| ハルミさん、小川洋子さんのトークのレポート、有り難うございます。やはり万難を排して行くべきだった、と思わされました。濃密な時間だったようですね。
小川洋子さんのトークを聞いたのは、NHKテレビでの五木寛之さんとの対談でした。その中でも宗教についてお互いに共感しつつ話しておられたのが印象的でした。 小川さんは、少女のようなマスクと声をしていて、書かれるものの奥深さとのギャップのようなものを感じてしまいます。
「あるもの みな美しく おこること みなよし」 このことばはまさに金光教だ、と思わせます。高橋正雄先生の書かれたものにこのようなのがあったと思います。知っている人、教えてください。私もそのうち調べてみます。
アウシュビッツや9・11テロや、今のイラクの情勢と、「おこること みなよし」とのつながりはどうなるのか。答えの出ない問いを問うのが文学だ、ということですが、信仰でもそういうことが言えると思います。今の世の中、簡単に答えを出しすぎます。テレビの評論家は、何でも知っているといわんばかりのしたり顔で、滔々と解説をしていますが、かれらに何が分かっているのか、と言いたくなるほどの浅薄な議論を展開しています。
なぜだろう、どうしてかなあ、と呻吟する姿に真実を見出すこともあるのです。
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