| 石田監督は、今回の収録にあたり、金光教教典を読み返したそうです。「900ページもある大部なので、全部読み切らないうちに今日が来てしまった」ということをおっしゃっていました。いつも誠実な方だな、と思います。
「教祖という方はとても大きな視点をもった方で、その人間観や世界観は時代を超えるものがある。今の日本憲法も時代を先取りするような内容をもっているが、教祖がその時代におられたら、憲法を起草されるような思想の持ち主だと思う」といかにも社会派監督らしい感想を述べておられました。監督にすれば、最大の讃辞を送っておられるのでしょう。以前には「巨視」というキーワードで金光大神を語っておられました。
鈴木瑞穂さんは、相変わらず良い声です。目下シェークスピアの「ヘンリー六世」の芝居の稽古中です。10月27日から11月23日まで新国立劇場で行われます。舞台稽古が続く中、この日だけが空いていたので、13日が撮影収録の日に選ばれました。三部作で一挙に9時間上演する日が4回もあります。演る方も大変でしょうが、観る方も体力が要ります。この期間、禁酒を命ぜられているそうです。この日もマネージャーがついて来て、時間で連れ帰ってしまいました。そうしないと、私たちが誘惑して一緒に呑んじゃうからでしょうか。 監督と大原真理子さんは、収録後、一緒に飲みに行ってくれました。
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