| Masaです。
船での経験を書かせて頂きたいのですが、今回は、船に乗るまでの話を少しだけ書かせて頂きます。
昨年9月下旬より、イギリスのSteiner London Academyでの研修+面接を受ける為に、日本を発ちました。研修生は現地のYMCAという、ドミトリーに滞在します。3人相部屋で、自分の最初のルームメイトは、オーストラリア人と、ブラジル人でした。研修に来るタイミングは人によって違い、職種や、船の空きのポジション等の関係から、人は、出たり入ったり、なので、この後、6週間の滞在中に、何人も違う人と、一緒に生活をすることになりました。
自分は、フィットネストレーナーという役職で応募。研修は、朝早くから夜10時までと最初の3週間は、一日の休みもなく続きました。ここでは、パーソナルトレーナーとしての技術はあって、当たり前、それ以外の事を求められる事が多かったように思います。船では、クラスも担当する事になるので、ヨガ、ピラティス、スピニングクラスのトレーニングを受けます。エアロビクスクラスのテストもされました。ここでは、何かを習いながらも常に審査され、パス出来なく、しがみつけない者は、その場を去ることになります。
この研修中で重点をおかれ教え込まれる事は、、、セミナーです。船の上では、「Detox for Health and weight loss(健康と、減量の為の、デトックス(解毒))」や、「How to increase your metabolism(新陳代謝のあげ方」等のセミナーを開催し、一対一もしくは一対二のコンサルテーションの予約を取り、そしてコンサルテーションを行います。
英語を母国語とするネイティブ達が口をそろえて、ハードだと言うこのトレーニングは、英語を母国語としない者にはさらにハードルが高い試練となりました。
かなり話すと言う事が、仕事の中でキーポイントになっており、それができない者はネイティブであっても、やはりかなり苦しむことになります。
この試練の中で、自分は自分の力の何倍ものパワーを発揮し続けることができました。これは、本当に、信じられないぐらいの力で、次第に、これは自分に船へ行け、行って世界を見て来いという意思に感じられるようになりました。
船へわたる最終試験の直前に、体中に蕁麻疹がでて、2度、緊急病棟に行くことになります。最終試験を受けることができず、その追試のテストの前夜も、まだ熱にうなされていました。電話でお取次ぎを頂きました。「試験を受けさせてください」と。翌日熱は、下がり、体中に出ていた蕁麻疹もおさまり、無事に試験を受けることができました。合格通知をうけたその日は、祖母の誕生日でした。そして、その二日後に、タヒチへ飛び、その後、9ヶ月間の時間を過ごすクルーズ船、Sun Princessに乗船。 こうして、私の船の生活が始まりました。
奇跡の連続を体験し、その中で、神様の働きを十二分に感じることになります。
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