おおさきだより メルマガ 233号(通算517)2021(令和３)年３月号
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おおさきだより メルマガ 233号(通算517)
２０２１(令和３)年３月号
*****＜今月のことば＞**************************************
◇◇「すべてが我が身を生かすもの」という受け方 田中さくら◇◇
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新型コロナウイルスに感染した方、亡くなった方の数が毎日報告されています。
一時、東京では一日に千人を超える感染者が報告され、死者も最多となる日がありました。ここ数日はその数は減ってきています。しかし、「減った」と感じた瞬間、感覚がマヒしている自分に気づかされます。大切な人が一人亡くなる。そこにどれだけの悲しみがあることでしょうか。その人のご遺族親族、関わりのあった人々…たくさんの人が、突然の別れに悲しんでいる、その「一」の積み重ねが何百という数になって毎日報告されているのです。東日本大震災に思いを馳せてみれば、死者一万５８９９人、行方不明者２５２９人。何年経っても癒されることのない数々の痛みがあるのだと改めて感じます。
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金光大神（江戸末期〜明治の世を生きた金光教の教祖）は、家族が次々に病気にかかり、その都度治療に懸命になるも、義弟、養父、長男、長女、次男を亡くし、さらに農家にとっては家族同然の飼牛が二頭病死するという経験をしています。
こうした数々の苦難をどのように受けて乗り越えていったのか、改めて学びたいと感じました。
明治六年四月四日には、神様から、「何事も皆 天地乃神の差し向け、びっくりということもあるぞ。」とのお知らせを受けています。これについても、どう受け取ればよいのでしょうか。
先師は、著書『生きる―生き方を求めての旅』（大場正範、金光教芝教会、一九九七）の中で、金光大神の“苦難の受け方”について次のように記しています。
（以下、「」内は引用。）
「人間は生かされてある存在です。この自覚と認識を深めていくとき、我を取り巻く一切の物・事・人・時間・空間…を、我が身を生かすものとして受け取る受け方が生まれてきます。更にいえば、それらすべてが、我が身を生かすべく神より差し向けられたものとも見ることができます。」
このように見て受け取るとき、「『物』は単なる物体でなく、神愛こもれる物体となり、『事』は、単に偶発的な事柄でなく、神慮より出ずる事ともなるのです。」とあります。
「『お差し向け』の中には、それをそのまま受け取るべきものもあれば、また、それを乗り越え、それを打ち破るべきものとして、差し向けられるものもあるでしょう。『お差し向け』の中にある神の思いは、願いは、千差万別といえるでしょう」とした上で、
「このように受けていく時、ただ忌まわしいものと見られている難儀（苦難）をも、神意のこもるもの、我を生かしめるものと受ける姿勢、生き方が、そこから展開されてくる」とあります。
そして、「金光大神は、難儀を、まさしく神の『お差し向け』と受け、新たな意義（次の四つ）をそこに見出している」とあります。
@お気づけ―神の警醒
Aお試し―神の試練
Bおまつりかえ―神の代受苦
Cおとりはらい―神の浄化
例えば、教祖は42歳のとき、〈のどけ〉という重病（扁桃腺周囲膿瘍）を患い、生死をさまよいます。その際の神の言葉に、〈熱病では助からぬで、のどけに神がまつりかえてやったのぞ〉とあります。
到底助かりようのない熱病に罹るはずであったところを「神がまつりかえて下さっている」と受けているのです。
「大難を小難におまつりかえ頂く」という表現もしています。
神が、かわいい人間を助けずにはおれないと、私に成り代わって難儀を引き受けて下さっている。また、神の限りない愛の働きにより“大難”が“小難”に振り替えられている、という受け方です。
苦難がなくなるわけではありません。苦難は苦難として受けてはいるものの、その苦難の中に、神の愛のいとなみ、恵みの働きを見ているのです。
すると、「そこでは難儀の嘆きの声は消え、それに代わって、神へのこよなき感謝と、祈られてある我が身の限りない喜びの声があるのです。」とあります。
○
こうした“受け方”に学ぶことで助かった経験が、私にも幾度もあります。
妊娠中の重いつわりや様々なトラブル、長男が重い喘息の発作で入院した時、昨年末生まれたばかりの長女の湿疹の悪化や出べその治療…大きな苦難の中にある人にとっては、小さなことと思えるかもしれませんが、わが子にふりかかる“悪いこと”は自分のことよりも辛く感じます。
神様に治癒を強く願うと共に、「本当はもっと重い病気（大難）だったのを、神様が喘息や湿疹という命に関わらない事柄（
小難）にまつりかえて下さったのだ」と受け取ることでそこに感謝の心が生まれました。また、普段何事もなく当たり前のように元気に過ごせていることが、どれだけ神様にお守り頂いてのことかと気付かされることにもなりました。
苦難の中にあって、辛い気持ちだけでなく、深い感謝も生まれるという経験です。
天地の中に生かされて生きている…この自覚を深め、神様に心を向けて、「すべては私を生かすもの」という受け方をしていくと、苦難そのものの意味が変わっていくのですね。
こうした受け方をできる私になれるよう、信心の稽古をしてゆきたいと感じます。
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＜3月のこよみ＞
6日(土) 朝10時 月 例 祭
3月のお誕生日の方は玉串をお供えしていただきます
引き続き 手作りの会
11日(木)昼2時46分東日本大震災から10年目の祈り
13日(土)多磨霊園奥城参拝 （10時霊園正門集合）
16日(火)朝10時 月 例 祭
20日(土・祝)朝11時 春 季 霊 祭 並びに
先代教会長 田中花枝姫15年祭
【感染予防対策】・間隔をあけての着席・マスク着用、拝詞集ご持参ください
・時間を短縮してお仕えします ・拝詞奉唱は祭員のみ、歌の斉唱なし
・至近距離での会話を避ける ・直会宴はなし
21日(日)朝10時 信徒会役員会（オンライン）
開門時間：朝6時〜夜20時
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【春季霊祭 並びに 先代教会長 田中花枝姫 十五年祭】
３月２０日（土・祝）午前11時
私たちの大切なご先祖に御礼申し上げるお祭りです。
御霊様の好きだったものを供えることは、
感染予防対策のため、今回はしません。
体調の優れない方は無理をせず、遥拝ください。
参拝日時をずらして頂いても構いません。
お供えは郵送でも受付けます。
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【勧学祭・春まつり】
４月４日（日）午前10時〜11時半
子どもたちが今日までお育ていただき、春から入学・進級できることへのお礼を
神様に申し上げ、新学年も元気に遊び、勉強できるようにお願いをするお祭りです。
祭典は子どもたちがお仕えします。
祭典の後は楽しい春まつり！（時間、規模を縮小して行います）
ご家族そろってご参拝ください。
新しく入園・入学する方は３月20日までに名前をお届け下さい。
祭詞で名前を奏上し、記念品を贈ります。
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【感染防止対策について】
<ご協力をお願いします>
・間隔をあけての着席
・マスク着用
・参拝前の手指消毒
・拝詞集はご持参ください
・拝詞奉唱は祭員のみ
・至近距離での会話を避ける
＜暖かい服装でご参拝ください＞
お広前等のガラス戸（数センチ）、扉を開放することで常時換気を行います。
暖房器具・加湿器を用い、室温・湿度が下がらないように努めますが、暖かい服装で参拝されることをおすすめします。
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＜金光教の時間＞ ニッポン放送
日曜日 【午前4時50分】 制作・金光教放送センター
「先生のお話」
7日 マスクの下の笑顔
14日 待たされて
21日 おさがりの自転車
28日 親に頼る
▼放送センターのホームページでは、有名声優陣によるラジオドラマ、
テーマ別にピックアップした番組が聴けます。
http://www.konkokyo.or.jp/radio/
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＜気功教室＞ 3月はお休みします。
▼大崎教会のYouTubeチャンネルで、気功動画が見られます！
https://www.youtube.com/channel/UClT4W1nO1NQO7BvHqC2Nphg
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【各種儀式のお申し込みを受け付けております】
教師が皆様の歩んでこられた人生を丁寧にお聴き取りし、祭詞を作成し、真心こめて神様に奏上します。
感染の心配等で参拝が不安な場合は、オンラインで儀式をお仕えすることもできます。
延期を決定される前に、ご検討ください。
みたま様のお祭り（式年祭など）、安産祈願、
誕生祭（お宮参り）、七五三、会社設立などの奉告祭、自動車などを購入した際に
行う交通安全祈願祭、葬儀式、地鎮祭、結婚式 など
問い合わせ : ☎03(3782)0049
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【LINE公式アカウントができました】
アカウント名：「FreeListening＠戸越」
・教師とメッセージのやりとりができます。
・電話でお話をお聴きします。
・参拝予約ができます。
・「おおさきだより」を配信します。
▼友だち追加はこちらから
https://lin.ee/ynP9YMu
外出自粛で人と会えないのがつらい、誰かと話したい、という方のお役に立てたらと、
未信奉者の方向けに立ち上げました。
人と話したい、話を聴いてもらいたい…どんな些細なことでも結構です。
教師が真摯にお話を聴かせていただきます。
教師は秘密を厳守します。
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金光教大崎教会 ご祈念とお話: 午前6時、10時（毎日）
〒142-0041 東京都品川区戸越５丁目13-10
TEL (03)3782-0049
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
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