| 富平さんの朝参りにかける姿勢は壮絶と言ってもいいほどです。 今は定年退職して、ダンスに情熱を傾けて悠々自適の生活ですが、現役時代は、朝参りしないときは出張中と分かります。カゼなどで40℃の熱を出してもお参りをしてから会社を休む、という具合です。 受洗名をもつ義母は晩年、富平さんの運転で教会に何度かお参りをされました。そして、毎朝毎朝、冬は真っ暗な中教会にお参りに行くのを音で聞いていて、えらいなあ、よく続くなあ、と感心していたと言います。 ご本部にお参りして、夜など、われわれが2次会で盛り上がっていても、エイトマンは9時にはふとんの中です。あそこまでは、私には出来ない。 一度崩れると元へ戻すのが大変だから、というのがご本人の弁です。
その習慣は、若かりし頃に父上から受け継いだもののようです。父上は、金光教信徒会の創設者・隅田武彦氏です。布地のスフを発明された科学者です。札幌にいる頃、新雪40pの中を雪かきしながら朝真っ暗な中札幌教会まで参拝したということだそうです。筋金入りなんですね。
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