おおさきだよりメルマガ152号(通算436)2014(平成 26)年6月号
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おおさきだより メルマガ 152号 (通算436)
2014(平成 26)年6月号
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*****<今月のことば>**************************************
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◇◇ 病恩 病徳 ◇◇ 教会長 田中元雄
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今も、ある青年の悩み多き青春時代のことを時々思い出します。その青年は
鼻に病気がありました。鼻が詰まって、頭痛がするのです。毎日参って、「鼻
がよくなりますように」とお願いして仕事に行っていました。
そのうち、そのことをお願いしなくなったので、「鼻はどうなりました
か?」と尋ねると、「いえ、それよりも、職場の上司が私のことを邪魔者扱い
して、他の部署に移してしまいました。今の所は私には合わないので、元の場
所に戻れるように神様にお願いして下さい」と言います。来る日も来る日もそ
のことをお願いして会社に行きました。
ところがしばらく経つと、そのことを願わなくなりました。「職場の部署の
ことはどうなりました?」と尋ねますと、「いえ、それよりも、今働いている
場所にいる女の子が好きになりました。その娘は私に気がありそうなそぶりを
見せて、他の男の人と付き合っています。苦しくて仕方がありません。どう
ぞ、その子と付き合うことができますように」と言います。
ふーむ、大事の前の小事は吹き飛んでしまうのかな、と思ったことでした。
そのことが微笑ましくもなつかしく思い出されるのです。
人間、大きな問題を抱えると、小さなことはどうでもよくなる。阪神淡路大
震災の被災者が、「ゴルフの優勝トロフィーが家内からいくら言われても捨て
られなかったけど、この震災に遭って、もう何も要らないと思うようになり、
すべて捨てました」と言っていました。
生き死にに関わるような大病をしてみると、日頃不足や腹立ちの原因となっ
ているようなことも、「どうでもよい」と思えるようになったりします。それ
とは逆に、日常の些細なことと思えるようなことからも、それが何ものにも代
えがたい大事なものだと思えてきたりするのです。
例えば、癌にかかった若い医師が死の三週間前に詩を書きます。その中に、
「食事がたべられる/夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる/空気をむ
ねいっぱいにすえる/
笑える、泣ける、叫ぶこともできる」そんなすばらしいことを誰も喜ばないの
はなぜだろう、といぶかっています。皆は「あたりまえ」と笑って済ますけ
ど、それらを病のために失った者だけが、そのすばらしさ、有り難さを知って
いる、というのです。
やはり癌にかかって余命一ヶ月と宣告された若い女性が、ブログに、「もう
私、元気になったらすごい人間になれると思うよ」と書いたそうです。もっと
自分の人生を大事に過ごしてくるんだった、という悔い がにじみ出ていま
す。しかし、そのような真実を、生きている間に悟り得た喜びも思いの中に秘
めているようにも思えます。 失った者のみが知る、「今」という一瞬の中に
存在していることの奇跡。命の一刻を惜しむ心根。そのことを知らずに浪費す
ることの勿体なさを知っている、という逆さまになったような世界観。自分は
もう生きられない、と知っているから、今日一日のかけがえのなさをいとおし
む。時が無限にあるように思っていた時には平気で時間の無駄遣いをしてしま
ったけれど…。
病気をしてみるのもいいもんだ、とさえ思えます。見えないものが見えてく
る。大事なものが分かってくる。それを知った者は、時間のかけがえのなさを
知ることになり、人生の過ごし方がまったく違って濃密になってくるのです。
本教には「病恩」「病徳」ということばがあります。普通なら病難と捉える
ところを、病気になったおかげで知り得たことへの感謝も込めて、「病恩」と
いいます。病気を通してわが魂を磨き、徳を頂くという喜びの表現としての
「病徳」です。
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<金光大神のみ教え>
○やれ痛やという心で、ありがたし、今みかげをという心になれよ。
○人の身が大事か、わが身が大事か。人もわが身もみな人。
○天が下に他人ということはなきものぞ。
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教団独立記念祭(本部) 6月8日(日)午後1時半〜
本教は、明治33年、一教として独立し、独自の布教活動ができるようになりま
した。こうした教団独立に生命をかけられた先人の志を受け継ぎ、教団活動の
展開を神様に祈願する祭典です。
※お供えは6日(金)までにお届けください。
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首都圏布教御礼祈願祭(本部)
六月七日(土)午後五時〜 北ウィングやつなみホールにて
神様、教祖様、金光四神様そして首都圏布教に尽力された直信、先覚先人のご
霊神に対し今日までの首都圏布教の御礼と、ここからの展開を祈願する祭典で
す。
記念講話 金光英子先生(金光図書館長)「若き日の教祖さま」
※祈りのノートをお供えさせていただきます。
※東京センター3階ホールでは、同日程で遙拝式が仕えられます。
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<秋のご本部参拝> 10月4日(土)〜5日(日)です。
参拝積み立てを開始しています。一口5千円です。名前だけでもお申し込みく
ださい。
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<6月のこよみ>
1日(日)朝10時 信徒会役員会(6月度)
6日(金)朝10時 月 例 祭
9日(日)昼1時半 教 団 独 立 記 念 祭 (本部)
15日(日)朝8:10教発 東 京 散 歩 (江戸城跡)
引き続き わさび会
16日(月)朝10時 月 例 祭
教話 代々木教会長 湯川光信先生
19日(木)朝10時 手作りの会
22日(日)朝9時 いわお集会(東日本連盟集会)
26日(木)朝10時 月 例 霊 祭
29日(日)朝10時 信徒会役員会(7月度)・第1回バザー実行委員会
30日(月)夜7時 上 半 期 感 謝 祭
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<上半期感謝祭> お願い一ぺんに お礼十ぺん
6月30日(月)夜7時
一年の上半期が終わる日、半年間お守りいただいたことを神様にお礼申し上
げ、さらに下半期の願いをたてるお祭りです。
〈御礼祈願お届け〉(用紙は教会にあります)
「御礼祈願お届け」にお礼とお詫びとお願いを書き記して、感謝祭までにお届
け下さい。日々ご祈念させていただきます。
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<東京散歩> 6月15日(日)
400年の時を経て いざ、江戸城へ!!
かの東京都公認ガイド・大嶋宏氏がおもしろおかしく案内してくれます。
皇居内部ですが、そこにかつてあった江戸城の姿を思い描くことができます。
普通では味わえない旅となるでしょう。
集合:教会集合・出発→午前8時10分(時間厳守)
? 現地集合→都営地下鉄三田線・大手町駅 大手町方面改札に午前9時
(神保町駅寄りの改札口を出たところ)
費用:参加費1人500円+電車賃(片道216円)+昼食代
当日の予定: 2時間程度の江戸城跡ツアー。?(11:30終了予定)
その後、東京駅を外観より案内して頂き、昼食後解散です。
☆雨天中止
☆約2.5キロ歩きます。歩くのに自信がない方は、途中までの参加もOKで
す。
☆履き慣れた靴と水分は必須です!
解散後は引き続き、わさび会☆ みなさん奮ってご参加ください^^
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<フォーゲル集会>
6月22日(日)9:45現地集合〜15:30解散(8:15教会集合)
6月は、東日本連盟の連盟集会!
夏のキャンプに向けて、飯ごうすいさんをします☆
かまどでご飯を作っておいしく食べて、楽しく遊びましょう!
テーマ『実意(じつい)にいきる』』
場所:横浜こどもの国(最寄り駅こどもの国駅)
参加費:高校生以上 600円
小中学生: 200円
幼児:100円
乳児:無料
持ち物 : ネッカチ・隊服(貸し出しあり)、タオル、動きやすい服装、
水筒、軍手(小学校4年生以上)
申込み:教会にご連絡ください。
他の隊のお友達もくるよ☆みんなの参加を待ってます!
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<一泊研修会>
7月12日(土)〜13日(日)
テーマ「人を助けてわが身助かる道」
私は神様とどんな時に、どのようにつながっているのでしょうか。
また、神様とつながっている私は人〈他者)とどのようにかかわり、つながっ
ているのでしょうか。「人を助けてわが身助かる道」といわれる中身を、めい
めいの体験の中から探し求めてみましょう。
12日午後1時教会集合。車で往復します。
現地に直接行く方は申し込み時にその旨お伝え下さい。
会場 : マホロバマインズ三浦
(京急 三浦海岸駅から送迎バスで5分)
海が見える景色の美しいところです。
1泊2食 12,000円+13日昼食代
○12日夕食・13日朝食とも豪華バイキングです
○ 温泉大風呂もあります
○申込み〆切 6月8日
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<気功教室> 毎週木曜日 夜7〜8時 1回200円
練功十八法、五禽戯内家功、十三勢太極気功他
6月5日、12日、19日、26日
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<金光教の時間> ニッポン放送 1242kHz 日曜日 午前4時30分
ニッポン放送 日曜日 午前4時30分
あなたへの手紙 制作・金光教放送センター
6月1日 第4回(神様の心とは?/妻の料理がワンパターン)
天地は語る 制作・金光教放送センター
6月8日 第1回(今こそ天地の開ける音を)
6月15日 第2回(人の時間・神様の時間)
6月22日 第3回(神は頼まれるのが役目)
6月29日 第4回(心配りって何?)
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金光教大崎教会
〒142-0041 東京都品川区戸越5丁目13-10
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