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■1705 / inTopicNo.1) 　政治の貧困さを感じました！
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□投稿者/ ヨッコ ＠MAIL 一般人(7回)-(2004/04/20(Tue) 21:05:20)
    イラクから戻ってきた三人を見て胸が痛みます、特に高遠さんはこのまま精神を病んでしまうのではと心配です。
    下記のニュ−スをインタ−ネットで見てびっくり！この国は自国民を助けるのが仕事だという事を忘れているのでしょうか？彼らはイラクの人々のために働いていたのに自衛隊が行ったこ事で拉致され、自己責任と一国の首相が連呼し与党の中では経費を請求すると言いだし、税金はそういう事に使っても良いのに他のことで税金の垂れ流しの様な無駄使い、責任は取らない、そして国民に責任を取らすの？　　あ〜この国はどうなっているの！

    「　逢沢一郎外務副大臣は２０日午前の衆院有事法制特別委員会で、政府がイラク日本人人質事件に支出した経費に関連し、解放された高遠菜穂子さんら３人が、バグダッドからアラブ首長国連邦のドバイに移動した際のチャーター便運航費約６０００ドル（約６６万円）を３人に請求する方針を示した。（共同通信）」


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■1706 / inTopicNo.2) 　Re[1]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ 日本橋小町です ＠MAIL 一般人(14回)-(2004/04/20(Tue) 22:17:21)
    ■No1705に返信(ヨッコさんの記事)
    > 自己責任と一国の首相が連呼し与党の中では経費を請求する

    えっ！ヨッコさんは自己責任で経費の請求には反対ですか？
    私は、危険と言われている地域に危険を覚悟で行くこと自体がやはり責任を持つべきと思うので、沢山の子供たちを助ける為に行った行為とはいえ、今回の場合「ごめんなさい」だけでは、すまないような気がしていたのですが・・・。
    だって、政府は何回も渡航自粛の勧告を出して危険なのを知らせていた場所であるわけなのだから、どんなことが起こってもしかたがないのは本人たちが百も承知だったと思うで、その責任の一部をとるのはしかたがないと感じておりましたが、いかがなものでしょうか？

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■1708 / inTopicNo.3) 　Re[2]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ モロ ＠MAIL 付き人(71回)-(2004/04/21(Wed) 00:25:41)
http://osaki.konko.jp
    　３人の人質が解放されたとき、私は、「よかった」と書きました。日本中の空気が「良かった！」と歓喜したように思います。
    　ところが、政治家は、「迷惑だ」と言いました。首相を始め、政府首脳、官僚まで「自己責任」なることばをもって、大いに迷惑がりました。

    　私は、かれらはよくやった、と思っています。NGOというのは、国家も軍隊も行けないような場所に入り込んで、本当に困っている人たちのために働くものなのです。それを使命としています。その人たちのおかげで、貧困や病気や争いで苦悩している人たちが少しでも救われているのです。アフガンにしても、ボスニアヘルツェゴビナにしても、それらの国の人たちが欧米の無差別殺戮にさらされるはるか前から、爆弾の落ちる下にいて、支援活動を展開しています。その実績が、世界の先進国の首脳が集まるサミットでも、NGO抜きには世界の問題を語り得なくしているのです。
    　日本のＮＧＯはまだまだ未熟です。それでも、日本の政治家たちよりははるかに現地のことをよく知っているし、現地の人々のために働いています。
    　自衛隊が行くよりも、かれらを支援すべきなのです。平和憲法をもつ日本の世界貢献は、軍隊を派遣することではなく、本当の人道支援をすべきです。

    　高遠菜穂子さんは、イラクへ入るとき、単身で丸腰で、笑顔と愛でイラクの人々を助ける、と言ったそうです。集団で行けば、心を開いてはくれない。武器を持っていけば、敵対する。笑顔と愛の奉仕こそが、心を通わせ、人間同士としての付き合いが出来る、というのです。
    　そこへ自衛隊が行ったために、３人は捕まることになった。自衛隊が行っていなければ、捕まることはなかったし、捕まったとしてもすぐに解放されたはずです。

    　日本の政府は、自衛隊を派遣すること自体が目的だった。復興支援、人道支援は名目です。本音は治安維持に当たりたいのかも知れません。
    　そこへ、３人が捕まった。日本政府は何もしなかった。アメリカに頼んだということは、居場所を探り当てて救出作戦を行うということでしょう。そうすれば、３人は確実に殺されます。つまり、日本政府は初めから３人を見殺しにしたも同然のように私には見えました。かれらが、日本の市民のちから、イラクの宗教指導者の力によって解放された。これは、政府のメンツ丸つぶれです。これで、３人が英雄視されて、自衛隊撤退のメッセージでも高々と伝えられたらたまったものではありません。そこで、取った方法が、言うことをきかず税金を無駄遣いした迷惑者だという烙印を押すことだった。

    　まず、徹底的に口封じをした。高遠菜穂子さんの精神的なダメージは、拉致によるものではなく、日本の政府によって操作された世論の圧力によるものだと思います。
    　政治は、ものすごく汚いことをします。それに乗せられてはなりません。
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■1709 / inTopicNo.4) 　Re[3]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ てるりん 一般人(1回)-(2004/04/21(Wed) 10:53:59)
    拉致された３人が無事帰国されて、本当によかったです。
    私も政治のことは良く分からないけれども、政府が自衛隊を派遣したからあの３人の方は拉致されたと思ってました。自己責任と言っていますが、危険地域にわざわざ入るのですから、覚悟はしていたと思いますよ。
    モロさんの説明で分からないところが、はっきりしてきました。またいろいろ教えてください。

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■1710 / inTopicNo.5) 　Re[3]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ ヨッコ ＠MAIL 一般人(8回)-(2004/04/21(Wed) 10:58:55)
    モロさんが的確に言って下さったので何も申すことは有りませんが、高遠さんが本当の意味での人道支援をしていたと再確認したのはついさっきです。
    テレ朝で彼女の三ヶ月前のイラクでしていた密着取材のビデオを放送しましたがとても出来ることでは有りません、イラクの人達からも慕われ「ママ」とよばれ、母親のように叱りながらシンナ−を吸って現実逃避している人達を立ち直らせていた姿神々しかったです、その姿と日本に帰ってきた後の姿胸が痛みます
    何もしない知らない人達が彼女らにバッシングをしているのです。何もしてこなかった私達こそ恥ずべきではないのでしょうか？

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■1711 / inTopicNo.6) 　Re[3]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ ハルミ ＠MAIL 一般人(1回)-(2004/04/21(Wed) 14:21:38)
    モロ先生のお話、私の中でもやもやしていた今度の人質事件に関する思いを的確に解りやすく表現していただき、すっきりいたしました。

    私は、中途半端な全共闘世代なので“反帝反スタ”テロや地下活動にはロマンチックな気分で同情、肯定してしまう傾向にあります。ニュースを見ながら、人質の３人は素晴らしい、人質の家族の方々もさすがにしっかりした考え方をしていると考えつつも、私の考えははやっぱり変わっているのかなーと不安を感じていたところでした。モロ先生のお話もっと多くの人たちに知らせることが出来ればいいのにと思います。

    私が中学生の時にフオーゲルで金光教と関わりながらも（大会に出るためにご本部まで行ったのですよ！）高校、大学と政治的なことに興味を持ち始めてからは、信心から離れていきました。家族や平和を大切にする金光教にとっては悪いことをしているような気がしていたのです。　でも今は、モロ先生をはじめ本部も一緒になって「世界平和推進運動」を進めています。　それも、金光新聞を読む限りでは、一方的な押し付けでな、さまざまな立場の人の発言を取り上げているように思えます。本当に有難いことです。

    最後に一言、テロが悪いと言うけれど、戦争を仕掛けることはテロとどこが違うのか？　どちらが卑劣なのか？　　
    でも、本当は戦いに戦いで対抗することのない世の中になるように祈り行動しなければいけないのですよね。モロ先生、よろしくご指導お願いいたします。
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■1712 / inTopicNo.7) 　Re[4]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ 日本橋小町です ＠MAIL 一般人(15回)-(2004/04/21(Wed) 20:02:52)
    モロ先生の解説で私も分からないところがずいぶんはっきりしてきました。
    私が読んでいる新聞は、読売新聞なので超右よりの意見でこりかたまって
    いますので、モロ先生の解説は的確でした。
    いかに、物事を一面でしかみていないかということを感じました。

    それは、自分達の情報の取り方によって随分考え方が変わってきて
    しまう事というのが、ヨッコさんやてるりんさんやハルミさんの意見を見て
    実感しました。
    やはり、なにが真実でなにが嘘なのかを見分ける感度と情報を培わなければ
    なりませんね。
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■1713 / inTopicNo.8) 　Re[5]: 政治の貧困さを感じました！
□投稿者/ モロ ＠MAIL 付き人(72回)-(2004/04/21(Wed) 23:44:14)
http://osaki.konko.jp
    ヨッコさん、小町さん、てるりんさん、ハルミさん、そして読んで下さっているみなさま。熱い議論を有り難うございます。

    　人質になった３人の問題、３人に対して批判的な意見と支持する意見と、世論は真っ二つに割れています。
    　どうして批判的な意見が出てくるのか、当初、私には分からなかったです。そして、批判的な意見をされる方は、自衛隊の派遣を支持している人たちが多いということが分かってきました。逆に、３人を支持する立場は、自衛隊の撤退を望んでいる人が多いです。

    　そこで、３人のしたこと、また３人への評価が、有事法制に賛成か反対か、あるいは自衛隊の海外派遣に賛成か反対か、という政治的なテーマのすり替えとして議論されるようになってしまいました。
    　もっと、純粋に、かれらのしたことへの称賛や尊敬や誇りが語られてもよいはずなのに、こともあろうにバッシングなどという、とんでもないことに世論が向いてしまったことに驚きを禁じ得ませんでした。

    　昨年９月11日に、『チョムスキー9.11』という映画を観ました。その中でのノーム・チョムスキーの発言について、翌日にこの「ひろば」で以下のように引用しています。

    >チョムスキーは言います。「９・１１のテロは、世界史のレベルで見ると別に驚くべき
    >ことではなく、欧米や日本を除けば世界中どこででも起きてきていることです。それは、
    >国際司法裁判所によって、世界で唯一テロ国家と認定された国アメリカによって引き起
    >こされた。９・１１のテロが歴史的なのは、攻撃されたのが世界最大の帝国だったとい
    >うことだ。このテロによって、世界中の先進国の為政者たちはチャンスだ、と受けとめ
    >た。そして、それぞれのやり方でこの出来事は利用された。日本はこれによって軍国化
    >し、憲法改正に向かおうとしている。

    　まさに、そういう事態が起きているように思います。自衛隊は、イラクのためでも、正義のためでも、人道支援のためでもなく、まさに９・１１を利用しようとする為政者の政治的な意図を満たすために派遣された。
    　派遣される自衛隊員も命を賭して行っているわけですから、たまったものではありません。武器を装備するということは、それを使用することを想定しています。

    　イラク人を始めアラブの人たちは日本人が大好きです。敬愛もしています。それが、今度の小泉政権の対応によって、過去何十年にもわたって民間人や政府が築き上げてきた友好の架け橋は破壊されてしまった。残念です。

    　国益ということがしきりに言われるようになりましたが、「人間のいのち」が尊重され、人々の暮らしが安全に豊かになることを政治の第一義としてほしいと思います。力で押さえつけるやり方はもっとも未熟な政治です。ましてや、人間を殺傷することを容認し、あるいは遂行する国家は未熟で野蛮です。報復ということばが飛び交う２１世紀の世界状況はまったく信じがたいほど歴史の教訓を踏みにじって退歩しているのです。

    　国家という枠組み、民族という枠組みを超えて、人間という立場から、手をつなぎ合い、地球の悲劇を無くしていく、そういう世界にしたいです。
    　金光大神は、「すべての人間は神のいとし子」と諭されました。神のいとし子同士、愛し合い、助け合う世界になることへの祈りを強めたいと思います。
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