おおさきだより メルマガ23号 (通算307) 2003(平成15)年10月号 ---------------------------------------------------------------------- 奉祝教祖120年 生神金光大神大祭      (^・^)v ---------------------------------------------------------------------- メルマガの解除は……> http://osaki.konko.jp/ ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> 天地の親神様  三年半前に韓国金光教が設立された。その背後には、戦後歴史の中に忘れ去 られていた一人の韓国人教師の壮絶な生涯と祈りがあった。  李元珪(イ・ウォンギュ)師である。ソウルにあった金光教西大門教会の教 会長だった。戦前、朝鮮半島にあった教会はことごとく日本に引き揚げた。朝 鮮人の李師は、戦後も信仰を捨てなかった。日本の宗教を信仰しているという 理由で、親族からの反対や周辺からの圧力があったのであろう、妻とは離婚さ せられた。四人の子どものうち三人が妻のもとに引き取られた。妻の実家に身 を寄せていた元珪師は家を出ざるを得なかった。後にご子息のことばから、こ のときが生涯でもっとも辛かったということが分かる。河原に住み、鉄を拾っ て命をつないだという。  元珪師が戦前修行をしていた広島県の芸備教会に、昭和41年に寄せられた手 紙には、戦後、同師は、「謹慎」をしていたという。世間に顔向けならない自 分の立場を甘受していたということであろうか。  日韓の国交回復直後に元珪師から再三送られた手紙に日本側からも様々なア プローチが試みられたが、それが届いたという記録はない。  今から十年前、金光教国際センターが設立され、たまたまソウルで開催され た日韓宗教者シンポジウムに金光教関係者が参加した。その機会に、もし存命 なら九十代になっているはずの元珪師を探した。手紙の古い住所だけが頼りだ った。難航したが、韓国の警察や親切な人たちの助けを得て、金光教本部に保 管されていた本籍から、いろいろなことが判明した。元珪師はすでに手紙を日 本に出した翌年に亡くなっていた。さらに、長男の李真求(イ・ジングウ)氏 の現住所が分かった。  父親が日本の宗教を信仰し、教師をしていたために迫害を受けた子は、金光 教のことを恨んでいるのではないか、と危惧された。やっと尋ね当てた真求氏 に、「これまで大変ご苦労をかけたが、金光教として何もできなかったことを お詫びします」と申し上げると、「父は自分がよくて信じていたわけで、金光 教はすばらしい宗教だと思うし、父は立派な人だったと思います」と答えた。  元珪師を探すときに、たまたま飛び込んだ日本語学校の校長先生・康領俊 (カン・ヨンジュン)氏は親身になってあちこち電話して消息を尋ねてくれ た。その康領俊氏は、金光教が、五十年も前から連絡が取れなくなった人を探 してお詫びを言いたい。もし亡くなっているならせめて墓参をしたい、と言っ ているのを聞いて、「日本にそんな宗教があるのか」とびっくりし、金光教の ことを知りたいから教典を送ってくれ、と言った。教典を熟読して、その教え を日本語学校に掲示したり、教典の韓国語訳をしたりして、熱心な信者となっ た。  やがて、李真求氏も康領俊氏も日本で修行を積んで金光教教師となり、韓国 金光教の代表に李真求師が、理事に康領俊師が就いた。  かれらは、「私たちは、日本の宗教を信仰しているわけではないのです。た またま日本人であった救いの親、教えの親の金光大神様を通して、天地の親神 様である天地金乃神様を信仰しているのです」と言う。金光大神の開かれた道 は、世界の宗教、天地を開く道なのだということを韓国の人たちから教えられ る。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *  その韓国布教を推進するために、1995年、福岡県黒木教会在籍教師の鳥取和 道師が教団からソウルに派遣されました。  反日感情が強い中、様々な苦難を乗り越えて、韓国の人々から信頼され、韓 国金光教を設立するまでに至った熱血教師の奮闘の話は、あなたの魂を揺さぶ らずにはおかないでしょう。  教祖120年・生神金光大神大祭の中身です。ただひたすら日韓交流の架け橋 になるために心に汗をかくことを願い、ことばよりも実行で信仰を伝えた話 を、ギター片手に歌を交えて聞かせて頂きます。   ---------------------------------------------------------------------- 教祖120年 生神金光大神大祭   10月26日(日)午後1時半 教話「花を通して“ハナ”になる」   前金光教ソウル活動センター所長 鳥取和道先生  教祖ご自身が、ご神命により始められた年に一度の大切なおまつりです。教 祖の神、取次の神、わが心の神をまつるお祭りです。  前日からの御用(午後1時半から)にも進んで取り組ませていただきましょ う。  当日は、家族ぐるみでご参拝ください。 ---------------------------------------------------------------------- <10月のこよみ> 4日(土) 朝10時 役員会 4日(土) 昼1時 手作りの会 6日(月) 昼1時半 月例祭 13日(日) 昼1時半  社会奉仕部 16日(木) 昼1時半  月例霊祭 引き続き ねっこの会 18日(土) 夜7時 かぼちゃの会 25日(土) 昼1時半 大祭準備御用 26日(日) 昼1時半 生神金光大神大祭 27日(月) 朝9時 後片づけ御用 ---------------------------------------------------------------------- 第15回 チャリティ・バザー盛大に  9月7日(日)午前10時から第15回チャリティバザーが盛大に開催されまし た。新広前での会場の配置にもだいぶ慣れ、御用分担も、人の流れもスムーズ になりました。  近所の皆さんからの提供品が多く、盛大に開催されました。開始前から人が 並ぶ盛況ぶりでした。  天候にも恵まれて、模擬店では、焼き鳥、焼きそば、炊き込みご飯、冷やし ぜんざい、フランクフルトソーセージ、生ビールなどが大いに売れました。  デフレの世相を反映して、単価が昨年以上に低く設定されましたが、焼き海 苔、南部せんべい、米、小豆などが無償で提供されたり、手作りの品々が提供 されて売れ利上げが伸び、305,140円になりました。ハートフルトレードに 12,213円、米山寮に35,000円が寄付され、他の収益金は、平和活動センターと 品川区社会福祉協議会に寄付され、若干の残余金は一食一円運動に繰り入れら れます。  皆々さまのご協力に感謝します。 ---------------------------------------------------------------------- 関係教会大祭 10月 5日(日)13:30 松本 11月 2日(日)13:30 東京 8日(土)13:30 北沢 15日(土)13:30 田園調布 16日(日)13:30 品川 23日(祝)13:00 神明 23日(祝)14:00 蒲田 23日(祝)14:00 大岡山 24日(休)14:00 世田谷 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分 板谷全子脚本ラジオドラマシリーズ「金光教祖ものがたり」(声 永井一郎他) ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。  (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 10月2日、9日、16日、23日、30日 ---------------------------------------------------------------------- <大和気功教室>  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp e-mail: osaki@konko.jp