為であり、神の意に反することである、と教えられたという。（『片島
せん師』より）
確かに人間は愚かである。歴史に学ぶことをせず、誤ちをくり返す。今この
瞬間にも、世界のあちこちで殺し合いをやっている。憎しみは憎しみを生み、
不幸の連鎖に落ち込んでいく。
1991年、湾岸戦争直後に、私は日本の宗教者たちによるＮＧＯ支援の中
東訪問団に加わって諸国を回った。中でも驚いたのはレバノンの首都ベイルー
トである。16年にわたる内戦が終結して半年の時で、中東のパリと言われた
美しい都も、壮絶な瓦礫の山となっていた。鉄筋のビルが蜂の巣のように、砲
弾で穴だらけだった。私たち訪問団がベイルートの空港で飛行機のタラップを
降り、空港ビルに向かうバスに乗ったとき、空港職員の若い女性が、「あなた
たち、本当に観光ビザでこのベイルートに来て下さったの？日本の皆さんが来
て下さったと聞いたら、世界の人がこれからベイルートに来てくれるようにな
るわ。ありがとう。ウェルカム」と大喜びだった。空港では、入国手続きをす
る間、シリア兵に銃口を向けられる中で尋問をうけるという、緊迫した状況だ
った。
アラブの人たちは、私たちが日本人であると知ると親愛の情を示してくれ
た。日本は戦争をしない国であること、日本のＮＧＯが丸腰で中東のために貢
献してくれていることを知っていた。
今の政権は、日本をとりまく安全保障の環境が厳しくなったから、それに備
えるために安保法案を通して抑止力を高めるのだという。軍事力は決して戦争
の抑止力にはならないし、軍拡競争を生むだけであり、かえって戦争の危険度
を高める。
戦争は常に平和の名の下に行われる。戦争の抑止力になるのは軍事力ではな
く、平和力だ。つまり、外交力であり、「助けたい（と思う）力」だ。武力が
平和を生むことはない。
教祖・金光大神さまは、「天下太平、諸国成就祈念、総氏子身上安全の幟染
めて立て、日々祈念いたせ」という神様のおことばを受けて、その通りになさ
った。
その精神を私たちは日々の祈りのことばの中で唱えている。すなわち、神前
拝詞の結び、「総氏子身上安全、世界真の平和のご神願、成就せしめたまえと
願いまつる」という祈りである。
「世界中の人が幸せになりますように。世界が平和になりますように」とい
う祈りとともに、「世界を平和にするために努め、実践する私にならせて下さ
い」という祈りなのである。
-------------------------------------------------------------
〈教会長先生と繁美先生の近況について〉
教会長先生は、予防的に抗ガン剤治療を受けておられます。２〜３週間に３
日間入院で、12回入院の予定です。5月から始まって、8月19日までで半
分の6回終了しました。副作用は軽微で、退院すると、すぐに日常の御用に就
いておられます。
繁美先生は20年ほど前に発症したＣ型肝炎による癌細胞を焼ききるラジオ
波焼灼療法をうけておられます。最近では8月12日から21日まで入院し
ておられました。肝機能の衰えがあるので、癌細胞を取り切ることができず、
様子を見て、また治療が必要になります。無理のない範囲で御用をしておられ
ます。
-------------------------------------------------------------
＜９月のこよみ＞
5日(土) 朝10時 月 例 祭
9月のお誕生日の方は玉串をお供えしていただきます。
引き続き バザー前日準備
6日(日) 朝10時 東日本大震災復興支援
第27回チャリティーバザー
10日(木) 朝10時 手作りの会
11日(金) 昼2時46分 震災から4年6ヶ月目の祈り
12日（土） 朝10時 バザー片づけ御用
16日(水) 朝10時 月 例 祭
23日(水・祝) 朝11時 秋 季 霊 祭
26日（土） 朝10時 信徒会役員会（10月度）・90年祭実行委員会
昼1時 ねっこの会
29日(火) 朝10時 教 祖 生 誕 祭
10月3（土）〜4日（日） 御 本 部 団 体 参 拝
------------------------------------------------------------
東日本大震災復興支援
＜第27回 チャリティーバザー開催 ！＞
９月６日(日)10時〜14時
・収益金は全額チャリティーに。
カンボジアなどアジアの恵まれない子どもたちへ
気仙沼の大震災被災者の支援へ
品川区社会福祉協議会へ などに使わせていただきます。
・気仙沼からおいしいものが届きます
・模擬店が出ます
当日スタッフまだまだ募集しています!
〈準備と片づけの日程〉
○9月5日(土)13時〜前日準備(月例祭に引き続いて)
商品の陳列・値付け・会場設営をします。
昼食が出ます。
○9月7日(月)バザー片づけ
○9月12日(土)バザー片づけ
人手が必要です！ 万障お繰り合わせの上、準備にご協力をお願いいたしま
す！ （初めての方も大歓迎）
------------------------------------------------------------
＜いわおフォーゲル隊 赤い羽根の共同募金集会＞
日時 ： 10月10日（土）10時〜12時
９時30分教会集合（14時頃閉会予定）
持ち物 ： お弁当、飲み物、(持っている人は)隊服・ネッカチーフ
＊募金箱はこちらで用意します
駅周辺で募金のよびかけをします！
この募金であつまったおかねは、しゃかいのなかでこまっているひとのために
つかわれます。
みんなで募金のよびかけをして、おやくにたたせていただきましょう！ 大人
の方もぜひご参加ください♪
------------------------------------------------------------
＜秋の御本部団体参拝＞ (生神金光大神大祭)
１０月４日（日）午後１時半
御本部にお供えされる方は１０月１日（木）までに教会へお届けください。
------------------------------------------------------------
＜来年は 大崎教会開教９０年祭と花枝先生１０年祭＞
お礼と喜びにわき立つ記念祭を！
○大崎教会開教９０年祭
平成２８年４月１７日（日）
○三代教会長・田中花枝先生１０年祭
平成２８年３月２０日（祝）
------------------------------------------------------------
＜金光教の時間＞ ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分
ニッポン放送 日曜日 午前4時30分 制作・金光教放送センター
ラジオドラマ「ことの葉じんわり」
9月6日 第５回 幸せ貯金箱
9月13日 第６回 笑って許しておくれ
9月20日 第７回 最後の言葉
9月27日 第８回 腹立ち心をお供えする
10月4日 最終回 赤飯炊いて祝え
-------------------------------------------------------------
＜気功教室＞ 毎週木曜日 夜７〜８時 １回200円
練功十八法後編、五禽戯内家功、三線放鬆功、十三勢太極気功他
9月3日、10日、17日、24日
------------------------------------------------------------
金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越５丁目13-10
TEL (03)3782-0049
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
URL http://osaki.konko.jp
facebook http://www.facebook.com/osaki.konko
e-mail: osaki@konko.jp
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= |
