| 気仙沼に行ってきました。3月の大震災1年祭ツアーの下見もしてきました。ですから、陸前高田市、南三陸、石巻も回ってきました。どこもガレキは片づいて、キレイと言えばきれい、さびしいと言えばさびしい状態でした。
特に陸前高田市では、津波で4階まで壊滅した市庁舎の中に入って屋上まで行き、四方を見回しましたが、広く遠くまでまっさらな状態で、ここにあった町並みが消滅してしまったのだ、ということに改めて戦りつをおぼえました。
masaさんが活動している仮設住宅に案内してもらいました。五右衛門ヶ原という運動場、野球場、テニスコートに建てられた巨大な仮設住宅群です。港から車で15分と離れており、不便だし、人々はあちこちから集まってきていてお互いを知らないし、プレハブが所狭しと建っている状況なので、すごく暮らしにくいのです。住み心地も良いとはいえません。寒いし、室内は結露で天井から水がしたたり落ちてきます。
そうした人たちが、仲良くなって、助け合って生きていけるようにするにはどうしたらいいか。masaさんの格闘が真っ最中なのです。それまでなかった自治会を発足にまでこぎつけ、会長さんや世話役の人たちには絶大な信頼を受けているmasaさんです。
大崎教会ボランティアが行った野球場仮設の集会室には、編み物の作品がたくさん並んでいました。教えられて以来、楽しくて楽しくて、次々と作っているそうです。
テニスコートの仮設の集会所にはmasaさんの依頼で造ってもらったベンチが4台置いてありました。ああ、これなんだなと思い、感慨深いものがありました。
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