おおさきだより メルマガ14号 (通算298) 2003(平成15)年1月号 ---------------------------------------------------------------------- 明けましておめでとうございます。ことしもよろしくお願い申し上げます。 (^・^)v ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> 金光大神流の生き方を求めて  夫婦道ということばを初めて聞いたとき、夫婦のありようにも道というもの があるのか、と驚いた。  茶道、華道、書道、柔道、合気道というように、武道芸道にも道ということ がいわれる。お茶を入れて客人をもてなす一連の所作を通して一期一会という 人生観が会得される。一道を極めることによって天地の道理に至るのであろう。 何かを始めるとき、先生から習う。師匠は弟子に、まず基本を教える。どんな 道でも基本が大事である。家でも、基礎がしっかりしていないと倒れるかもし れない。基本を学ぶには、単純でつまらぬと思えることを、くり返しくり返し 稽古をして身につけなければならない。それをみっちり学んだ人にして初めて、 いろいろに応用がきくし、創造性も発揮できる。ところが、基本をないがしろ にして、自己流でやる人は、長年かけても上達しにくい。  たとえば、スキー。私は幸運なことに、誘ってくれる人があって、最初の頃 はいつもスキースクールの合宿に入って先生とマン・ツー・マンに近い形で学 んだ。そのおかげで、フォームがきれいだと人に言われる。フォームが決まる と、どんな難所もこなせるようになる。ところが、スキーを始めるとき、通常 あるパターンは、友人と一緒に行って、ちょっとじょうずな友だちに教えても らって、あとは数をこなしてなじんでいくのである。そのようにしてスキーを している人には残念ながら限界がある。ある程度以上には上達しないのである。 その壁を越えるには、欠点を克服するためにコーチが必要になる。  野球大リーガーのイチロー選手にも、松井秀喜選手にも、バッティング・コ ーチがいる。コーチがフォームを点検し、崩れや歪みを正す。我流でやってい たのでは一流にはなれない。  私たちの歩む道は金光大神の道である。「金光道」とでも言おうか、「正道」 とでも言おうか。我流の信心はハタ迷惑である。一徹の信と妄信とは違う。教 えは人を縛る道具ではない。ああしなければだめだ、こうしなければならない というような窮屈なものではない。逆に人間がとらわれているあらゆる呪縛か ら広やかな天地に解き放つのがこの道である。  我流の生き方から、天地の道理を明らかにされた金光大神流にもとづきたい。  教祖神上がられて120年の今年。金光大神流の生き方を求めてその中身を 明らかにし、体得して、心の底から輝く一年としたい。 ---------------------------------------------------------------------- おかげ同窓会  年末に「おかげ同窓会」がありました。教祖百年祭記念の映画「おかげは和 賀心にあり」の制作にかかわった人が、あれから二〇年たったことを記念して 集ったのです。  石田勝心監督をはじめ志賀カメラマンなどのスタッフ、役者の鈴木瑞穂、高 田敏江、倉石功、大原真理子など十六名の各氏が集まりました。そして、それ ぞれ映画に関わった思いや近況を語り合いました。  近藤藤守役の倉石功さんは、「『ガードマン』を七年やっているけど、こん な集まり一度もやったことないですよ」といいます。石田監督に尋ねたら、 「映画を作って、その後関係者がこういうふうに集まるということは皆無です。 この映画作りがいかに特別のものだったか、ということを物語っているでしょ うね」とのことでした。  小道具担当だったピー子さんは、舞台用の「美術」の会社の社長です。 「『おかげ…』にかかわったおかげだと本当に思っています」と満面の笑みで 語ってくれたときには、なにやらうれしくなりました。  照明の長谷川さんは、「私は旅が好きで、知らない街の路地裏をよく歩きま すが、あっ、ここにも金光教があった、ということがよくあって、そんな時う れしくなるんです」といいました。みんな、「そうそう、よく見かける。けっ こうあちこちにあるんですね」とうなずきました。  ちょっとシリアスな話も。教祖役の鈴木瑞穂さんとの対話で、こんな発言が ありました。  「韓国の映画監督が日本の映画をみてガッカリした、と言っていました。物 量に物言わせて作るその中身の空疎なことにあきれていたんですね。それより も、路傍の花をじっと見据えて、その美しさをじっくり撮りたいと言っていた。 それがほんものだと思います。  いまの日本は、何もかも変ですよね。戦争をしたかつての日本、そのいつか 来た道、もう二度と歩んではならない道をまた歩み始めているような気がして しょうがないんですよ。  九・一一以後、世界も日本もおかしくなっています。非常に危険な状態にな っていると思います。それに歯止めをかけたいと思うのですが、旗を振って大 声を出すというよりも、金光大神のように、一人一人が自分の心を見つめて生 き方を正して、それが大きなうねりとなって、世界に平和を生み出すことにな ってほしい。 ---------------------------------------------------------------------- ●サトウサンペイ著『人生いつも初体験』(文芸春秋社) 1,500円+税     書店でお買い求め下さい。 ---------------------------------------------------------------------- <1月のこよみ> 元日(祝)朝11時 元日祭 6日(日)昼1時半 初祭 (参拝者には「祈りの手帳」を差し上げます。)      昼3時 役員会 6日(日)〜31日(日) 寒中信行 19日(日)朝10時 フォーゲル・かぼちゃ合同集会 19日(日)昼1時半 月例祭       引き続き 信徒会総会       引き続き 新年会 26日(日)昼1時半 月例霊祭 <寒信行>    1月6日(月)〜1月31日(金)    〔ご祈念〕 朝5時半・ 10時・ 夕3時 <信徒会総会・新年会> 1月19日(日)昼1時半  月例祭 引き続き 信徒会総会 引き続き 新年会    ☆料理一品持ち寄りです。 ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 1月9日、16日、23日、30日 2月6日、13日、20日、27日 ---------------------------------------------------------------------- 大和気功教室  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- 1月のご霊神    (月例霊祭 1月26日)  霊様        帰幽年月日        享年 藤井フジノ姫  昭和四十九年一月六日  八十四才 浜井  隆    昭和十三年一月二十九日 二十五才 岡田 典人   昭和十四年一月七日   二十五才 松木時次郎  昭和十六年一月二十九日 六十八才 芹沢 いと    昭和二十一年一月二十日  七十才 丸澤 龍彦   昭和二十二年一月十五日  六才 海老沢金之助 昭和二十九年一月二十二日  六十才 福田 惣治  昭和四十二年一月二日   七十三才 工藤 元子 昭和四十二年一月十九日  五十八才 岡村 忠次 昭和四十七年一月十日   七十一才 山崎 ヒロ   昭和四十七年一月十二日 七十二才 植松 つぎ   昭和四十九年一月二十六日 八十六才 青谷 シマ   平成元年一年九日    八十三才 横岡 和雄  平成二年一月四日    七十五才 太田 靖晴  平成十二年一月一日   八十五才 ---------------------------------------------------------------------- 金 光 教 宣 言 大いなる天地に生かされる人間として すべてのいのちを認め、尊び 神と人、人と人、人と万物が あいよかけよで共に生きる世界を実現する ---------------------------------------------------------------------- あいよかけよの生活運動  願い わが心の神にめざめ 祈り、対話、行動をもって 神を現す生活をすすめ 共に助かる世界を生みだそう ---------------------------------------------------------------------- 教祖120年 生神金光大神大祭(ご本部) 参拝日 平成15年9月28日(日) 日程 <往路> 9月27日(土)ー28日(日)参拝   (京都 湯の花温泉泊) 29日(月) 亀岡〜嵯峨野 嵯峨野観光鉄道トロッコ列車 仁和寺 東山 高台寺 ---------------------------------------------------------------------- <金光教大崎教会のホームページ> http://osaki.konko.jp 「ひろば」という電子掲示板に自由に書き込みができます。 そこには、折々の話題が議論沸騰しています。どうぞご参加ください。 このメルマガを送った方がいいと思われる方のeメールアドレスを教えて下さ い。大崎教会のメルマガをお送りしたり、教会のご案内などを差し上げます。 連絡先は、 osaki@konko.jp です。 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分 ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。 (毎週お話が変わります) ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp e-mail: osaki@konko.jp