| おかげさまで集会は盛大、充実、感動をもって開催されました。 良い集会でした、と何人もの方から声をかけて頂きました。
会場は熱気にあふれ、一つに融合したかのような場面が何度かありました。
小川洋子さんのトークは、しみじみと心にしみ入るような話でした。作家としての作品に取り組む心向きについて語っておられましたが、なるほと、と感じ入りました。これは、小説家が作品を生み出すありようだけの話ではなく、人間としての生き様について語っているんだなあ、と思いました。
金光大阪の演奏はすばらしかったです。前日のリハーサルとはまるで別のバンドのような演奏でした。一般的には本番に強い、ということで片付けられそうですが、指揮者の小本先生も仰っていましたが、本番で演奏を始めた時と、終わりの方途ではもう全然違う演奏者になっていました、ということでした。指揮者は、「聴衆の皆さんが力を引き出してくれた」と言われましたが、聴衆の一人は、「演奏中に何かが降りてきた」と述べました。そうかもしれないと思わせるほどの感動に打ちふるえ、演奏者の何人かも最後の方では泣きながら演奏していました。 この吹奏楽団は大阪を出てきた時と、東京から帰る時とではまるで違うものになっている、と感じているようです。
それはそのまま、この集会の感動でもありました。フィナーレでは、皆が手を振り合い、拍手をして集いの終わりを名残り惜しんでいました。
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