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■1677 / inTopicNo.1)  樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
  
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(54回)-(2004/04/07(Wed) 22:55:05)
http://osaki.konko.jp
     樋口博徳さんが個展を開きます。東京からはちょっと遠いのですが、「那須高原私の美術館」においてです。
     4月10日(土)〜5月24日(月) 9:30〜17:00。入館料/一般1,000円。チラシをもっていくと200円引きですので、私までお申し出下さい。

     樋口さんは、青枢展で最高の青枢大賞をとっておられますが、昨年の作品で、この個展を開催できる賞を受賞され、今回の運びとなりました。元々は油絵でシュールレアリスムの絵画を描いておられましたが、今ではデジタル版画とかデジタルアートという新しいジャンルを開発しておられます。コンピュータ・グラフィックによる絵画ですが、何とも言えぬやさしい色づかいなのです。

     私にとっては癒しともいえる絵ですが、そこには強烈な時代に対するメッセージが込められています。絵のやさしさ、構図の奇抜さ、色の美しさなどに目を奪われて、ついそのメッセージを受けとり損ねてしまいかねません。

     ちらしをご覧下さい。
     http://osaki.konko.jp/data/img/higuchi_koten.gif
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■1678 / inTopicNo.2)  Re[1]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(55回)-(2004/04/10(Sat) 06:53:56)
http://osaki.konko.jp
     皆さんはちらしの絵「潮騒」をご覧になって、何を感じられますか。
     私は、この絵を見たとき、聖母マリアが赤児を抱く彫刻を想いました。壁掛けになっているもので、ラテンの世界でよく見かけるものです。まん丸の木(直径30pくらいのものが多かった)に左3分の2くらいに右下を見る母を、右下3分の1くらいの大きさに赤児の姿を掘ったものです。このモチーフは一般化されているらしく、いくつも見かけたことがあります。聖母信仰からくるものだと思いますが、全体として祈りを感じさせるものです。

     「潮騒」の母子とおぼしき2人。その間に何とも言えないあたたかなものが通い合っているのを感じます。やすらぎ、あたたかさ、対話、祈り、包容、慈しみ、愛。海がきれいですね。潮騒とカモメの声が聞こえてきます。

     血みどろの世界の現実、親が子を傷つける事件の続発、それらに対するアンチテーゼというか、樋口さんの祈りを感じます。


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■1679 / inTopicNo.3)  Re[2]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ 樋口博徳 一般人(1回)-(2004/04/11(Sun) 13:52:20)
    4月11日、この広場を訪ねてびっくりしています。ありがとうございます。
    気恥ずかしさの奥から、うれしさが満ちてきます。
    9日から那須の美術館へ作品を展示に行っていました。
    昨日4月10日、無事に初日を迎える事が出来ました。
    那須岳にはまだ雪が残っていますが、周りの木々の芽吹きも近いようで、
    長閑で暖かな初日でした。
     ちらしの絵については様々な印象を聞かせていただいていますが、
    モロ先生のご批評は、いつも、ずばっとストレートに受け止めていただき、
    作品の全てを理解していただいたような気持になります。
    制作の期間中、ずーっと「浜辺のマリア」と言うタイトルが頭の中にあったくらいです。
    「潮騒」にしたのはその辺を少しぼかしたかったからですが、いかがでしょうか?
    どうぞ、お近くにお出かけの方、あるいは絵に興味をおもちの方に、
    ぜひご高覧いただければと思っています。
    東京からは遠い所ですが、高原のすばらしい季節はこれからのようです。
    気をつけて行って頂けたらと思っています。よろしくお願い致します。


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■1680 / inTopicNo.4)  Re[3]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ 日本橋小町です @MAIL 一般人(9回)-(2004/04/11(Sun) 16:45:00)
    昨年、おばさん二人組みで那須に出掛けてきました。そこそこに皇太子と雅子様がこられた美術館などがあり、緑が目にしみて心が洗われるところでした。でも、おばさん二人組みというのはちょっと寂しすぎて「やっぱりここはカップルで来るところだね」と話しておりました。

    今回の樋口さんのアート展も是非見に行きたいですねー。モロ先生、是非大崎教会でツアーを組んで下さいな!参加しますから!!
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■1681 / inTopicNo.5)  Re[3]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(56回)-(2004/04/11(Sun) 23:17:14)
http://osaki.konko.jp
     樋口さん、ついに始まりましたね。おめでとうございます。
     那須高原は、これから素晴らしい季節を迎えますね。

     「浜辺のマリア」ですか。「潮騒」のタイトルで良かったと思います。音の聞こえる感じのする絵画は、私には新鮮です。
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■1682 / inTopicNo.6)  Re[4]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(57回)-(2004/04/11(Sun) 23:24:52)
http://osaki.konko.jp
     小町マダムカップルは、全国を闊歩しているんですね。
     4月5月にツアーは難しいです。大祭月だし、5月には松本行きのツアーがあります。私は、ウィークデーに行くことになると思います。
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■1683 / inTopicNo.7)  Re[5]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ 日本橋小町です @MAIL 一般人(10回)-(2004/04/12(Mon) 09:52:59)
    おはようございま〜〜す。
    昨日は、盛り上がっのでしょうね。この時間帯の更新ですと。

    私とマダムの全国闊歩はどうしてバレてしまうのでしょうかね?!

    ウィークデイでの都合が合えば是非ご一緒したいです。
    よろしく!!
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■1684 / inTopicNo.8)  Re[4]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ 樋口博徳 一般人(2回)-(2004/04/12(Mon) 13:21:54)
     今、この広場に来るたびに、どきどきします。
    知らない方にもコメントを頂いて不思議な感じです。旅先ですばらしい景色に出会えた感動ににています、日本橋小町さん、ありがとうございます。
    モロ先生とご一緒でしたら、ぜひ、「その後のイソップ・星とチグリス川」と
    「夢みる時間」の作品の解説をお願いされてはいかがでしょうか。昨年6月のここの
    ひろばで、批評を頂いたのですが、あれ以上の批評はありません。
    私の絵のタイトルには、「きっちんきっちん」等と云うのもありますが、これも
    リズムと音を意識しています。それから「晴れた朝」がありますが、
    あの9.11の晴れた朝を重ね、時間もかけて制作していますが、これは自分だけの
    世界になってしまったようです。これらはモロ先生には、ご覧頂いていますが、
    この度も展示いたしました。


     
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■1685 / inTopicNo.9)  Re[6]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(58回)-(2004/04/12(Mon) 16:54:38)
http://osaki.konko.jp
    >昨日は、盛り上がっのでしょうね。この時間帯の更新ですと。

     むむっ!おぬし、出来るな。
     東京散歩が3時半には解散して、みなすがすがしい顔で帰っていったのですが、なんとなく残留した例のかぼちゃの有志の面々、散歩の道中、武蔵小山商店街(確か日本で最初の、そして一時は最長ののアーケード商店街)でゴン太さんが買った焼き鳥を食べようということになって、とりあえずビールで、というところから始まったのですが…。途中脱けのサチ会長も戻ってきて、結局2次会。8時に中締め的なのがあったのですが、気づいてみれば10時。その間に、日本酒、そしてついに泡盛の4合瓶まで空いてしまった!(*_*)
     今日は、目を開けたまま気絶しています。

    >私とマダムの全国闊歩はどうしてバレてしまうのでしょうかね?!

     それはもう…。
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■1686 / inTopicNo.10)  Re[5]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(59回)-(2004/04/12(Mon) 16:57:43)
http://osaki.konko.jp
     樋口さんに言われて、1年ぶりに昨年の書き込みを覗いてみました。絵を観てきての印象で書いているので、後でもう一度絵を拝見して、好い加減なことを書いてしまった、と後悔した記憶があります。それでも、敢えて下に再掲します。
    __________________________________

    樋口博徳さんの絵画2点が出品されている青枢展なる展覧会を観に、上野の東京都美術館に行ってきました。(青枢展は22日までやっています。)

    樋口さんの絵は、どんなに数多く絵が並べてあっても、すぐに見つけ出すことが出来ます。淡くて優しくて独特の色づかいです。樋口さんは、もう6,7年になるでしょうか、毎年行われるその展覧会の大賞を獲得され、以後、審査員をされています。
    今年のは、「那須高原私の美術館賞」獲得です。那須高原で個展を開くことが出来る賞なのかな?

    いつもは、抽象画っぽいけれどもテーマをもった絵です。独特の青緑を基調とした中にスッと赤の線が入ったりして、それが何とも言えない色合いを出しているのが好きです。しかし、今年のはいつもと画風が違いました。

    「のたうち回って描いた」とおっしゃるのが痛いほどに感じられる絵でした。1枚は、「その後のイソップ(星とチグリス川)」です。昨年はのどかな「イソップ物語」を描いたのでした。イラクの川にいろいろなものが流れています。人が流れています。サダムに似た涙を流すイラク男もいます。他方、いかつい欧米のお偉いさんらしき人たちも対極にはいます。戦車の車輪も見えます。星条旗も流れています。星条旗からこぼれだした星もいっぱい川の流れに呑み込まれています。悲しみと怒りと呻吟とが錯綜しています。砕け散る星条旗に力づくの帝国の未来が暗示されてように感じました。

    もう1枚の絵、「夢見る時間」は不思議な絵です。銀座か渋谷か新宿か、どこか繁華街の商店街のあるお店のシャッターが下りています。この店は21時閉店ですから、もう夜の10時頃なのか、まだ人通りがあるようで、スーツ姿のサラリーマンか、しゃれた服装のキャリアウーマンたちがこの店の前を足早に通り抜けていきます。その姿は透明人間のようで描かれていません。ネクタイやスカーフや服の一部が風のように通り過ぎていくらしい気配が描かれています。そして、店の前には横たわって毛布にでもくるまった人の影。かれは夢見ているのでしょう。影の方が存在感があって、多忙に街を行き過ぎる人たちの方が透明なのです。虚なのです。

    樋口さんの絵は、社会の矛盾から目を背けず、だからこそのたうち回って、虫の視座で、金光大神のように凹い所に自分を据えて世界を見つめているのだ、と思いました。

    樋口さんは、その先を描きたい、と言われます。
    その先が楽しみです。

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■1707 / inTopicNo.11)  Re[6]: 樋口博徳展〜デジタルアートの世界から〜
□投稿者/ モロ @MAIL 付き人(70回)-(2004/04/20(Tue) 23:59:10)
http://osaki.konko.jp
     樋口さんの個展に展示される作品の一部がホームページ上に公開され、ご本人のコメントが付けられています。期間限定で掲出だそうです。樋口さんのご了解をいただきましたので、ご紹介します。

    http://diary.jp.aol.com/j7r8p4zvjshr/
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