おおさきだより メルマガ19号 (通算303) 2003(平成15)年6月号 ---------------------------------------------------------------------- このメルマガ送信の停止は    http://osaki.konko.jp/ ---------------------------------------------------------------------- メルマガのバックナンバーは   http://osaki.konko.jp/communicate/magazine/back/index.html ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> 私が悪かった  よちよち歩きの子が転んで柱に頭をぶつけ、大泣きした。母親が抱き上げ、 あやして、泣きやむと「悪い柱ね。メッ、メッ」と柱をぶって、「あなたを痛 めつけた柱ちゃんを叱っといたからね」というふうであった。別のある時、 「柱さんも痛かったでしょうね。ごめんなさいね、だいじょうぶ?」と柱をな でて、いたわった母親を見て、なるほどなあと感心したことがある。  子どもが柱とごつんこして痛かったという同じ体験をしても、その子にとっ て、体験の意味はまったく違ったものになる。前者は、相手が悪い、と人を責 めることを学習する。後者は、人の痛みに思いをいたすことを学ぶ。  人とトラブルが起きたとき、「すみません」「だいじょうぶですか」と相手 を思いやる心がほしいが、謝罪はそのまま賠償責任を負うという訴訟社会にな ると、人を大切にするよりも、謝ってはならないという保身からギスギスした 関係を生み出してしまう。  どんな人にも、他者の非を責められるほど自分は立派ではない、と思えるよ うな過去があるのではなかろうか。  ずいぶん前のことである。眠っている夜中に息子から電話がかかった。交通 事故を起こしたという。わかばマークだった。  深夜の都心を運転していて、Uターンをした。ところが一度で回れず切り返 すべくバックをした。アクセルを思いっきり踏んだために後続車とぶつかって しまった。相手は反対方向を向いていた。パニックになって、そのまま逃げた。 誰も追いかけてこない。目撃もされていないと思う。どうしたらいいか、とい う。  寝入りばなで朦朧としていた私は、「ともかく帰ってきなさい」と伝えて電 話を切った。翌日になって、なぜ即座に交番に行けと言わなかったか、と悔や まれた。すぐに息子を警察に赴かせたが、警察でしこたましぼられ、被害者に 謝罪して示談交渉をしてきた。私も同罪であり、叱られ、詫びるべきであった。 それを息子にのみ押しつけてしまった。私は、「悪いことをしたね。もうしわ けない」と息子に謝った。そのことを思い出すと、恥ずかしくて、今もなお、 心の中にざわざわとくるものがある。  詫びるのは、「申し訳ありません」であって、「許してください」ではない。 まな板の上の鯉のように「どのようにでも料理して下さい」が、「私が悪うご ざいました」ということであろう。  金光大神さまは、人間は凡夫であり、最善を尽くしても、神さまの目からご 覧になれば、どこにどのようなご無礼があるかわからない、と考えられた。自 分の至らなさ、わが内なる悪を自覚したとき、「おまえが悪い」とは言えなく なるのである。 ---------------------------------------------------------------------- <6月のこよみ> 1日(日)朝10時  6月度役員会 6日(金)昼1時半 月例祭 7日(土)〜8日(日) 教団独立記念祭 8日(日)昼1時半  社会奉仕部会 14日(土)昼1時半 教祖120年奉祝「映画と講演の集い」大井町駅前                         きゅりあん8階大ホール 16日(月)昼1時半 月例祭 教話 杉並教会長・小柴宣和先生 21日(土)朝10時  手作りの会 21日(土)夜7時  かぼちゃの会 26日(木)昼1時半 月例霊祭    引き続き  ねっこの会 28日(土)朝10時  7月度役員会 30日(月)夜7時  上半期感謝祭 ---------------------------------------------------------------------- 教祖120年奉祝「映画と講演の集い」6月14日(土) 午後1時半〜4時半  きゅりあん8階大ホール(Jr・りんかい・東急の大井町駅 徒歩1分)  入場無料      ★家族や友人を誘って参加しましょう。 映画「おかげは和賀心にあり」(劇場用35o) 監督 石田勝心   鈴木瑞穂(主演)、高田敏江、藤岡重慶、左 時枝、平田昭彦、   倉石 功、西川ひかる、西田 健、仲谷 昇 講演 瀬戸美喜雄先生(元金光教教学研究所長) 「金光教祖から 21世紀へのメッセージ」 ---------------------------------------------------------------------- <信心一泊研修会>  7月5日(土)〜6日(日) 「いこいの村あしがら」にて  一泊ならではの深い話し合い。得るものがいっぱいです。初めてのあなたも 大歓迎。  参加希望者は、教会または太田昇研修部長にご連絡下さい。  7月6日の月例祭は、5日午前中に行う予定です。 ---------------------------------------------------------------------- <新刊本>『生まれ変わり物語 ー金光教祖と出会った人々ー』 高橋 行地郎著  金光教祖と出会い、生まれ変わる17人の「生まれ変わり物語」 6月8日発売 お近くの書店で注文してください。 発行 金光教徒社  定価 1,200円 ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 6月5日、12日、19日、26 ---------------------------------------------------------------------- 大和気功教室  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- ご本部参拝  〆切間近   首都圏参拝団 教祖120年生神金光大神大祭  参拝希望者は、教会までお申し込み下さい。 <現在申込者>(直帰組)小山久美子・亜希子、嶋津武志・孝、竹内三郎・孝子、 田中繁美、八山シズ子、横岡恵美子、 (京都組)青谷武一・冨美子、池上祐子、太田明・妙子、岡田光二・タヱ子、 岸進、志水政人、鈴木信子、高島あや、田中幸子、田中美智代、田中元雄、角 田セツ子、富平豊彦・静代、中畑建一、吉田ツヤ子、 日程 <往路> 9月27日(土) 東京10時3分発→新横浜→金光 28日(日) 教祖120年生神金光大神大祭参拝 <復路・直帰組> 金光→新横浜→東京 18時16分着 <復路・京都観光組> 28日(日) 金光→京都 祇園、仁和寺ほか  湯の花温泉泊 17時30分着 29日(月) 亀岡〜嵯峨野 嵯峨野観光鉄道トロッコ列車 嵐山 平安神宮  清水寺 銀閣寺 三十三間堂     京都→新横浜→東京着 20時16分 <団参費用>直帰組 28,800円 観光組 59,100円 (ジパングなどは割安)      この他に岡山宿泊費 約10,000円(参拝時でもOK)かかります。 <支払い>団参費用分7月中にお願いします。 ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。 (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 URL http://osaki.konko.jp         e-mail: osaki@konko.jp