おおさきだより メルマガ26号 (通算310) 2004(平成16)年1月号 ---------------------------------------------------------------------- 新しい年、平和な世界、幸せな人生となりますように。 (ー_ー) v(^・^)。 ---------------------------------------------------------------------- メルマガの解除は………………> http://osaki.konko.jp/index.html ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> ありがとう  昨秋、東北の教会に参拝した。わが友・教会長夫妻にはふたりの子どもがい た。三年前に娘が結婚し、その一ヶ月後、その兄が劇症肝炎を発症し、わずか 二十日にして亡くなった。余りに突然の死に茫然自失した。一年たって、よう やく自分たちの身に何が起こったのか、考えることができるようになった。子 を失った母は、二十四年の人生を駆けぬけていった愛しいわが子がこの世に存 在した証を残したいと手記を書いた。大学で健康科学を専攻し、中学で体育の 教諭をして皆に慕われ、誠実で、親孝行で、愚直な息子が浮き彫りにされてい た。人生の断片を拾うような訥々とした筆運びだが、母親の心情が吐露されて いて、読んでいて何度も胸に熱いものがこみ上げた。手記を含めた一年祭の偲 び草の表紙には、『ありがとう』と書かれている。  父は、教会の掲示板に、「失ったものは大きい。あるうちは、その有り難さ に気づかず、失ってみてはじめて分かる有り難さ。申しわけない」と書いた。 最後の「申しわけない」の一語に胸突かれる思いがする。  子の眠る墓に連れて行って貰った。自然石に、偲び草と同じ書体で「ありが とう」の文字が刻まれていた。父が書いたものだという。その年、教会の信仰 実践テーマを「すべてにお礼を」と掲げていた。教会長は、「神様から、『息 子が死んでもおまえはお礼を言えるか』という課題を与えられたような気がし た」という。重たい課題だ。  金光大神の生涯は茨の道だった。人間の味わうありとあらゆる困難を体験さ れたと言っても過言ではない。それはあたかも、われわれ、救われるべくして ある人間のための代受苦であり、道を切り開いて行く先駆者の行でもあった。 そして、晩年に、「何事も天地の神の差し向け」であるとの境地に至られるの である。死もまた神の賜(たまもの)ということになる。  息子の納骨を済ませると淋しさがどんと迫ってくる。しかし、わが友は、淋 しい方に思いを寄せないで、二十四年間の思い出の方に心を寄せて、「ありが とう」と言い続けていくことを自らに課した。それは、息子に「ありがとう」 を言うと同時に、息子から「ありがとう」と言われる自分になろう、との決意 がこめられているように思えた。 ---------------------------------------------------------------------- <1月のこよみ> 元日(祝)朝11時 元日祭 6日(火)昼1時半 初祭     〃 昼3時 役員会 6日(火)〜31日(土) 寒中信行 16日(金)昼1時半 月例祭 25日(日)昼1時半 月例霊祭     〃 引き続き 信徒会総会     〃 引き続き 新年会 寒信行    1月6日(火)〜2月4日(水)    〔ご祈念〕 朝5時半・10時・夕3時 ---------------------------------------------------------------------- 金光大神御理解  生きている時だけ天地金乃神のお世話になるように思っている者もあるが、 死んでもお世話にならなければならない。魂は神からお下げくださったもので あるから、天からお暇が出たら、また神のおひざもとに納まり、体は地から生 じたものであるから、地に納まってお世話にならなければならない。 57  神のおかげで生まれてきた人間であるから、死ぬのも神のおかげでなくて死 ねるものか。そうであるから、生まれたのがめでたいなら、死んで神になるの は、なおのことめでたいではないか。死ぬのがつらいと言うのは、まだ、死ぬ のをいとわないだけの安心ができていないからである。信心して、早く安心の おかげを受けておかなければならない。神のお計らいでは、いついくかも知れ ないのに、その際のうろたえ信心では間に合わない。平生から、まさかの折に うろたえないだけの信心をしておかなければならない。  58  みな、神の分け御霊を授けてもらい、肉体を与えてもらって、この世へ生ま れて来ているのである。そうしてみれば、この世を去るのに苦痛難儀をするの は、人間の心からのことである。神様からお授けくださった体がこの世を去る 時、痛いかゆいがないよう、ただ年病みのゆえというように長生きをし、孫子 まで見て、安心して死ぬのが、神の分け御霊をいただいている者のすることで ある。金光大神の教えを守れば、末を楽しみ、安心してこの世を去ることがで きるから、若い時に信心して元気に働いておいて、そのようなおかげを受ける がよい。 59 ---------------------------------------------------------------------- 久松育子先生の料理教室と公開講演会   3月14日(日) ------------------------------------------------------------- 道行く人々へのメッセージ 「私は正しい。  あなたは間違っている」 そんな考え方からは、 よい人間関係も、幸せも、 平和も生まれない。 認め合い、尊び合っていきたいものですね。   * * * * * * * * * * 「あ〜、やんなっちゃった」節人生から 「あゝ、ありがたや」節人生へ   苦しみの種の探すより   喜びの種を見つけよう ------------------------------------------------------------- 金 光 教 宣 言 大いなる天地に生かされる人間として すべてのいのちを認め、尊び 神と人、人と人、人と万物が あいよかけよで共に生きる世界を実現する ---------------------------------------------------------------------- あいよかけよの生活運動   願い わが心の神にめざめ 祈り、対話、行動をもって 神を現す生活をすすめ 共に助かる世界を生みだそう ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 1月8日、15日、22日、29日 ---------------------------------------------------------------------- 大和気功教室  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分 ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。  (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp e-mail: osaki@konko.jp