| 2010/07/21(Wed) 22:50:19 編集(管理者)
18日、金光教東京平和集会が開催されました。参加者は180人ほどだったということでした。 秋葉原の金光教館で1部、2部とあり、1部はオープニングと、水速信孝氏の紙芝居でした。水速氏は、NHKのドラマ「雲のじゅうたん」「男たちの旅路」「夢千代日記」などの美術を担当したアート・ディレクターです。その絵の美しく、温かいこと。その水速さんが、近年の政治状況は戦争への道へ舵を切っているようで危ない、と感じ、それまで封印してきたご自身の戦争体験、大阪空襲と長崎原爆を絵にして紙芝居を始められたのです。45分にわたるトークは、淡々と、しかしながら切々と訴えかけ、聞く人の心に響き、揺さぶりました。
その様子は以下のところに写真があります。
http://www.konkokyo.or.jp/center/tokyo/heiwa-2010-1.pdf
続いて第2部で大人のひろばとこどものひろばに別れました。 大人のひろばではクイズ形式で、戦争と平和についての様々な視点からのプリゼンテーションがあり、参加者の多くは、その切り口の見事さ、そしてとても勉強になった、と感心していました。 たとえば、意外な嘆声を呼んだのは、昭和20年の男子の平均寿命でした。答えは、3択で、24歳、37歳、42歳。正解は24歳。 教訓として提示されたのは、「軍隊は、決して国民を守らない。軍産複合体の構造で儲かるのは権力者、指導者のみ。被害者は、敵も味方も一般民衆。私は正しいではなく、できるだけ相手の立場に立って考える。記憶の共有が大切。歴芯の共有認識をめざすべし」
http://www.konkokyo.or.jp/center/tokyo/heiwa-2010-2.pdf
水速さんには、こどものひろばで、こどもに絵の描き方の指導をして頂いたとの ことでした。「好きなように描けばいいんだよ」と語りかける、とても穏やかな人柄で、人を惹きつける魅力がいっぱいでした。
http://www.konkokyo.or.jp/center/tokyo/heiwa-2010-3.pdf
その後は平和行進です。この炎天下、用心して、高齢者の方は離脱した方がかなりありました。熱中症予防として、ボトルの水を絶えず補給しました。頭には帽子、そしてサングラスです。空は抜けるような夏空でした。汗が噴き出ます。 スピーカーから流れるアピールとシュプレヒコールは、道行く人に訴えかける力がありました。韓国語、中国語、英語でもアピールがなされました。プラカードも幟もよかったです。
http://www.konkokyo.or.jp/center/tokyo/heiwa-2010-4.pdf
千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて平和の祈りが捧げられました。金光教平和合唱団が鎮魂歌を奏でます。献水。参拝者は全員献花しました。青年によるアピールというか、誓いのことばなどがありました。
http://www.konkokyo.or.jp/center/tokyo/heiwa-2010-5.pdf
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