| 自分のことで人から言われると、余計そっぽを向きたくなる、というようなへそ曲がりなのは私だけではないと思います。人間には、どうも、そういうところがある。 そのくせ、自分のことは自分が一番見えていない。無くて七クセと申します。誰にでも、その人ならではのクセがある。まわりでは誰もそのことを知っているのに、本人が一番気づいていなかったりして。
ずいぶん昔ですが、ある時、結婚披露宴に呼ばれて、主賓の挨拶を頼まれました。その披露宴の様子をビデオに撮られ、後で大勢の人と一緒にみました。そのとき、モロさんはまばたきを強くゆっくりするクセがあるね、と言われました。ビデオを見るとなるほど、頻繁に目をつぶるようなクセのある瞬きをしています。ふだんからそうなのか、緊張したときだけそうなのか、未だに自分ではよく分かっていないのですが、その時、生まれて初めて自分のクセを知りました。
自分の生き方のクセとか、性格のクセとか、まだまだ気づいていないことがいっぱいあると思います。周囲はみんな知っているのに、です。そのことのために、ずいぶんと人を傷つけたり、不快な思いにさせたのではないか、と最近反省ばかりしています。
お取次は、自分の生き方や性格のクセを鏡のように照らして下さるところがあります。それを、素直に受けていったらすばらしい人生を歩めると思います。
先輩の大長老の先生が、「信心とは自分の内側を見る目をもつことだ」と教えて下さいました。大事なみ教えとして胸に刻みつけています。
教会長先生はお元気ですか。手術後時間も経って、だいぶ自由に飲食出来るようになったとおっしゃっていましたが、ご霊地行きも多く、海外もあって、ご多忙のゆえ体に無理がいかないか案じております。
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