| 猛烈な台風がやってきています。私は、よしずを片づけたり、植木を避難させたり、ちょっと準備をしました。被害が少なくありますように、たくさんの恵みをもたらしてくれますように。
昨年の今日、カナダのバンクーバーにいました。8月5日に成田を発って同日バンクーバー着。翌日から、カリフォルニアからの小団体に加わってカナディアンロッキーへ。このとき、三叉神経痛にさいなまれていました。痛くて痛くて。あの絶景と痛みとが同時によみがえってきます。 出発前、日本の大学病院で神経ブロック治療をうけました。効かないので立て続けに3回も。3回目のはレントゲンを見ながら下顎から顔の真ん中めがけての壮絶な治療でした。一時的に痛みは止まったのだけど、また痛み始めたときの愕然たる思い。いつ激痛が走るか、と身構える恐怖。
バンフのホテルから、このBBSにSOS発進。日本語変換が使えないので、ローマ字で打ったものです。娘が母親にお願いメールを送ったということを後で聞きました。必死のSOSお取次でした。
そして、今日、北米信奉者大会が始まりました。初日の夜は日本語、翌日は英語の講演です。初日の朝からピタリと痛みが止まりました。まさに奇蹟でした。痛みが止まってからも、いつバキンと痛みが撃ってくるか、恐る恐るでした。
その日以来、まだ一度も痛んでいません。しかし、右頬には鉛が入ったような重さがあります。顔の奥が疼くような感じのするときもあります。またいつ再発するかは分かりません。しかし、顔を洗うことができること、ヒゲを剃ることができること、食事をすることができること、歯を磨くことができること、話をすることができること、笑うことができること、その一つ一つが何と有り難いことかと感謝することを忘れることはありません。
あれから1年。感無量の思いで、受けているおかげを改めて噛みしめています。
|