| 三宅美智雄先生
ご壮健に師走を迎え、御用下さっておりますこと、有り難く存じます。
メルマガを読んでいただき、所感を書いていただき、有り難うございます。さすがに受け物が良いと、受けとめ方がすばらしいです。教えて頂きました。
三宅先生が学院時代に、当時の学院長・高橋正雄先生に果敢に挑んでおられたということは同期だった方から聞いております。 かつて教団人グループと言われた安田好三先生、矢代礼紀先生が教団や信仰の根底にかかわる議論をしたとき、正雄先生への発言や質問に対して切り返される鋭い応答というか逆質問に苦しんだという話をしておられました。 そのことを一橋大学学長をしておられた上原専禄博士に話しておられる記録を読んだことがあります。上原先生と正雄先生はお互いに尊敬し、年に一度会って話をするのを楽しみにしておられたのです。上原先生は歴史学者ですが、日蓮の信仰者であられたのです。
正雄先生を前にして、安田先生が上原先生に、「われわれ若い者は、高橋と議論をしようとしても、ちょうど相撲を取るのにまわしに手をかけようとしてもかからないような感じです。高橋はふんどしをしていないのではないか、と語り合ったりしています」というようなことを言っておられました。上原先生は笑いながら、次世代の人たちと語り合う楽しさと大切さについて発言しておられたように記憶しています。 正雄先生の人間の内面をみつめる鋭さと深さはほんとうにすごいものがありますね。
ご指摘を頂いた最新の道行く人へのメッセージを書き上げるとき、実は正雄先生の人間観が胸をよぎっています。見抜かれたか、という感じです。 これを書くときに、これとペアーのことばを考えていました。もう半月以上教会の外の掲示板を書きかえていないので、ペアー・バージョンに変えようと思いますが、何かえらく浅薄なものになりそうで、逡巡していたのです。でも、今日か明日、書きかえます。
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