おおさきだより メルマガ6号 (通算290) 2002(平成14)年5月号 ---------------------------------------------------------------------- GWまっただ中。楽しくお過ごし下さい。 (^・^)v ---------------------------------------------------------------------- <今月のことば> サグラダ・ファミリア  去年の今頃、スペイン、バルセローナにあるサグラダ・ファミリア大聖堂を 二十六年ぶりに訪れた。  この建物は世界でもっとも有名な建造物の一つであろう。それは、建築が始 められてから一世紀以上たってなお建築中であり、いつ完成するのか誰にも分 からないこと。完成の模型はあるが、設計図がないこと。建築界の常識を破っ て直線が少なく、自然界の造形を模して曲線が多いこと。この建物自体が巨大 な楽器、巨大な灯台に見立てられているらしいことなど、特異性と謎に満ちて いるからである。  この建築を始めたアントニオ・ガウディは不遇の前半生を送り、天涯孤独と なった。そのため、神を信じられなくなっていた。そのガウディが、建築家と して大聖堂の主任建築士を委ねられたとき苦悶したという。神のことが分から ない自分には聖堂は造れないと、断食して死と向き合っていたが、使命感にめ ざめて本格的に取り組み始めるのである。  ガウディは貧乏をしたが、こんなことばを残している。「貧乏と貧困とは違 う。貧乏は優雅さと美に通じているが、貧困は飢えと恨みに通じている。富は 贅沢と面倒を生み出す」と。同じ貧乏の体験から、ある人は、お金の大切さを 知り、人の情けを知り、現状に満ち足りた心を得る。しかし、別の人は強欲と なり、金こそがすべてと思いこみ、絶えざる飢餓感に苛まれる。  完成模型では塔が十八本あるが、そのうちまだ八本しか完成していない。塔 のそばでは工事が着々と進んでいたが、市民の献金によって、建築士たちが思 い思いの心でガウディと対話しながら、自分の生きている内に完成することが ないことを知りつつ工事を進めていた。  ガウディは、「この大聖堂は、神の家であり、石のバイブルであり、栄光へ の架け橋である。そして、神の手に委ね民衆の意志で建立され、全住民が一堂 に会し神への礼拝を司る所である」という。つまり、建物が神の顕現そのもの となることを願ったのであろう。ゆえに、大聖堂を自分のオリジナルとして造 るのではなく、偉大なる自然の姿を模写して、神を讃えようとしていたと思わ れるのである。  東京のビル街を見ると、ほとんどが直線で出来上がっている。効率のみを考 える直線の人工物に毒されている私たちだが、天地の中で、自然と共に、とい うありように回帰することの大切さを教えられたような旅だった。 ---------------------------------------------------------------------- <お広前の一角>    掲示ボード付き書棚  玄関を入った談話室の正面には掲示物が貼りだしてある。真ん中が一間弱の コルクボードである。お広前は掲示物を貼ることが出来ない壁になっている。 お広前はなるべくシンプルにしておきたかったので、談話室に掲示専用のスペ ースを作った。それがこのコルクを貼った変則的な三枚戸の引き戸付き書棚で ある。真ん中が大きなコルクを貼った戸で、両サイドはその半分の巾である。 この変則的であるところに工夫のあとがある。移動する掲示板は、どうしても 真ん中に大きく取りたかった。当初は固定壁を考えていたが、それでは、掲示 スペースが狭くしか取れない。書棚もたっぷりと取りたい。その両方を満足さ せたのがこの変則書棚なのである。右側を開けると信徒会費ボード、一食一円 献金箱、古切手受け箱などがある。左はコーヒーメーカーやお茶道具、そして 真ん中は書籍やビデオである。談話室の反対側の壁にもコルクの壁があって、 掲示できるようになっている。 ---------------------------------------------------------------------- <5月のご霊神> (月例霊祭 5月26日)   霊 様   帰幽年月日   享年 高島 さと  大正五年五月八日   三十二才 岡田 トラ  大正五年五月十日   六十五才 青谷 鶴吉  大正五年五月二十八日    五十才 三毛 光雄  大正十五年五月十二日    十六才 嶋津浅次郎  昭和十三年五月二十三日   六十八才 蓮見 梁吉  昭和三十年五月六日   五十四才 志水 せん  昭和三十五年五月三日   七十一才 高橋 ヤク  昭和三十六年五月十日   七十五才 青谷 政雄  昭和三十七年五月十三日   六十三才 竹島 シズ  昭和三十七年五月二十二日 七十九才 今田喜代志  昭和四十五年五月十五日   七十一才 片桐長五郎 昭和四十六年五月一日   八十六才 田部井しう  昭和五十三年五月十一日   八十一才 松木 円次  昭和五十四年五月二日   六十七才 浦野 忠久 昭和五十四年五月九日   三十三才 柴田さつき  昭和五十四年五月十九日     倉重 広義 昭和五十四年五月二十七日 七十七才 田中 富美 昭和六十二年五月三十一日 九十六才 植松 房松 平成四年五月十三日   七十九才 ---------------------------------------------------------------------- <アフガン難民救援募金>  当教会では、アフガン難民に対して、「いのちの基金」を設けたペシャワ− ル会を支援することにしました。  ペシャワール会は18年間、パキスタンのペシャワールを拠点に医療活動を続 けてきました。戦闘が収まり、マスコミが報道しなくなり、皆の記憶から遠ざ かった時から、難民たちの、長くて辛い、本格的な苦しみが始まります。  すべてのいのちが立ち行きますように、祈りを込めてお役に立たせて頂きま しょう。 ----------------------------------------------------------------------  金 光 教 宣 言 大いなる天地に生かされる人間として すべてのいのちを認め、尊び 神と人、人と人、人と万物が あいよかけよで共に生きる世界を実現する ---------------------------------------------------------------------- あいよかけよの生活運動  願い わが心の神にめざめ 祈り、対話、行動をもって 神を現す生活をすすめ 共に助かる世界を生みだそう ---------------------------------------------------------------------- <おおさきセミナー> 5月26日(日)午前10時〜12時 テーマ 「あいよかけよの生活運動 ー祈りー 」  発題ー吉田ツヤ子先生 ---------------------------------------------------------------------- 大崎教会のホームページ http://osaki.konko.jp 「ひろば」という掲示板に自由に書き込みができます。そこには、折々の話題 が議論沸騰しています。どうぞご参加ください。 あなたのeメールアドレスを教えて下さい。 皆さんのeメールアドレスをお知らせ下さい。大崎教会のメルマガをお送りし たり、教会のご案内などを差し上げます。 連絡先は、osaki@konko.jp です。 ---------------------------------------------------------------------- <5月のこよみ> 6日(休)昼1時半 月例祭 11日(土)朝10時 手作りの会 11日(土)昼1時半 5月度役員会 12日(日)朝10時 いわおフォーゲル隊集会(ロープワーク) 18日(土)夜7時かぼちゃの会例会 19日(日)朝10時 社会奉仕(ねっこ担当) 26日(日)朝10時 おおさきセミナー 26日(日)昼1時半 月例霊祭 ---------------------------------------------------------------------- 関係教会ご大祭 5月 品川 12日(日)1:30pm 田園調布 15日(火)1:30pm 北沢  19日(日)1:30pm 蒲田  19日(日)2:00pm 神明  19日(日)1:00pm 東京  21日(日)1:30pm 大岡山 23日(木)2:00pm 世田谷 25日(土)2:00pm ---------------------------------------------------------------------- <気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時  1回200円 5月2日、9日、16日、23日、30日 ---------------------------------------------------------------------- 大和気功教室  嶋津宅 (問合せ 0462-74-8394) 毎月第2,4火曜日 夜 ---------------------------------------------------------------------- 金光教の放送 毎週日曜日 ニッポン放送 午前4時30分 ---------------------------------------------------------------------- <こころの電話 03(3818)7977> 心があたたかくなり、元気になる話がテープで聞けます。 ---------------------------------------------------------------------- 金光教大崎教会 TEL (03)3782-0049  FAX (03)3782-0429 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10 郵便振替 00120-5-36675 URL http://osaki.konko.jp/ e-mail: osaki@konko.jp