おおさきだより メルマガ24号 (通算308) 2003(平成15)年11月号 ---------------------------------------------------------------------- 秋深し。     v(^・^)。  ---------------------------------------------------------------------- メルマガの解除は………………> http://osaki.konko.jp/index.html ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> 「ありがとう」の稽古  アメリカから郵便が届いた。サンフランシスコで金光教の布教をしている川 初正人先生からである。かれとは、金光教学院で同じ釜の飯を食った仲間で、 36年間の付き合いになる。昨年訪米したときも、一緒に夕飯を食おうと、サン フランシスコ湾対岸のサウサリトのレストランに連れて行ってくれた。  手紙には、教外者用ニュースレター第一号というのが入っていた。タイトル は、『心身学道 The Way of Mind, Body and Spirit 』である。かれはサンフ ランシスコ教会長を長く務め、今はそれも辞して、サンフランシスコ周辺で、 未信奉者に柔道などを教えながら、武道の心、東洋の心などを説きつつ、金光 教の教えを語っている。  今は、交通も情報も飛躍的に便利になり、世界は狭くなったが、それでもア メリカからすると、日本は遠い、と思う面がある。たぶんに心理的なところか ら来るのかも知れないが、人との接触がない、というのは決定的なのである。  私も、シカゴで一年、サンフランシスコで一年余を過ごしたが、情報に飢え た。その経験から、友人が、どん欲にありとあらゆる情報にアンテナをめぐら し、少しでも自分の感性に引っかかってくるものは、それを雑食して自分の血 肉にしてしまう感じというのが、すごくよく分かる。川初師は、信心の糧にな るものについては、貪欲である。  『心身学道』には、「腹を立てない 心配しない 一日百回ありがとう」と 提唱してあった。そして、ある人の次のようなことばを引用していた。  結論的な話から先にしましょう。 現在ある言葉のなかで、最高の影響力を 持つ言葉は「ありがとう」の五文字でしょう。  ここに、どのような時も、「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と繰り 返し、繰り返し唱えている人がいるとします。するとその人は、言葉の波動を うけて体内の水や血液が再生し健康体になります。精神も豊かになり、人間関 係も円滑になってきます。そして、「ありがとう」の数がある一定の数を超え た場合、奇蹟としかいいようのない現象となって、その人に降り注ぎます。 「ありがとう」を宇宙に発し続けていけば、「ありがとう」 を言わざるを得 ない現象を次々に招き寄せてくれるのです。                   私はこの文章を書いた人の本を読んだことがある。 「ありがとう」を言っ た数と奇蹟とが連動して語られているところに、いかにもアメリカ人の功利主 義の嗜好をくすぐりそうで、ほほえましいものを感じてしまう。  「ありがとう」の法則を説くこの人は、「う・た・し」運動を提唱してい る。「うれしい、楽しい、しあわせ」と思い続け、唱え続ければしあわせにな るというのである。「うたし」グッズなるものを販売していて、革製の財布 に、「う・た・し」と刻んだものを持っている人に、「ありがとう」運動の本 を借りて知った。この人の説く「ありがとう」運動は、 Thank you. ではダメ で、「ありがとう」でなければいけない、と語るが、わが友はそんなことはお 構いなしで、サンキュー百回運動を展開しているのである。川初師の場合の数 は、実践と結びついている。  川初師に感心するのは、行動力と独創性である。良いと思ったら即実践す る、というところが強みである。また、神心を「Universal Mind」(宇宙の 心)といって、八つの徳目を八つ波の絵にふりあてて、「辛抱心、慈悲の心、 真心の祈り、思いわけの心、平常心、無欲の奉仕、感謝の心、へりくだった 心」とし、それへ向けて自分の心を育てよう、と提唱している。異国の地で 人々と接して得たわが道の大切な徳目の集約なのである。  金光様のおことばに、「有り難い、有り難いと思っている人には、有り難い ことばかり起こってくる」というのがあった。  有り難い心をつくるために、「有り難う」と言い続ける実践が、日常の有り 難くない状況下でも、「ありがとう」と言える心をつくるのであろう。  生き方の工夫の一つである。 ---------------------------------------------------------------------- 御本部参拝を終えて                            中 畑 建 一  今年の御本部参拝は人との出会い、人の持っている元気を頂いた参拝でし た。  今年は首都圏参拝団であったので沢山の教会の人々とご一緒させて頂き、初 めて会う人達ばかりなのにすぐにうち解けて親しくなり楽しく会話が出来たの は共通の心を持つ者同士なのかと考えさせられました。  3日間のスケジュールでしたが行く先々で「おおさきのひろば」に登場する 馴染みの名前の人々と出会うことが出来、すごく嬉しくなりました。  集う事の大切さ、話をする楽しさを気持ちよく感じられた3日間でした。  人は精神的に元気になれば身体が元気になり、身体が元気になればはつらつ となって外に出て人に会いたくなってくる、そんな気持ちになれ、人に楽しま せて貰い、人に元気を貰い、今度は自分が人に楽しんで貰わねばと思うのでし た。 __________________________ 【お詫び】 「おおさき」に中畑氏の原稿を早くに頂いていました。編集上の ミスで掲載しそびれました。 深くお詫びします。大崎教会のホームページに再編集して掲載する予定です。 ---------------------------------------------------------------------- <11月のこよみ> 2日(日) 朝10時 役員会 6日(木) 昼1時半 月例祭      ご伝記『金光大神』拝読 8日(土) 昼1時 手作りの会 9日(日) 朝10時  社会奉仕活動(お世話役・フォーゲル) 15日(土) 昼1時半  月例祭   変更!親教会ご大祭のため、一日繰り上げてお仕えします。 26日(水) 昼1時半  月例霊祭 29日(土) 夜7時 かぼちゃの会 ---------------------------------------------------------------------- ☆☆★★金光大神御理解★★☆☆ 人が人を助けるのが人間である。人間は、子供がころんでいるのを見て、すぐ に起こしてやり、また水に落ちているのを見て、すぐに引き上げてやることが できる。人間は万物の霊長であるから、自分の思うように働き、人を助けるこ とができるのは、ありがたいことではないか。牛馬その他の動物は、わが子が 水に落ちていても引き上げることはできない。人間が見ると、助けてやれる。 牛馬や犬猫の痛い時に人間が介抱して助けてやることは、だれでもあろう。人 間は病苦災難の時、神や人に助けてもらうのであるから、人の難儀を助けるの が人間であると心得て信心をせよ。  49 わが身はわが自由にならないものである。  50 障子一重がままならない人の身である。   51 ___________________________________ 関係教会大祭 11月 2日(日)13:30 東京 8日(土)13:30 北沢 15日(土)13:30 田園調布 16日(日)13:30 品川 23日(祝)13:00 神明 23日(祝)14:00 蒲田 23日(祝)14:00 大岡山 24日(休)14:00 世田谷 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分  ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。  (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 10月2日、9日、16日、23日、30日 ---------------------------------------------------------------------- <大和気功教室>  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp         e-mail: osaki@konko.jp