2003（H15）年10月
三代教会長　田 中 花 枝

ご大祭をお迎えして思うこと

　九月二十八日、教祖百二十年生神金光大神大祭の御祭を教会広前で心込めて遙拝させて頂きました。思えば私は今年は一回も御本部へお引き寄せ頂けなかった。別けてもこの式年の日にお引き寄せ頂けない相済まなさで一杯でしたが、遙拝させて頂いていて、心が清々しく、生神金光大神さまに御礼を申し上げられたように思えて、こんな私を神様お許し下さったんだナと嬉しく思いました。
　元雄先生から当日の午後三時頃、京都から御本部生神金光大神大祭は盛大であったこと、首都圏参拝団参拝帰途京都観光組一同楽しく京都に着いたこと、直帰組は新幹線の中であろうとの電話を受け、参拝された皆さんそれぞれおかげを受けられたのだなあーと思い、神様に御礼申し上げながら、参拝出来なかった寂しさを沁々と感じました。
　参拝出来なかった理由は、八月十九日、不注意にも厨房で椅子に腰掛けて作業し終えた時、椅子から滑り落ちて右足大腿部骨折したからです。入院して、脚に三本の金属棒を入れる手術をして頂き、それからリハビリを受け、早くても一ヶ月位はリハビリをしてから退院と言われていたのですが、手術して三週間ほどで退院のおかげを頂きました。遠い病院ですのに、わざわざ励ましのためにお見舞い下さった方々、私の不名誉の負傷のために全快を心込めて祈って下さった方々、私のため日常の生活を犠牲にして御用下さった方、家族を含めて関わりある方々に心を込めて頂きましたことで、何とお礼を申し上げてよろしいか分からない位です。
　今現在も歩くリハビリ中です。表へ出ることは少ないのですが、教会の中を歩くのがリハビリになっています。まだ歩く前には決心をして立ち上がります。手術した部位そのものは全然痛くないのですが、歩行するための筋肉が大変痛んでおります。
　今日は大崎教会の教祖百二十年生神金光大神大祭を、御礼と喜びの心一杯でお仕え出来ますことはありがたい事でございます。
　私の骨折入院の間にも、神様から色々と見せて頂き、み教え下さったことを心に銘り刻み、御礼の信心をさせて頂きたいと念願しております。
　今日皆さんと教祖百二十年生神金光大神大祭のお礼の御祭りを、お仕えさして頂け、これを期に思い新たに信心を基としての日々みかげ蒙って進まして頂きたいと思います。