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■1462 / inTopicNo.1)  難しい問題
  
□投稿者/ masa @MAIL -(2003/12/09(Tue) 14:38:32)
    先日、友人の家で鍋をやりました。人数は5人。終電の時間だとみんな帰っていくが私は一人友人の家に残ってサシで盛り上がっていました。友人の家にはダーツが置いてあるのでゲームをしたり語ったりととても楽しい時間を過ごしていた。途中で日曜日に「イラクへの自衛隊派遣反対」のピースウォークがある事を話したらいつも温厚の友達が急にキレた。「おまえ そんな事いったってな!アメリカについていかなくってどうすんだ!日本の経済がどうなると思ってんだ!」等と舌を巻きながらまるでヤクザような態度である。「おまえ!このやろう!」等を連発してくる。まー 熱いトークバトルはなれているので?望むところなのだがそれにしても凄い勢いだ。途中あまりにもヒートアップしているから俺は落ち着けと言うが「おぉー!落ち着いてるじゃねぇーか!」僕が何か話しをする度に「おぉぅ!」「おぉぅ!」と唸りたててくる。いつもはとても温厚で静かな男。

    私は「人によって思想や意見が違うのは当たり前の事だ。たとえ違ったとしても話し合う事に意味があるんだ。意見が違うからと言って殴りあったのでは意味がない。それは戦争と同じだ。話し合いで解決出来るはずだ。」と話す。彼は気分が悪いからこの話はもう止めようと言い出した。僕は彼に「自分から言い出して気分が悪いから止めるとは何事だ!話し合いに意味があるっていっているだろう!」と熱くなる。この後次第に熱が治まり始発の電車で帰る僕を駅まで送ってくれた。

    日曜日は昼から数人の友人と別の約束をしていたのだがピースウォークに行った為、夕方から合流。その中に先日の熱くやりあった彼もいる。ひょんな事からまた一触即発の雰囲気になった。話題は同じだ。先日はお酒も飲んでいたし彼も少し酔っ払ったのだろうと思っていたが彼はこの日まだ一滴も飲んでいなかった。彼はもうこの話はしたくないといった。その場の雰囲気も考えたのかもしれないが彼はこの話は本心からしたく無いのだと分かりまた先日の話がすべてお酒の勢いだけでは無かったのだと悟った。

    僕は彼と別れても気になってしょうがなかった。昨日も一日ずっと気になっていました。仲の良い友人だからといって考え方が同じとは限らない。しかしこれほどまでに違い話合おうと言う気持ちが相手に無い場合どうやって接したらよいのか迷ってしまう。僕はケンカをしても良いと思う。それによってお互いの意見を交換でき仲が深まるものだと思っていたがそうもいかない事に正直落胆してしまう。

    仲良しの友人でさえこれである。それだけ難しい問題なのかを改めて考えさせられました。彼にも言い分はあった。彼の意見側にも立ちもっと色々な方の話を聞いてみなくてはいけないとも思いました。

    子供みないな愚痴になってしまいすみません。

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■1463 / inTopicNo.2)  Re[1]: 難しい問題
□投稿者/ モロ @MAIL -(2003/12/09(Tue) 22:26:23)
http://osaki.konko.jp
    masa さん
     これは本当に難しい問題だと思います。
     よく、人と仲良くしたければ政治と宗教の話はするな、と言われます。それほど、思想信条の話は熱くなるし、他者と対立しやすいということなのでしょう。
    感情的になると、善し悪しとか、正邪を越えたものになってしまうのです。

     ケンカをすることと、議論をするということとは別物です。
     欧米では、子どもの頃からディベート(対論)を学びます。自分とは違う意見の人と議論をすることを学びます。その技術を学ぶために、自分とは違う考え方の立場に立って、それを擁護し、主張する稽古をします。

     例えば、イラク問題で、masaさんの友人の立場に立ってmasaさんの立場の人と議論をする稽古をさせられます。自分がそうは思っていない立場に立って相手を論駁するのですから、かなり無理があります。そういう訓練を受けて、相手の立場を理解することを体得するのです。
     ですから、意見を異にする人と議論することと、相手と友人として親しく交わることとは矛盾せずに両立するのです。日本では、そういう訓練をうけていないので、議論で対立すると、それがそのまま感情的な対立になり、口をきくのもいやになるのです。

     そういうことの下手な民族だな、と自分のことを顧みて、しみじみと思います。
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■1464 / inTopicNo.3)  Re[2]: 難しい問題
□投稿者/ masa @MAIL -(2003/12/10(Wed) 12:32:17)
    モロさん

    まだまだ未熟ですが稽古させて
    頂きたいと思います。

    返信ありがとうございました。
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■1465 / inTopicNo.4)  Re[3]: 難しい問題
□投稿者/ 三宅美智雄 @MAIL -(2003/12/10(Wed) 16:10:59)
http://konkokyo.org
    横レス、ごめんなさい。
    masaさん、ほんとうに難しい問題ですね。私自身、よくこの種の問題に突き当たっています。意見が違うのと人間関係が壊れるのとは別に考えたいのですが、どうしても、喧嘩のようになって、相手を打ち負かすまで(逆に自分に屈服するまで)承知ができないものです。
    モロさんがおっしゃるようにディベートの訓練もせずに、白か黒かでないと収まらない人間は、哀しいかな、喧嘩別れになってしまいます。後で考えてみると、なぜあんなに突っぱねたのかと後悔するのですが、「覆水盆にかえらず」で、いったんヒビがはいると、なかなか修復できません。
    ほんとうに難しい。なんとか助けてもらいたい私であります。
    常盤台教会 三宅美智雄
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■1468 / inTopicNo.5)  Re[4]: 難しい問題
□投稿者/ masa @MAIL -(2003/12/11(Thu) 10:28:30)
    三宅美智雄 様

    レスありがとうございます。きっとこのような問題は多くの人が抱える問題なのかもしれません。三宅さんはこのような問題に突き当たった時にどように克服しようとされているのでしょうか。もし何か心がけている事があれば教えてくださいますか。私をはじめ大多数の日本人はディベートの訓練をしていないと思います。そんな人間はどうしたら良いのでしょう。簡単には答えは出ないと思うのですがやはり相手側の気持ちになり物事を考えるように心がける事は大切な事ですよね。しかしそうは言いながらもとても難しい。

    お返事お待ちしております。



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■1469 / inTopicNo.6)  Re[5]: 難しい問題
□投稿者/ 三宅美智雄 @MAIL -(2003/12/11(Thu) 11:43:16)
http://konkokyo.org
    masaさん、どうすればいいのか、私のほうこそ教えていただきたいものです。
    「相手側の気持ちになり物事を考えるように心がける事」が確かに大事なのでしょうが、相手の気持ちになるということが難しいのです。というより、相手の気持ちを分かること自体が難しいわけです。自分の気持ちさえ、どれほど把握しているのか、怪しいのに、相手の気持ちを分かることは容易なことではありません。むろん、「神さまのみ心」も同様です。
    そこで、私はまず自分のことを考えるようにしています。ということは、自分が「独り善がり」になっていないかどうか‥ということです。自分というものを相手に押し付けたり、自分勝手な考えで相手を責めたり、憎んだり、ときには抹殺したりしてはいないかどうか、を問題にしています。けっこう自分では筋が通っているように思い込んでいますが、そこに問題がないかどうか‥。
    自分の気持ちが、ある程度、明らかになったとき、はじめて相手の言い分をちゃんと聞き入れることができると思っています。なかなか口で言うほど安易なことではありませんが‥。
    常盤台教会  三宅美智雄

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■1470 / inTopicNo.7)  Re[6]: 難しい問題
□投稿者/ masa @MAIL -(2003/12/11(Thu) 13:57:29)
    三宅美智雄 様

    「まず自分を見つめ直すようにしている」とのご意見ありがとうございます。私はまだまだというかとても独り善がりな所があるのだと改めて気付かされました。私が投稿した文面を見てその辺りを三宅さんは気が付かれたのかもしれません。考えれば考えるほど分からなくなっていきます・・・しかしここでモロさんや、三宅さんの考えに触れることが出来た事はとてもありがたく思います。この問題は永遠の課題になるのかもしれません。早速のお返事ありがとうございました。

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■1472 / inTopicNo.8)  Re[7]: 難しい問題
□投稿者/ モロ @MAIL -(2003/12/12(Fri) 08:02:41)
http://osaki.konko.jp
     三宅先生、masaさん、真摯な意見交換、たいへん教えられるところがありました。有り難うございます。
     この問題は、お二人が指摘しておられるように、ディベートという技術論などでは解決出来ない、人間の生き方にかかわる根深い問題だと思います。ですから、軽率な言い方をした私の感想、ディベートを学ばない日本民族がダメだなどというようなレベルの問題ではないのです。

     異文化コミュニケーションという面白い分野の学問がありますが、体験的に言っても、文化的な背景が違うと、ものの考え方がまるで違うということによく出くわします。ですから、外国の人と話し合うときには、「違う」という前提から始まります。相手がどういう考え方に立って発言しているのかに耳を傾けます。
     その努力をしないで、当然相手もこう考えるべきだ、と思いこむところから対立や衝突が起きることが多いように思います。

     そんな時、金光大神がおっしゃった、「五本の指」の教えが大切だと常々思っています。五本の指が長さや向きがそれぞれ違うように、人間も一人一人違っている。違うからこそ助け合うことができる、というみ教えです。

     武者小路実篤の色紙にかぼちゃ、なす、りんごなど種類の違うものを描いて、みんなそれぞれ違う。「されど仲良き」と書いてあります(うろ覚えですが)。その色紙を見て、金光教の先覚・高橋正雄先生が、「『されど仲良き』ではない、『されば仲良き』だ」と言われた、と聞いています。

     「違うけれど仲良くする」というのではなく、「違うから仲良くする」「違うからこそ仲が良いんだ」ということです。

     金光教の信心の、「違うものを尊重する」「違うから大切にする」というものの見方、考え方は、今こそ人類にとって必要なものだと思います。
     みんながそういう考え方に立てば、戦争は起きないはずです。
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■1474 / inTopicNo.9)  Re[8]: 難しい問題
□投稿者/ masa @MAIL -(2003/12/12(Fri) 17:21:37)
    モロさん

    >当然相手もこう考えるべきだ、と思いこむところから対立や衝突が起きることが多いように思います。

    耳が痛いです・・・

    違ってあたりまえという所から入る。異文化コミュニケーションですか、とても興味深い学問ですね。そして金光教の信心の、「違うものを尊重する」「違うから大切にする」というものの見方、考え方!この言葉には衝撃を受けてしまいました。ジーンと来ています。もっと(私をはじめ)多くの人々に世界に広まる事を祈ります。私はまだまだひよっこで手探りではありますがようやく信心に心が向いてきているのを最近感じはじめました。ありがとうございます。

    ※私が言うのはとても生意気ですが教えを広めるには口だけではなく実践する事が難しく大事なのだと思います。この素晴らしい教えだからこそ逆に広めることが困難な事もあると思いますがどうか・・・・・

    ※印から後の文章は書いた後に消そうか迷いましたが思い切って残しました。純粋 に思った事を書いただけですので深くお考えにならないでください。

    どうかこれからもお導きくださいますようお願い致します。

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