おおさきだより メルマガ20号 (通算304) 2003(平成15)年7月号 ---------------------------------------------------------------------- 梅雨。草木がみずみずしい季節です。 (^・^)v ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> 人の目と神の目と  教祖120年奉祝「映画と講演の集い」が6月14日、大井町のきゅりあん大 ホールで開催された。  講演は瀬戸美喜雄先生が「金光教祖から 21世紀へのメッセージ」という タイトルで話し、今日を生きる私たちの課題を次のように提起された。        ○  金光大神のものの見方は複眼的であった。教祖のみ教えは、一つのことをお っしゃると、それと反対とも思えることを諭しておられる。「一心に願ってお かげを頂け」に対して、「おかげは和賀心にあり」と教えられた。「神さまが おかげを下さる」というのが人々の通念であろう。それに対して「あなたの心 一つでおかげを頂く」とその通念をひっくり返すような、超念とでもいういべ き見方を提示しておられる。通念と超念とは矛盾している。しかし、そのどち らを取るかではなく、その二つを一つにしていくような、超念が通念を包み込 んでしまうようなあり方を示しておられる。  その例として、ある母親が中学生の子の非行に悩んだ話をしてみたい。夫に 何とかして貰いたいと再々頼むが何ともならず、行き詰まってしまった。しか し、ある時、「人の身が大事か、わが身が大事か、人もわが身も皆人」という み教えに翻然と悟るところがあった。わが子も自分も、両方とも神のいとし子 だ、ということに心の眼が開かされた。これまでは、子どもは親に従うべき だ、学校の規則に従うべきだ、と思ってきた。それに従わぬ子に苦しんでき た。しかし、わが子は困ったことをするけれども、おかげを受けて生きていて くれる、そのことをお礼申そうという気になった。子どもに何とかなってもら いたい、ということと、子どもがおかげを受けているという二つの面、それを もってどう生きていくか、ということを金光大神は教えているのではない か。  お取次というのは、現実に抱えている問題と、神さまから打ち返されてくる ものとの二つを一つにしていくはたらきがある。  アカデミー賞に輝いたアニメ「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督は、この作 品について「正邪の対決が主題ではなく、善人も悪人もみな混じり合って存在 する世の中ともいうべき中に投げ込まれ、修行し、友愛と献身を学び、知恵を 発揮して生還する少女の物語」と語っている。  つまり、正邪、善悪を一方的に決めるのではなく、混ざり合う中で自分が変 わり、相手も変わって、共に生きていく世界を描こうとしたのであろう。これ は、金光大神的な世界観に通ずる。  21世紀は、このような金光大神の複眼的な、統合的なものの見方が時代の 指針になるであろう。        ○  いま世界はグローバル化(世界標準化)の波に席巻されている。経済の原 理、利潤追求のみを求める価値観で何もかもが覆われ、人間の値打ちも、社会 通念も、政治思想も、倫理も道徳も、「金がもうかるか」「金にするといくら になるか」「金さえあれば」になっている。信仰、徳、真心、愛、誠実、清 純、正直、親切、友情など、人間にとって大切なものがたくさんある。そし て、何かを獲得、達成していくことも大切だが、今このように生かされて「在 る」ということの有り難さをかみしめたい。「もっともっと」と追求する他 に、すでに恵まれていることに満足し、感謝する生き方があることを知りた い。  「私は正しい。きみは間違っている」と相手を否定することから争いが起こ る。相手も私も神のいとし子同士。お互いを尊重しあうことから平和共存が生 まれるのである。 ---------------------------------------------------------------------- 教祖120年奉祝行事に参加した映画関係者の発言  映画「おかげは和賀心にあり」は、教祖百年祭を記念して作られた金光大神 の伝記映画である。  この映画を監督した石田勝心氏は、「教祖は相手が悪い心をもっていても、 改まるように祈ってあげなさい、と教えられた。この心こそが今の世界の平和 にとって必要なのではないか」と語った。  教祖役の鈴木瑞穂氏は、「この映画が出来た20年前に較べて世界はもっとダ ーティになった。教祖のヒューマンな教えは今とても新鮮に聞こえる。人々に 訴える力をこの映画はもっている」と語った。 ---------------------------------------------------------------------- <7月のこよみ> 5日(土) 朝10時半 月例祭 5日(土)〜6日(日) 信心一泊研修会 12日(土) 朝10時  手作りの会       朝10時  研修部会 13日(日) 朝10時  社 会 奉 仕(かぼちゃの会担当)       引き続き  か ぼ ち ゃ の 会(バザー打合せ) 16日(水) 昼1時半  月例祭       首都圏交流教話 丸子教会長・横山光雄先生 16日(水)〜31日(木) 信行期間        ご祈念 午前5時半、 10時 20日(日) 正午 東京平和集会 26日(土) 昼1時半 月例霊祭       き続き 役員会 ---------------------------------------------------------------------- 信行期間  16日(水)〜31日(木)        ご祈念 午前5時半、 10時 期間もご祈念の回数も少ないですが、大先生が、集中して全身全霊で取り組み たい、とのことで、このように定められました。 ---------------------------------------------------------------------- <信心一泊研修会>  7月5日(土)〜6日(日) 「いこいの村あしがら」にて  一泊ならではの深い話し合い。得るものがいっぱいです。初めてのあなたも 大歓迎。  参加希望者は、教会または太田昇研修部長にご連絡下さい。  7月6日の月例祭は、5日(土)午前10時半に行います。 ---------------------------------------------------------------------- 7月16日(水)午後1時半 月例祭 並びに  教祖120年首都圏交流教話    「尊きいのちを頂いて」     丸子教会長・横 山 光 雄 先 生 ---------------------------------------------------------------------- <新刊本>『生まれ変わり物語 ー金光教祖と出会った人々ー』高橋行地郎著 金光教祖と出会い、生まれ変わる17人の「生まれ変わり物語」 6月8日発売 お近くの書店で注文してください。 発行・金光教徒社 定価 1,200円 ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 7月3日、10日、17日、24日、31日 ---------------------------------------------------------------------- <大和気功教室>  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- ご本部参拝 教祖120年生神金光大神大祭 ご本部参拝 申し込みまだ間に合うかも 首都圏参拝団 教祖120年生神金光大神大祭  <現在申込者>(直帰組)植松せつ、岸進、小山久美子・亜希子、嶋津武司・ 孝、 竹内三郎・孝子、八山シズ子、前原とも子、横岡恵美子、 11名 (京都組)青谷武一、青海和美・奈希紗、池上祐子、太田明、岡田光二・ タヱ子、志水政人、鈴木信子、高島あや、田中元雄・繁美、田中幸子、 田中美智代、角田セツ子、富平豊彦・静代、中畑建一、吉田ツヤ子 19名 日程 <往路>9月27日(土) 東京10時3分発→新横浜→金光                    かんぽの宿遥照山泊 28日(日) 教祖120年生神金光大神大祭参拝 <直帰組> 金光→新横浜→東京 18時16分着 <復路>京都観光組 28日(日) 金光→京都 祇園、仁和寺ほか  湯の花温泉泊 17時30分着 29日(月) 亀岡〜嵯峨野 嵯峨野観光鉄道トロッコ列車 嵐山 平安神宮  清水寺 銀閣寺 三十三間堂     京都→新横浜→東京着 20時16分 <団参費用>直帰組 28,800円 観光組 59,100円 (ジパングなどは割安)      この他にかんぽの宿宿泊費 約10,000円かかります。 <支払い>7月中にお願いします。 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分 ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。 (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp         e-mail: osaki@konko.jp