| みき君、ようこそ。モロです。
大学受験ですか。大きな難関ですね。悪戦苦闘した昔を思い出します。 私は、高校時代に吹奏楽を始めました。寝ても覚めても音楽のことを考えていました。夏の少年少女全国大会に参加し、パレードにどんな曲をするか、どんな隊形やステップで行進するかなどに腐心していました。フォーゲル活動もやっていましたが、その頃はまだソアーリングはなく、ソフトボール大会や行進大会に出ました。
そして、8月の終わりに東京で行われていたコンターなる隊別の合同キャンプに参加したのを区切り目にして受験態勢に入りました。 しかし、やはり甘かったんですね。一浪するハメになってしまいました。なかなか始めから自分の甘さに気づくことは出来ないものだなあ、と思ったものです。人生最初の大きな挫折でした。
「人間は、皆悩んで大きくなる」と申しますが、挫折は私にとって大きな心の栄養になりました。最初から挫折を良しとするのでは挫折にも何にもなりません。精一杯やってこその挫折です。
親先生に、甘え、逃げと指摘されたとのこと。自分には見えないことがお取次を通して明らかになるんですね。課題をもって生きることは大切です。スポーツでも、習い事でも、当面、自分は何が弱点なのか、何をマスターすべきなのか、何をどう心がけて改善すればいいのか、という課題をもって練習するのと、漫然と練習するのとでは全然上達度が違います。
人生にも、生き方というものがあります。「課題をもって生きる」、これすごく大切だと思います。
みきさん、受験という大きな関門も、人生上、信心上の大切な稽古になります。どうぞ、よい時期を過ごされますように。
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