大崎教会
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おおさきだより メルマガ 194号 (通算478) 2017(平成 29)年12月号 □■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
      おおさきだより メルマガ 194号 (通算478)
        2017(平成 29)年12月号
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 *****<今月のことば>**************************************

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  ◇◇  今生の別れと再会    教会長 田 中 元 雄 ◇◇
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 著名な宗教学者の岸本英夫という方がおられた。客員教授としてアメリカの大学で教えているとき、癌になった。当時ガンは死病であった。岸本氏は突然の癌宣告に慌てふためき、恐怖におののく。「生きたい」との思いに駆られ、どうしたら、己の死の問題を乗り越えられるか、とことん考えた。そして、『死を見つめる心』という本を著した。
 アメリカから帰国するとき、親しくした人々と涙の別れ、悲しみと痛みを伴う別れをする。今生の別れである。その経験も含め、死とは、もっとも大がかりな、すべての人、すべての事柄との全面的な別れである、と考えるに至る。
 この岸本英夫先生の「死は大いなる別れ」について、岸本先生の愛弟子である薗田稔京大教授(当時)(秩父神社宮司)と話したことがある。薗田氏は、「私は少し異論がある」と言われる。「どういう点がですか」「うーん」としばし考えるので、私は、「また会おう、という感じですか」と尋ねた。「そうそう。また会おう、という感じですね」そんなやり取りをしたことが印象深く残っている。

 私が27才で留学したミードビル神学校の同期生で、ビル・シュルツという親友がいる。後にユニテリアン教団(UUA)の会長を8年間務め、その後、アムネスティ・インターナショナルUSAの会長を3期12年務め、「アメリカ合衆国でもっとも人権にかかわる実績を上げた人物」と評価されている。今はUUA教団の国際人権部長の職にある。
 その親友が、奥さんを連れて中国を訪問の帰路、ぜひ会いたいと二年前に来日した。日本滞在は三日間。そのまん中の日にわが家を訪れ、わが家族と夕食を共にした。
 昔話をたくさんした。ジョークが好きで、昔のお互いのことを話しては大笑いした。
 その短い時間のなか、二人だけになった瞬間、ビルはわたしの両肩をつかんで、「本当のところ、体の具合はどうなんだ」と尋ねてきた。「今は予防的に抗ガン剤治療をうけている。体の調子はいいよ。まあ、三、四年は生きられそうだよ」と冗談っぽく笑って答えた。
 翌日の帰国のため成田空港近くのホテルに泊まるので、真人運転の車で送った。道中でもお互いの近況についてしゃべり通した。ホテルの玄関に着き車を降りると、ビルはハグしてきて、耳元で、「元気でいてくれ」と言った。私は思わず「また会おう」と返した。
 かれは、来日前のメールで、「お互い年を取った。会うのは最期の機会だろう」と言ってきた。かれは今生の別れを言いにきたのだ。そのかれに、なぜ私は「また会おう」と言ってしまったのか。なんといい加減なことを口走ったんだろうか、と後悔の念をもってくり返し思い返した。
 ビルは、帰国するなりメールをよこした。「飛行機が成田を飛び立ったとき、私の目から涙があふれた」と書き出していた。家族のもてなしがいかにすばらしかったか、モトオの友情がいかに自分によい影響を与え続けてきたか等々が心にしみ入るように綴られていた。
 私は、後になって、薗田教授と岸本先生の話をしたとき、死に臨んで、「また、会おう」という再会を約することばについて語り合ったことを思い出した。ビルに、「また会おう」と言ったのは、そんな思いが含まれていたのだろうか、と考えてみたりもした。
 人間は、死してなお生きる。死んで、いっそうハッキリとしっかりと生きるということがあるのかも知れない。そんな思いにもならされた。

 私はこの春、妻を亡くした。もう二十年も前からその日が来ることは覚悟していた。この数年は、今日が最期かも知れない、これが最期かもしれない、という覚悟の中に暮らしてきた。繁美はある夜、さめざめと泣いていた。彼女の、この世との今生の別れだったのだろう。
 彼女との今生の別れを数重ねて、ついにその日を迎えた。覚悟はとっくに出来ていた。彼女の死に顔は微笑んでいるように見えた。
 肉体の死は御霊の誕生。それが実感として感じられる日々を送っている。私たちの子どもたちがそう感じてくれていることが、繁美の臨在感をいっそう確かなものにしてくれている。
 因みに、「さよなら」は、中国語、ドイツ語では、「また会いましょう」という意味のことばである。現世における今生の別れと、次元を異にする再会。それは、いつでも、どこでも、共にあるというべき再会ということであろうか。

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<12月のこよみ>
2日(土)昼2時 室内運動会(上神明小学校体育館)
3日(日) 昼3時 信徒会役員会納会
6日(水) 朝10時 月 例 祭
12月のお誕生日の方は玉串をお供えしていただきます。
7日(木)朝10時 手 作 り の 会 納 会
会費一人500円。お昼を皆でいただき、好きなものを手作りします♪
10日(日)昼12時 世界平和を祈る集い
昼1時 本 部 報 徳 祭
お供えは6日(水)までに教会までお届けください。
11日(月)昼2時46分 震災から6年9ヶ月目の祈り
16日(土)朝10時 月 例 祭
教話 本中野教会長 浅野善雄先生 「与生を生きる」
昼3時 いわおフォーゲル隊 鍋集会
17日(日)夕4時 わさび会忘年会
26日(火)朝10時 月 例 霊 祭
12月のみたま様ゆかりの方から玉串をお供えしていただきます。
30日(土) 朝11時 越 年 祭
2018年(平成30年)
1月1日(祝) 朝11時 元 日 祭

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【御礼祈願お届け(越年祭)】
○今年一年のおかげを受けてきたお礼、至らざることへのお詫び、新しい年へのお願いなどを書き記し、越年祭までにお届けください。
○一人一枚ずつ、あるいは、家族毎に書いてください。

【越年祭】 十二月三十日(土)午前十一時
今年うけたおかげに感謝の祈りを捧げます。

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【元日祭】 一月一日(祝) 午前十一時
新年の平和と幸せを祈ります。

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【初 祭】 一月六日(土) 午前十時
新年初の月例祭です。

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【いわおフォーゲル隊 いわおなべ集会】
12月16日(土)15時教会集合、18時半解散予定
今年最後の集会は、毎年恒例 鍋集会 ! スペシャルなべを作ります! ☆
ぜひ、ご家族そろってご参加ください♪

持ち物 : 隊服・ネッカチーフ、参加費一人300円、白いご飯一人分
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【わさび会 忘年会】
12月17日(日)16時〜 わさび会 忘年会(手巻き寿司)

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【首都圏布教130年記念団体参拝】

平成30年6月9日(土)〜10日(日)
参拝の方は、12月16日までに教会までご連絡下さい。

・ 9日、首都圏布教130年御礼祈願祭に参拝(修徳殿にて)
 引き続き、やつなみホールでお直会
・ 10日は教団独立記念祭に参拝(ブラスバンド演奏や、ソーラン節もあり)
・ 費用: 37,040円、ジパングの方は31,840円
 交通費&宿代含む(食費は含まれません)
宿泊: アパホテル倉敷駅前(シングル・ツインから選択) 
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<金光教の時間> ニッポン放送 1242kHz  日曜日 午前4時30分
  ニッポン放送 日曜日 午前4時30分  制作・金光教放送センター

 12月3日 二度とあんなことは言わない
 12月10日 無神論者の夫が…
 12月17日 神様がつけてくださった道
 12月24日 笑顔のわけ
 12月31日 真夜中の電話
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<気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時 1回200円
 練功十八法、三線放鬆功、十三勢太極気功他
 毎週木曜日 夜7時〜8時
12月7日、14日、21日
(28日と、1月4日はお休み)

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金光教大崎教会
 〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10
 TEL (03)3782-0049
FAX (03)3782-0429
郵便振替 00120-5-36675
URL http://osaki.konko.jp
facebook http://www.facebook.com/osaki.konko
e-mail: osaki@konko.jp
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