大崎教会
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おおさきだよりメルマガ 105(通算389)号 2010(平成22)年7月号
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      おおさきだより メルマガ 105号 (通算389)
        2010(平成22)年7月号
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*****<今月のことば>***********************************************

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  ◇◇◇ 天地と響き合う詩人の心 ◇◇◇
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 詩人・北原白秋は、『洗心雑話』に、次のように書いています。
 「『ありがたや、やなぎがさんらんと光るわ、そっと根に腰をおろいて、さ
て、そっと行こかの』 私のこの短唱もこの心をうたったものにほかなら
ぬ。ちょうどこれと同じようなことを、あの学問も何もなかった金光教の教祖
が教えている。『皆の衆や、木の根に腰をおろしてやすましてもらったらの、
立ちあがるときは、はあ、ありがとうございましたとお礼申す心でゆかっしゃ
れ』と。」

 金光大神様は農民であり、「露が草木にきりきり舞いこんでいる」というよ
うに、一枚の葉に宇宙を見、一吹きの風に神を感じておられました。これは、
詩人の心にも通ずるのでしょう。

 詩人「まど・みちお」さんは、25歳で北原白秋に認められ、百歳を迎えた今
では“最後の本物の詩人”と評されています。誰でも知っている次の童謡は
「まど」さんの詩です。

<ぞうさん>

ぞうさん/ぞうさん/おはなが ながいのね/そうよ/かあさんも ながい
のよ

 ぞうの子は、「ハナが長いのね」、つまり「お前はヘンだね」とからかわれ
た。でもゾウは、しょげたり、腹を立てたりせず、うれしそうに「母さんも長
いのよ」と答えます。自分の好きなお母さんと一緒だということを誇らしく思
っているからです。 本当にゾウがゾウとして生かされていることは、何とす
ばらしいことでしょう、と「まど」さんはいうのです。
 目の色が違い、肌の色が違う。違うから、仲良くしようということにつなが
っていきます。

 「まど」さんは、自分はふしぎがりだと言います。何を見ても、ふしぎだな
あ、と思うといいます。人生には「?」クエスチョンマークがいっぱいだ、と
いうのです。そして、時にそれが「!」感嘆符になるのです。池で泳ぐ魚が作
り出す波紋を見て、「なんて美しいんだろう」といつまでも見ほれます。
 散歩道でセミのぬけがらを見つけます。ふしぎだなあ、と思うのです。なぜ
生まれたばかりで、あの鳴き声で歌うことができるのだろう、と。

<セミ>

土の中から けさ でてきて/もう セミが うたえてる/ならったことも 
ない/きいたことも ない/とおい そせんの日の うたを/とおい そせん
の日の ふしで/たいよう ばんざい ざいざいざい/たいよう ばんざい 
ざいざいざい/

 年を取ることには人生の悲しみが伴います。妻のアルツハイマーにはほとほ
と困りました。しかし、ちょっと見方を変えることによって、人生が一変しま
す。「アルツのハイマ君」と友だちのように呼んで、大爆笑。すると妻との日
常がまったく別のものに見えてきたというのです。

<トンチンカン夫婦>

満91歳のボケじじいの私と/満84歳のボケばばあの女房とは/この頃/毎日競
争でトンチンカンを/やり合っている/
私が片足に/2枚かさねてはいたまま/もう片足の靴下が/見つからないと騒
ぐと/彼女は/米も入れていない炊飯器に/スイッチ入れて/ごはんですよう
と私をよぶ/
おかげで/さくばくたる/老夫婦の暮らしに/笑いは絶えず/これぞ天の恵み
と/図にのって二人ははしゃぎ
明日はまたどんな/珍しいトンチンカンを/お恵みいただけるかと/胸ふくら
ませている/厚かましくも/天まで仰ぎ見て……

 悲しみの中でもっとも悲しかったのは息子の死。父親としてどうしようもで
きなかった悔いがあるのです。日記に、「ごめん、ごめん、ごめん」と書きま
す。「なんぼう謝っても、もどりゃせん」とも。
 「私は何も助けてやることができなくて、あれ、むこうへ行ってしまったん
です。最後的には、泣いとるだけです。『命』っていう言葉を、人間がもって
いるのが、救いみたいな気がします。『命』っていう言葉がもしなかったら
ば、もだえ死んじゃうみたいな感じ。そのことだけで、何もなくて、『命』と
いう言葉があるおかげで、涙を出すことができます。その涙がしみじみとわが
身を潤してくれます」と語ります。

 「涙を流したら、自分のまつげのところに、ちいさな虹を見た」と言いま
す。「自分のまつげのところにいつも虹があるんです。涙が出さえすれば虹に
なってるんです。ただ私自身がきづかないだけで。涙は本人に身近なもので、
本人だけが持ってる最後の一滴みたいなものですからね。涙がもっている虹っ
ていうのはすばらしいですよ」と語ります。

 家族や友人、多くの死を見送ってきて、ある日夕陽を眺めてふと気づいたこ
とがあります。今日という一日の終わりは、どこか死に似ているということ
に。

<れんしゅう>

今日も死を見送っている/生まれては立ち去っていく今日の死を/自転公転を
つづけるこの地球上の/すべての生き物が 生まれたばかりの/今日の死を毎
日見送りつづけている/ なぜなのだろう/ 今日の「死」という/とりかえ
しのつかない大事が まるで/ なんでもない/「当たり前事」のように毎日
/毎日くりかえされるのは/つまりそれは/ボクらが/ボクらじしんの死を/
むかえる日に/あわてふためかないようにと/あの/やさしい天が/そのれん
しゅうをつづけて/くださっているのだと/気づかぬバカは/まあこのよには
/いないだろうということか

 詩人の心は天地と響き合って、日常にひそむ奇跡と神秘を発見し続けるので
しょう。

    (NHKスペシャルの「ふしぎがり〜まど・みちお 百歳の詩〜」
     の中からの引用があります。)

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信行期間
7月16日(金)〜 31日(土)
      ご祈念 午前 5時半
          午前10時
 午後 4時

 *『祈りのノート』に名前を書いて、人のことを祈りましょう。
  『祈りのノート』は教会にあります。

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<7月のこよみ>

3日(土)〜4日(日) 信心一泊研修会
6日(火)朝10時 月 例 祭
  教話「これで済んだとは思いません」御田教会長・金子恵先生
11日(日)朝10時 KFいわお隊集会
11日(日)正午 KFいわおリーダー会議
14日(水)朝10時 手作りの会
16日(金)朝10時  月例祭
教話・前橋教会 土居 智先生
18日(日)昼12時半 東京平和集会(金光教館)
24日(土)夜7時 わさび会
25日(日)朝10時 KFいわお デイ・キャンプ
25日(日)朝10時 ねっこの会
26日(月)朝10時     月例霊祭

8月1日(土)朝10時 信 徒 会 役 員 会(8月度)

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ご本部参拝(生神金光大神大祭)

10月2日(土)〜3日(日)

宿の予約の関係で参拝希望者は7月16日までに教会へお申し出ください。

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<一泊研修会>

7月3日(土)〜4日(日)   「いこいの村あしがら」にて

3日(土)昼12時30分教会出発。4日(日)正午まで研修。
昼食後教会に戻ります。
テーマは、「私の信心のルーツ」です。
親の信心、導いてくれた人の信心など、自分の生き方の芯になっていることを
語り合い、学び合います。
その中から何をどのように人に伝えていったらいいか考えましょう。
参加費は、交通費、1泊2食を含めて11,000円です。(4日の昼食は各自で)

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<気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時 1回200円
 7月1日、 8日、 15日、 22日、 29日

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<金光教の時間>
  ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分

「こころの散歩道」第5回 ごめんね 7月 4日
保護観察ってなんやろ 7月11日
命へのまなざし 7月18日
美しい宇宙船 7月25日
語れなかった戦争 8月 1日
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金光教大崎教会
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