| 気仙沼に行ってきました。そこを拠点に、陸前高田、大船渡、釜石まで足を伸ばしました。海岸縁は、行けども行けども、見渡す限り津波の圧倒的な力の前に打ちのめされたというのでしょうか、その形容しがたいすさまじさの前に息をのみました。そして、ため息と悲しみが吹き出てきました。
祈る。
金光教気仙沼教会も避難所になっていて、ふだん祈る場であるお広前に、ふとんがいっぱい敷き詰められ、二十数名の女性達が寝泊まりしていました。ですから、お広前には見知らぬ人たちが始終出入りしています。
お広前は、1人のおばあちゃんが寝たきりですが、それ以外は午前6時になると皆起きて布団をたたみ、掃除をします。午前8時には向かいの避難所の炊き出しで朝食です。ここの避難所は1人1役で役割分担をしています。NHKの「あさいち」でよく取り上げられていたそうです。みな仕事をもっていますから、生き生きして元気があります。
教会の掲示板には、「何とか なる。」と筆で大書されていました。道行く人はそれを見て、元気づけられています。
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